10章
誤字脱字報告よろしくお願いします。
1
ゲーム終了から三日。学園は、何事もなかった顔をしている。授業。模擬戦。ランキング更新。けれど。俺を見る目が、変わった。恐れでも尊敬でもない。
――計算。
距離を測る視線。
「有名人だね、白斗くん」
昼休み。屋上で夏芽が言う。
「望んでない」
「でも否定もしない」
図星だ。
「記憶、戻った?」
「断片だけ」
白い部屋。コードネーム。歓声。
「全部は?」
「まだ」
夏芽は少しだけ安心した顔をする。
「全部戻ったら、いなくなりそうだから」
「どこに行くんだ」
「遠いところ」
冗談めかしているが、本音が混ざっている。その時。屋上の扉が開く。月城彩葉。
「二人とも、来なさい」
拒否権はない。もう慣れた。
2
生徒会室。彩葉は机に数枚の資料を広げていた。
「これは?」
俺が問うと、彼女は淡々と答える。
「鳳凰寺財閥・特別育成計画の再始動案」
空気が変わる。
「……再始動?」
「ええ。あなたが“壊れていない”と証明されたから」
画面に映る、見覚えのあるロゴ。鳳凰寺。オーディナル・ゲームの統治者。
「政府も動いているわ」
「何のために」
「管理よ」
彩葉の声は冷たい。
「あなたの存在は、国家レベルのリスク」
「ずいぶん大層だな」
「自覚がないのが問題」
一拍。
「彼らは、あなたを“兵器”として扱う」
夏芽が拳を握る。
「そんなの、許さない」
「許す許さないの問題じゃない」
彩葉は、まっすぐ俺を見る。
「選択の問題よ」
「選択?」
「従うか。逃げるか。それとも――」
わずかに、口元が上がる。
「利用するか」
静寂。窓の外で、風が鳴る。
「どうするの、白斗」
夏芽の声は、真剣だ。俺は資料を見下ろす。IF。作られた才能。封じられた記憶。
(……自由が欲しい、か)
昔、そう言った。なら。
「利用する」
二人が同時にこちらを見る。
「従わない。逃げない」
視線を上げる。
「向こうが俺を使うなら、俺も向こうを使う」
彩葉の瞳が、わずかに細まる。
「面白い答えね」
「退屈なのは嫌いだろ」
「ええ。とても」
彼女は資料を閉じる。
「なら、正式に組みましょう」
「組む?」
「生徒会と、あなた」
その言葉は、対等だった。
「目的は一つ」
静かに、告げる。
「鳳凰寺財閥の“内側”へ入る」
屋上の風より冷たい計画。学園のゲームは、前座だった。ここからは。本当の盤外戦。俺は立ち上がる。
「案内しろよ、会長」
「命令しないで」
でも。彩葉は、確かに笑っていた。
皆様の中にはもうお気づきの方もいるでしょうが、、実はっ!!!!
―――ルビを入れるのをサボっています。というか入れてません。
なぜならめんどくさかったからです。これからもルビは入れないつもりです。重要なモノにはルビ入れますよ?流石に。
傍点、、、?そんなものありましたっけ。ということでめったに使いません。傍点は。
時間があればね?やるつもりなんですが、遊んだり寝たりゲームしたり遊んだり寝たr....が大変ですからね。誰か時間をくださいな?




