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恐すぎる彼女  作者: カーズ
5/7

駄文で申し訳ありません




俺は今、まさに情事の真っ最中だ。



今日は俺の家。困ったことに、両親はばっちりリビングにいます。弟も隣の部屋で普通にゲームやってます。

静かにヤれば、もしかしたらばれなかったかもしれない。でも、あきが静かに出来る訳がなかった。



「ああー!あっ!いやぁぁぁ!」

てかいつもより大きな声で喘いでいる。




やめてくれ。お前が帰ったあと、家の夕食の席が気まずい雰囲気になるだろ!




もちろん、俺は今日は無理だとあきに言った。あきは、それでも良いから俺の家に行きたいと言う。しかたないから、あきを俺の部屋へ招くと、いきなり手錠を取り出し、俺をベッドに押し倒し、無理矢理手錠を俺の手とベッドにかけた。

油断した。




後は何を言っても聞く耳持たず。俺はいつものようにされるがまま。

まあ、手錠されて興奮している俺も悪いが・・・。




さらにおかしな事に、なぜかあきも手錠、さらにめかくしまでして、いかにも犯されているといった感じだ。




一体、何がしたいんだ?




「ああああああ!!」

今日1番の絶叫だった。

そして、俺も今日だけで三度目の絶頂をむかえた。





絶対ばれた・・・





俺は内心、泣きたい気分だった。










「気持ちよかったでしょ?信二君。」

「ま、まあな。でもさ、あき。えっちは親がいない時にしよう。それと、今日みたいに無理矢理ってのはちょっとやめてくれよ。」

「え〜。でも信二君、とっても感じてたよ?」

「そ、それは・・・。と、とにかく、無理矢理は駄目な!」

「わかった。信二君が言うなら。」

そう言って、あきは俺にほお擦りする。だんだんと舌がでてきて、俺の唇をねっとり舐めた。そしてその行為は熱いキスに変わる。




「信二君。もう一回・・・いいよね?」

あきは俺のアレに手を伸ばす。

「ち、ちょっと待った。一つ聞かせて。なんで今日こんな無茶したんだ?」「気に入らなかったから」

気に入らなかった?

「何が気に入らなかったんだ?」

あきは無表情で言った。

「あの智恵美って人。あの人が気に入らないの。」

まだ智恵美の話かよ。

「だからそれは悪かったよ。あきを一人にしたのは、俺も反省してるよ。本当にごめんな。」

「じゃああの人ともう話さない?」

なぜそうなる。

「ちょっと待てよあき。あいつはただの友達だよ。やましいことなんてないんだって。」

「お願い。」

うっ。

こう言われるとな・・・。



「わかったよ。もうあいつとは話さない。」

「約束だよ?」

「ああ。約束する。」

まあ、あきがいない時なら大丈夫だろ。






―――――――

「お邪魔しました〜。」

あきは7時頃に俺の家を出た。

送っていこうかと言ったが、あきは車を呼んだそうだ。




案の定、親の見る目は冷たいものであった。

1番困ったのは、弟の反応だ。

あきが帰り、家族で夕食をとっている時。

珍しく無言の夕食だったのだが、その静寂を破り、弟は言った。

「ねえ、兄ちゃん。」

「ん?どうした?」

「今日兄ちゃんの部屋にいたの誰?」

「えっ?え、えーと、俺の彼女だけど。」

「何してたの?」

こ、こいつは!空気読め!

両親たちもそわそわし始める。しかし無言。

「あーっと・・・。げ、ゲームだよ、ゲーム。」

俺は冷や汗ダラダラで答える。

「へー。兄ちゃんの彼女って、ゲームやって気持ちよくなるんだね。」

やめろ!やめてくれ!その無垢な瞳が余計恥ずかしくさせるよ!

「いや、ははは・・・。まあ、高校生には、いろいろあるんだよ。小学生にはわからないと思うけどな。」

よくわからない言い訳をする俺。

おい親たち、その目をやめろ!

「ふーん。でも兄ちゃん。次彼女さん来たら、もうちょっと静かにしてね。今日うるさくて僕宿題出来なかったから。」

俺は自分の顔が真っ赤になるのがわかった。

「あ、ああ。ごめんな。」



くっ。

あき。お前狙ってたな!

お前の罰、思いのほか強力だったぞ。畜生!










しかし、俺への罰は、こんな馬鹿らしい話じゃなかった。もっと俺を傷つけ、心を裂く出来事が待っていたんだ。

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