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アマルナへの扉  作者: 田丸 彬禰


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古代エジプトの木工技術

このタイトルを聞いて、多くの人は「はあ?」となるでしょう。

古代エジプトといえば、ピラミッドをはじめとした石の文化。

さらにいえば、砂漠の国エジプトで加工に適した木などないだろうと言われそうです。

たしかに「古代エジプトといえば?」と問われて、木工製品を挙げる人は少ないでしょう。

そして、古代エジプトでは木材は輸入していたことからわかるように、燃料にできる程度にものはともかく、それなりの強度と太さを備えた木はなかったのも事実です。

ですが、そのようなエジプトに木工技術がなかったかといえば、これが驚くべきことにノーとなります。


まず、大きなところでは、ギザの大ピラミッドの南側から発見された太陽の船。

さらに、アスワンから巨大花崗岩を運搬するために使用した船。


そして、こちらはそれをよりも遥かに小さいものですが、ツタンカーメン王墓から発見された木製家具。

使用された金箔五や多くの装飾ばかりに目が行きがちですが、この組み上げ技術は驚くべきものがあります。

日本で匠の技といわれる釘を使わず組み上げていく技術。

これがツタンカーメンの葬送品の多くで見ることができるのです。

紀元前千年より前、つまり三千年以上前。

しかも、木材になる木が育たない石の文化の象徴のような古代エジプトでつくられたもので。

これは驚き。


それとともに、常に日本は、または日本人は特別という選民思想に似た気持ちの悪い考えは捨てたほうがいい。

改めてそう思いました。






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