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アマルナへの扉  作者: 田丸 彬禰


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アム・ドゥアト書 Ⅱ

2025年に新しく発見されたトトメス2世王墓の壁面にアム・ドゥアト書が確認できた。

これによってその場所はトトメス2世の王墓だということで間違いない。


アム・ドゥアト書が王墓以外で描かれるのはかなり時代が進んでからということになりますから、この部分についてはその主張は正しいということになります。

ですが、それだけでいいのでしょうか?


トトメス2世の子で次王であるトトメス3世王墓にはほぼ完全な形のアム・ドゥアト書が描かれています。

ですが、トトメス2世以前の王墓にアム・ドゥアト書が装飾として描かれていません。

唯一可能性があるのはトトメス1世とハトシェプスト女王の共同墓であるKV20で、アム・ドゥアト書を描いたブロックが見つかっています。

それは壁にアム・ドゥアト書を描いたのではなく、アム・ドゥアト書を描いたパネルを並べるという方式が採られているので、アム・ドゥアト書を壁面装飾として使用したのはこの墓が初めてということになります。


この部分についてはもう少し誇ってもいいのではないのかと思ってしまいます。


そして、実際に王墓として使用され、その後移動したという発掘チームの見解については、個人的は非常に疑っていますが、アム・ドゥアト書の存在は少なくても王墓として使用する意思はあったとは考えられるように思えます。


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