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アマルナへの扉  作者: 田丸 彬禰


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ツタンカーメンのリング

ツタンカーメンの名が入ったリングは数多く発見されている。

もちろん彼の墓以外の場所からも。

アマルナ。

ツタンカーメンの父で異端の王とされるアクエンアテンの都で彼の死後、次の王、正確には二代後の王ツタンカーメンが自身の即位直後放棄したされています。

この部分も即位はアマルナではなく古都メンフィスでおこなったとされているのですが、とりあえず話を進めます。

さらに、もともとツタンカーテンという名をツタンカーメンと改名したのも即位直後とされています。

それにもかかわらず、アマルナにツタンカーメンという名の入ったリングが多数発見されているのはどういうことか?

一応定説を述べておけば、アマルナにあった父アクエンアテンの墓を開き、父王の遺体をルクソールに移送する作業をおこなっていた労働者たちが落としたものとされています。

これについて私個人は異論があるわけですが、とりあえずそれは脇に置きます。


さて、百歩譲ってリングは落としたものということにして、こちらについてはどう説明できるでしょうか?


アマルナの工房跡からリングをつくる土台がいくつも発見されているのですが、そのうちのひとつは、アマルナ放棄後に改名したはずのツタンカーメンと読めるものがあります。


リングの土台がある。

それはツタンカーメンの名を刻んだリングがつくられた。

それがアマルナにあるということはアマルナの工房は放棄されたと言われた後にも稼働していたということになります。

つまり、アマルナの放棄は、これまで言われているより後ということに示しているように思います。


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