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アマルナへの扉  作者: 田丸 彬禰


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ルクソール神殿の小ネタ

ルクソール東岸観光のひとつであるルクソール神殿。


これは観光する順番もあるのですが、カルナック神殿を見学した後にルクソール神殿に行ってしまうと、イマイチ感激が味わえない。


エジプト旅行は一生のうち一回だけの大部分の日本人の感想でしょう。

多くの人はパッケージツアーを利用するので、ガイドによる説明はあるのでそれなりには楽しめするとは思いますが。


ですが、ここを何度も訪れると、説明されない場所にも面白味を見つけることはできます。


今回はそのいくつかを。


第1塔門を超えてすぐ。

以前にも書きましたが、第1塔門の左翼内側にはラムセス2世の妃ネフェルタリのレリーフが残されています。

有名な王妃ですが、意外にレリーフを間近で見られるのは多くありません。


続いて、第1塔門右翼から続く側壁。

ここにラムセス2世の王女の行列を見ることができます。

おそらくガイドの説明で王子の行列を見ることができるのでコンプリートになります。

ちなみに、最初に書いたネフェルタリのレリーフの下にも王子たちはいます。


次は神殿本体の左側に回ったところにある小さな野外博物館。

まあ、ブロックが並んでいるだけですが、おもしろいものが見つかることでしょう。


そして、最後。

これはなかなかの通好みのものとなりますが、とりあえず書きます。

第2塔門左翼。

あまり高さがないその塔門ですが、厚みはそれなりにあります。

そして、よく見ると、二重構造になっていることがわかります。

外側は周辺の装飾したラムセス2世のもの。

ですが、むき出しになった内側の彼より前の時代のものとなります。

建造者はアメンヘテプ3世。

見つけるのはほぼ不可能ですが、ツタンカーメンの次の王であるアイの名前も残っています。


この地味な部分をなぜ取り上げたのかといえば、いつかの続き。

他の王が建造した塔門の外側にブロックを積み上げ覆い隠すことが、政治的、宗教的意味があるという世間一般の意見の反証にしたいからです。

そのような意味が絶対にセロだとは言いませんが、基本的には効率的に塔門をつくるという経済的な理由だと言いたいのです。


では。


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