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「本当の正義とは。」と俺は俺に問いかける  作者: ネコ好き
第1章 失ったもの、得たもの。
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10年前俺は…

この世界には、カラスという組織がある。その組織は、世界を自分たちだけの物にしようとするやつらの組織だ。だがそれを、食い止めるのが、ウィープレクトワールドだ。

さかのぼること10年前。僕と弟は、一緒に孤児院にいた。親の顔を全くっと言っていいほど覚えていない。だがそれを、僕は悲しいと思ったことはない。だってそれが俺と弟の日常だったからだ。孤児院にいれば、同じような人がたくさんいた。僕は、そんな人たちとは不思議とすぐ友達になれた。弟とは毎日一緒虫取り網を持って、サイポール(カブトムシに似た虫)を捕まえて、二人で遊んでいた。弟は、図鑑が好きだった。というより動物が好きだったのかもしれない。いつも動物の話をしてくれた。

「カウントメルーン(羊に似た動物)はね。ジャンプするとね。5メートルも飛べるんだって。」

と弟。

「いやおならで飛んでんだよ。」

と僕。

「えっホント。図鑑には載ってないよ。」

と。

「世の中にはな~図鑑に載ってないことがたくさんあるんだぞ。まぁ今さっきのは嘘だけどねw」

と僕。

「にーちゃんの嘘つき。(笑)」

こんな会話がとても懐かしい。だがこんな、楽しくて面白い日々はそう長く続かないのだった。

 あの日は、怖いくらいに晴れた空だった。朝、弟が先に起きてお気に入りの昆虫図鑑を読んでいた。

「にーちゃんトイレに行ってくけど、お前も行くか?」

と僕。

「いや今さっき行ってきたかっらいいや。」

と弟。

「わかったそれじゃあ、トイレ行ってるな。」

と僕。

「わかった。」

と弟。トイレは、孤児院から100メートルくらい離れている野原にポツンとある。僕が、トイレに入ってるとき。

「キャー火事よ。みんな逃げて」

と、孤児院のおばさんの声がした。僕は、怖くて、怖くてしょうがなかった。だから、トイレから出られずにいた。弟を探しにもいかずに………

いいねとブックマークお願いします!全くの小説初心者なので、「ここは、こうしたら。」っていうところがあったら、コメントで教えてください。

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