あき
かなりエグい内容になるかもしれません(ーー;)
それを理解した上でよんでくださると幸いです(^^)
「なあ、信二。最近あきちゃんとどんな感じ?」
俺が帰る仕度をしていると、隣の席に座る鈴木正樹が俺に今日で三度目の質問を性懲りもなくぶつけてきた。ったく、ニヤニヤしやがって。
「だから、順調だってんだろうが。しつけーぞ」
「質問せずにはいられねーだろ。だってほら、教室の外でお前が準備できんの待ってんだぜ?まったく、お前のどこがいいんだか」
正樹が今日のドアを指差してそう言った。余計なお世話だ、と思いつつ、あきのもとへ向かう。
「後でちゃんときかせろよなー!」
「はいはい、わかったよ。じゃあな」
正樹のおちゃらけた感じが俺とは馬が合ったんだと思う。今や1番の親友だ。
―――
「ごめんごめん。待たせちゃったな」
「ううん、全然いいよ。信二君のことずっと見てたから暇じゃなかったもん」
あきはそうやってにこにこ笑う。
ああ、なんでこんな良い娘が俺の彼女なんだ。今だに信じられねー。
あきは特別かわいいってわけじゃない普通の子だけど、このかわいらしい笑顔はまるで天使みてーだ。
この時俺は、絶対にこの笑顔を絶やしたりしないって誓ったんだ。