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アマルナへの扉  作者: 田丸 彬禰


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トトメス2世の王墓発見について

2025年2月王墓が確定されていなかったトトメス2世の王墓が発見されたと発表がありました。

ただし、その場所は王家の谷でも、第17王朝の王たちが埋葬されたナイルビューでもない予想外の場所でした。

ただし、王墓が発見された場所周辺には同時代の王族の墓がありました。


ここまでが発表されたものと手元にある資料での事実。

ただし、いくつかのニュースにはナイル河の氾濫で墓が破壊されたとありますが、これは間違い。

発見された場所はナイル河の洪水に影響されない王家の谷よりさらに内陸部。

乾燥地帯特有のいわゆる鉄砲水が墓を破壊した原因というのが正しいです。


さて、ここから更なる続報がやってくるでしょうがそれ聞くにあたり注目点を書いておきましょう。


王墓のプラン。

前王のトトメス1世とハトシェプスト女王の共同王墓の形状は必ずしも整えられたものではありません。

ですが、トトメス2世の次王となるトトメス3世王墓は後の王墓設計に大きな影響与えるほぼ完成されたプランになっていました。

トトメス1世とトトメス3世の間に王位についていたトトメス2世の王墓がどのようなものなのか非常に興味深いです。

ついでにいえば、この王墓の近くにある王妃時代のハトシェプスト女王の墓はどちらかといえば、トトメス3世のものに近いです。


石棺の有無。

これは墓のプランとも関係してきますがこの時代の王墓は急傾斜で王墓の最深部に納められた石棺を引き上げるのは非常に難しい。

つまり、石棺そのものか、または石棺の破片が発見されなければなりません。前述したハトシェプスト王妃の墓には石棺がありましたので、王の埋葬にも石棺が使用されたのは確実ですから。


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