表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アマルナへの扉  作者: 田丸 彬禰


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

130/130

タニスの王墓 ①

しばらく前からやるつもりでいたのですが、ようやくというところです。


時代的には私の守備範囲外である第三中間期の王たちの都であるタニスをなぜやろうと思っていたのかといえば、ここで発見された第21王朝と第22王朝のファラオ(プスセンネス1世、アメンエムオペト、シェションク2世)の墓は正真正銘の未盗掘の王墓だからです。

ちなみに、有名なツタンカーメン王墓は二回盗掘に遭っています。


つまり、この王墓には王の埋葬に必要なものがすべて揃っているということになります。

そして、その中で私が注目しているのは何度も言っていますが、冠類とファラオの尻尾こと牡牛の尾を模した腰飾りということになります。


ツタンカーメン王墓では、布製品、革製品はいくつも見つかっているにもかかわらず、冠類とファラオの尻尾という王を示すものが完品どころか痕跡もなかったことから、盗難にあったか、元々埋葬品に含まれていないのかのどちらという二択と思われ、私自身は後者だと思っています。


私はこの話は非常におもしろいテーマだと思うのですが、日本のエジプト学者は興味がないらしく、全く触れることはありません。

ですが、逆に言えば、言った者勝ち的状況でもありますので、一応個人的見解を述べておけば、冠類は次の王に引き継ぐものであるため、埋葬品リストには含まれないのだと思います。


そして、そのためにピエール・モンテが第二次世界大戦中にこの地を発掘した時の調査報告書も取り寄せましたので、これで準備万端です。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ