ハーレムの重視への違和感
どうもなろうに感じるハーレムの違和感が分かったきた。ハーレムラブコメと違うからだ。ISは途中は丁寧に描いていたけど、ロボットバトルが付属っぽくなってしまった。あれは学園ハーレムラブコメが輝いていた最後の方の作品なのでなろうっぽいって事で取り上げたけど、俺妹とかだよな。多分ハルヒにその気がもうあると思う。
あれはラブコメの方はあんまり進めなかったな。その辺り境界線が曖昧なのが消失だと思う。エロゲアニメで良く見られる分岐ストーリーだけど。ラブコメとしての部分は終わりのほうだと思う。やっぱ学園SFっぽい不思議ストーリーがハルヒのコアだとは思う。その点では青豚がそっくりだな。本格SFと言うよりはファンタジーよりはSFっぽい色で進めるって意味で。
そんでもラブコメ色が強いって意味では青豚の方がそうだな。あの作品珍しい。超がつくほどの正統派の学園ラブコメで今それなりにヒットした。
ハーレムってのはハーレムラブコメの省略の気がしてたけど、このラブコメ部分が弱いからなろうはかなり違和感がある。いやもちろんハーレムってキーワードなんだから勝手にラブコメつけたのお前だけでしょ?となるけど、多くの人はゼロ年代の学園ハーレムラブコメ意識したよね?と思うんだけど。
そこが分かるとああこれが違和感の正体かと良く分かるし、リゼロだけが異色だったのが良く分かる。リゼロがエロゲ原作でも多分納得してしまう。ハーレムラブコメをアニメ化したような作品。エロゲはハーレムゆえの一人を選ぶストーリーが弱いと思う。だからエロ原作って大体アニメ化でイマイチになるのかと。
その点分岐をそのままOVAにしたクラナドは上手かったな。そのクラナドもラスト付近分岐ストーリーらしい部分がアニメ化意味不明だった。プレイ済みのアニメ視聴者の感想を見てやっと分かったが、あれはもろメディアの違いの良い例だと思う。その点ハーレムゆえのいざこざをそのまま分岐でも描いていたっぽいスクールデイズはかなり良質のアニメ化だったと思う。あれは分岐して選ぶよりも、バットエンドを避けるって意味が大きいと思う。そのバットエンドをアニメ化したんだからな…。
原作は未プレイだけど、リゼロはこの点スクールデイズにストーリー構造が良く似ていると思う。本来攻略対象が分かれていたストーリーを混ぜてしまってよい作品になった例って皆無だと思う。別の意味で滑り台って名言を産んだましろ色シンフォニーはアニメ化ゆえの部分だけど。
描くべきテーマ主題が根本的にハーレムラブコメとなろうのハーレムじゃ違うと思う。必然的に美少女キャラのとの関係性も変わってくる。なろうのハーレムはハーレムラブコメとは違うんだから、そんなに作品にとって重要じゃ無いんだよな。なんていえば良いんだろうな。俺TUEEEと同格にして語るほどの物じゃない。
本当に重視してる人はゾンサガとかまちまぞに行ってると思うし、そもそもそれを根こそぎ奪ったのがソシャゲだし。ソシャゲの節操の無いキャラクターが増えていくのになろうのハーレムって似てるよな。でもソシャゲって中心となる男が要るって未プレイだがゲームシステム聞いてると艦これがそのパターンで、大半男プレイヤーはあまり意識し無い形かと思う。
ただFGOのシステムを聞いてるとあれは男プレイヤーなのを意識するだろうなと思う。RPGなんかでも女プレイヤー選べるけど、グラブルがその典型だけど、女プレイヤーで遊ぶ男性が多いそうだ。そうなってくると平均値のアニオリがどれだけ的外れなのか?良く分かると思う。もちろん中身男の美少女だらけをそのままアニメ化は難しい。
女性キャラを男性が使う場合MMMORPGじゃないとネカマになる必要は無い。TSの必要が無い。それをアニメ化はきついと分かると思う。何が言いたいかと言うと、ハーレムといってもあまりにゼロ年代の学園ハーレムラブコメと違いすぎて違和感があるんだ。
かろうじて中身を女の子っぽくした本来男性キャラだったキャラを全部女体化したような3国志やFATEシリーズの様なものがある。セイバーも女の子らしくは無いかもしれないが、ガチな王様だったアーサーとは違うとは思うんだ。書けば書くほど違和感が沸いてくる。多分なろうのハーレムは分かりやすいキーワードとして選択されてるだけで、取りあえず主要キャラは女の子多めです。って程度な気がする。
あのハーレムはハーレムって言葉であって機能はあまりしてないと思う。ハーレムって言葉に意味を持つのは、なりあがって支配者に成って、パーティメンバーと結婚するようなストーリーだけかと。あれは逆に生粋のハーレム物だと思うけど。アニメ化でそこまでやるってほとんど無い。
いやースマホってアニメ化でそこまでやったと聞いてるけど私は見て無いから分からないけど。男と旅をしても楽しく無いだろ?って事で女の子ばかりのパーティになってるだけかと思うんだよな。いやそこで男同士も楽しいんだろう?って反論があるだろう。それは多分リアルな意味でなんだと思う。そういうリアルを無視してるからそれは選択されないんだ。
男女ゆえの面倒臭さを一切省いてて、ノリとはしてはバーチャルであるソシャゲじゃなくリアルなら風俗とか水商売のノリだよな…。そこに金じゃない関係になってるだけで。その金じゃない風俗とか水商売の関係なんてリアルならないわけで、そこがフィクションとしての面白さなんじゃないかなと。それなりに説得力があるしね。
私だけじゃなくて、ハーレムって言葉に敏感に反応する人ってゼロ年代のハーレムラブコメと勘違いしてしまってるんじゃないかなと思うのだが。一切の面倒臭さと仕事上の問題を棚上げできたら、職場が女だらけで皆それなりに自分をちやほやしてくれたらそっちの方が良いなと思うのって当たり前なんじゃないかな。
実際マイナス面が多くてありえないんだけど。その程度のもんなんだよななろうのハーレムって。もちろん恋愛EPあるよ。キャラクターの掘り下げや関係性の強化とか必要だと思うし、きちんと面白さになってると思う。でも学園ハーレムラブコメで得るような楽しみとは何か違うんだよな。
なろうって逆に先祖がえりしてるような部分がある。ローファンタジーだけど天地無用あたりがこてこてのなろうタイプのハーレム物だと思う。ファンタジーバトルって点であの作品はハーレムラブコメの色が強くなっていく作品で、その後ファンタジーバトルの部分が取れて、学園ハーレムラブコメになって、末期にまたファンタジーバトル色が強くなったのがISになる。
IS作品構造が女だらけの場所に男が向うって最初からハーレムラブコメが主軸だという流れがある。それでも青豚以外まるで相手にされなくなっていくこのケースだけど、青豚は化物語やSAOに構造は似てて、最初の女の子と付き合って後は振る相手になる構造。そういう意味では、青豚は新世代型なのかもしれない。
ようは女の子キャラとのラブの部分が薄くなった流れになろうってあると思う。何故か?これ本当になろうが若者にも受けてるって謎なんだけど、学園ラブコメに飽き飽きした中年オタがそれらの刺激は薄くて良いからって立ち位置で楽しんでると思うのだが、何度も書いてるが、リゼロが代表だが、シリアスが嫌いより、もう飽き飽きしてるからそっちのラブストーリーに突っ込むような作品は勘弁ってのがあるんじゃないかなと。
なろうのハーレムは食傷感ハーレムとでも言えば良いのかな。