「緊急事態とは。」と俺は俺に問いかける。
「緊急事態」って?
俺は、すぐバーストを相手が打ってこれない場所に隠した。それからカリン副隊長が応急処置をしてくれた。「よし俺が行ってくる。」
とサット隊長。あの一発で相手の場所が特定できたのだろう流石は一応隊長格。隠れている場所からでも聞こえる。刀を銃で跳ね返している音。銃声。それから少したち音が静まると。
「わはははは。隊長格も弱くなったもんだぜ。あっ聞こえてるかな~サット隊長だっけまぁいい。そいつは俺様が殺したぜ。」
と相手の声が聞こえてきた。ヤバイサット隊長までやられてしまったのか。くよくよしてもしょうがないと、俺とカリン副隊長は、顔を見合わせて「逃げよう」と決意した。
俺は、バーストを抱え必死に走る。カリン副隊長も道具を持って必死に走る。そんな時、後ろから
「お~い二人とも騙されやすすぎだって(笑)」
と後ろの方からサット隊長の声がした。その瞬間一生懸命に走っていたカリン副隊長が、急に足を止めて言った。
「サット隊長そんなことをするためだけに、ボイスマスクを買ったんですか。」
と。ボイスマスクとは敵に変装して基地の中に入るときなど、敵をおびき寄せるための罠に使ったりする物だ。値段は高額で、俺のような任務を与えられていなかった人には手が出せない代物だ。そんなものを、いたずらのために使うとなると今さっきまでの、尊敬が消えてしまいそうになった。サット隊長が走りながら言う。
「あっそうだった。今さっき敵が、この基地何十秒後かに消し飛ぶらしい情報維持とかなんか言ってたけどそういうのはどうでもいいや。それじゃあ俺は先にバースト連れて、逃げてるね~。」
とサット隊長。
「そんな緊急事態なら先に教えてくださいよ。サット隊長隊長を怒るのは後にします。」
とカリン副隊長。
「よっしゃー。敵さんありがとー」
と遠くからサット隊長の声が小さく聞こえてきた。俺は心の中で「緊急事態とは」と自分に問いかけた…
俺とカリン副隊長は無事外に出ることが出来た。
「おー無事だったか。よかったよかった~。」とサット隊長が笑いながらいう。
「サット隊長隊長。大切なことを忘れていますよ。」
とカリン副隊長が、怒りの笑いを浮かべている。
「いやー全然よくなかった~。」
と言いながらサット隊長が逃げ回っていた。それを見てバーストも痛いはずなのにいつもの笑いを浮かべている。俺も笑った。
最近喉の調子が悪く寝込んでいました。(ネコ好き)皆さんも季節の変わり目?だと思うので体調気をつ付けてください。それではいつもの
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