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アマルナへの扉  作者: 田丸 彬禰


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王妃ティイの石棺

王妃ティイ。

アメンヘテプ三世の妃でアクエンアテンの母です。

彼女のミイラは発見され、彼女の埋葬に関わるものは王家の谷第55号墓やツタンカーメンから発見されています。

では、彼女の墓は?

すぐに浮かぶのは夫アメンヘテプ三世の墓ですが、そこには彼女の埋葬の痕跡はありません。

では、ルクソール西岸のどこかに未発見の状態で残されている?

絶対とはいえませんが、ほぼそれもありません。

では、どこか?

アマルナ。

アクエンアテン王墓の玄室が彼女の埋葬場所となります。

つまり、ティイは間違いなくアマルナに訪れ、アマルナで亡くなり、埋葬された。

では、その痕跡はあるのか?

あります。

アマルナの玄室で彼女の石棺の破片が多数発見されています。


ですが……。


イラストは多く出されているものの、写真がない。

多くの専門書を漁ってもやはり出てこない。


カイロ博物館でしょうね。

確実に。

展示物の多くが、ギザに移動するのですから、倉庫から引っ張り出して展示してもらいたいものです。


ついでにいえば、アクエンアテン王墓に埋葬された物的証拠があるのは、アクエンアテンとティイだけと言っていいでしょう。

ネフェルティティは埋葬の痕跡なし。

レリーフから埋葬されたとされるアクエンアテンの次女メケトアテンの物的証拠もほぼなし。

埋葬された王女のひとりとされる五女の痕跡も小さな遺物ひとつ。


ルクソールに移送されたと思われますが、これだけきれいになくなっているということはまだ見つかっていないということなのでしょうか。


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