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短編

「視界」

作者: hakucv


 私は道を歩いている。ふと目線を上にあげると、誰もが手元を見つめていた。その日常を確認して、目線を戻す。

 そのまま歩いていると、手元の誰かの投稿に興味を引かれた。


 「上を見てみろ、とんでもないものがある。」


 目線を上げてみる。しかし、そこにあったものは手元を見る人間しかいない。

 なんだ戯言か。そうして、私はまた手元を見つめる。


 「上やばい。見えちゃいけないものがある。」


 同じような投稿が目に入る。珍しいと思いつつ、また目線を上げる。そこには、晴天の下で手元を見つめる人がいる。他にもこの投稿を見たのだろうか。誰かと目が合ってしまい、慌てて視線を戻す。

 手元では誰もが声を揃えて「上だ。」と言う。



 その後、私は何度も確認した。でも、上を見たところで何も無かったじゃないか。



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