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アマルナへの扉  作者: 田丸 彬禰


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アム・ドゥアト書 Ⅰ

古代エジプトという分野はその気になればどこまでも深くまで入ることができる奥深さがあるのですが、それとともにとてつもない広さがあります。

それらをすべてカバーしたうえ、深く入っていくことは物心両面において事実上不可能。

薄く広くという方針で眺めていくのでなければ、多くの部分を切り捨てて進むしかありません。

私の場合は、興味対象の一番がアマルナの遺跡。

続いて、第18王朝の遺跡群。

三番目にピラミッドとなります。

そして、近づかない部分として、先王朝時代とグレコローマン時代、それから、宗教となります。

ただし、古代エジプトと宗教は切り離すことはできませんので、相応の資料は揃え、初心者レベルの知識はすぐに手に入るようにはなっています。


そう前置きしたところで、今回はその宗教について。


アム・ドゥアト書。


新王国時代の王墓に多く描かれており、逆に同じ時代の貴族の墓には描かれていないものとなります。

先日の講演で、河合望さんが新発見の墓が王墓であるとした根拠も墓の壁面にこのアム・ドゥアト書が描かれていたからです。


つけ加えて説明すれば、有名なツタンカーメン王墓では四角の枠組みと猿が描かれた装飾、あれがそのアム・ドゥアト書となります。

ただし、それは簡易版で、観光できる場所という限定をつければ、より完璧に近いものとなれば、ラムセス6世王墓の列柱室の先の通路、セティ1世王墓の第二、第三通路と埋葬室で見ることができます。

また、前述した三つの墓は別料金が必要なので、そうでない墓であれば、メルエンプタハやラムセス3世、4世、さらにシプタハ、セティ2世の墓でも見ることができます。


さて、今回守備範囲外であるアム・ドゥアト書を取り上げたのか?


それは言うまでもなく、トトメス2世王墓とされる墓でアム・ドゥアト書が発見されたからです。


それについては、次回。


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