those who seek strength
ウィープレクトワールドに入り俺はどうなっていくのか?
俺は悔しかった。あの時体が動かなかったことが。弟を守れなかったのは、おばさんのせいでない。だから強くなる。強くなって、いつかこの世界で誰も泣かない世界を作りたい。そんな願いのおかげでやっと150キロのダンベルを持ち上げることができた。入ったばっかりの時は50キロほどだったのに……。だかまだ程遠い、重い武器だと200キロほどの武器もあるのだというのに、そんな時、お昼のチャイムが鳴った。
「おーい。一緒に飯食おうぜ~。」
と言ってきたのは、先輩のバーストだ。
「もうちょっとやってからにします。」
と俺。
「飯食えないで終わっちまうぞ。てぇめーの場合なw」
とバースト。
「わかりました。」
と俺。
「だーから。俺には、丁寧語必要ないから。」
とバースト。
「だって先輩じゃ…」
と俺が言った瞬間「いいから。」というように、肩を組んできた。バーストに連れていかれた場所は、ウィープレクトワールドの食堂である。広さは、凄く広い。テーブルもたくさんある。ウィープレクトワールドの食堂は、ご飯をAI搭載ロボットが作ってくれる。他にも自動販売機など。人の手で作ったものも売っている。俺はいつも人の手で作られたタンタンメンを食べているのだが、バーストはそれを知りながらパンの自動販売機に連れていかれた。バーストは、いつも食べている超でかハンバーガをたのんだ。俺も一度、この自動販売機で買ったことがあるが、やはり人の手で作られたご飯の方が美味しかった。そんな感じのものを食べるとなるとと俺が悩んでいると
「う~んお前もこれだな!」
と言ってバーストが同じ超でかハンバーガを俺の分まで買った。バーストはいつも、この広い食堂で食べずに運動場で食べている。だから今俺も運動場のベンチに来ている。いつもは、俺の特等席があるというのも知っている上の行動だと思う。ちょっと酷いようにも感じてくるが、対戦でもすごい腕だし、優しいやつなのだ。俺も入ったばかりのころ、誰にもしゃべれないでいたら「おーい、一緒に飯食おうぜ!」と言ってくれたのも先輩だった。俺にとってはとても頼れる先輩だ。と俺が超でかハンバーガを食べずに考えてる間に、バーストは超でかハンバーガをたいらげていた。
「おい、食べないのか?なら俺がいただくぞ。」
と言ってきた。俺はまだ食べられんのかよと心の中でバーストにつっこんだ。
「いや、ちょっと考え事してただけだから。」
と俺は言う。
「もしやお前女子と考えてただろw」
とバースト。
「そんなわけないじゃん」
と俺は答えた。
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