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アマルナへの扉  作者: 田丸 彬禰


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ラムセス2世という名前

いつか書こうと思っていたのですが、ちょうど少し前にラムセス2世王墓のエピソードを書いたので。


ラムセス2世、トトメス3世、アメンヘテプ3世。

そう。

古代エジプトの王は、名前の後に~世と付く方が多いです。

ラムセスでいえば、第19王朝初代がラムセス1世。

有名なラムセス2世は初代ラムセスの孫にあたる人物です。

次のラムセス3世は第20王朝2代目の王で、この後に10人の王がラムセスと名乗ります。

つまり、ラムセス11世までいるということです。


ですが、何気に使っているこの~世。

これは正式な名ではなく、後世の者が便宜上呼んでいるもので、本当の名前には~世はつきません。

たとえば、ラムセス2世ですが……。

古代エジプトの王は、基本的なものだけでも5種類の名を持っていましたが、このラムセスという名は、その誕生目という種類の名前となります。

そして、これも古代エジプト独特なものなのですが、本来の名前に多くの修辞句がつきます。

ラムセス2世で例を挙げれば、「ラムセス。アメンに愛されし者」というような意味を持つ、ラムセス・メリアメン。

ラムセスの後につくメリアメンという修辞句をつけて名前として使用しています。

そして、これもややこしいのですが、この修辞句はその時々によって変わります。

ただし、~世というものはまったくないです。


ついでにいっておけば、これは現代にも当てはまるようです。

先日新しい王が誕生したイギリス。

新王チャールズ3世ですが、この方の正式な名は、チャールズ・フィリップ・アーサー・ジョージ。

つまり、3世は便宜上のもののとなりそうです。

ちなみに、前王であるエリザベス2世も、エリザベス・アレクサンドラ・メアリーということで、やはり2世はないです。


今回は言いがかりというか雑学のような話でした。

では。

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