ツタンカーメンの目玉はどこへ?
ツタンカーメンの目玉はどこへ?
このタイトルを見てぎょっとした人もいるかもしれませんし、そもそもミイラになったツタンカーメンの目玉を話題にするのはいかがなものかと言われそうですが、ここで取り上げる目玉とはツタンカーメンの黄金の棺のものです。
ツタンカーメンの棺は三重構造になっていましたが、この黄金の棺は一番内側にあったものです。
この棺を実際に見た人のうち、幾人かはこう思うことでしょう。
なぜ他の棺や黄金のマスクには目が入っているのに、この黄金の棺には目がないのだろうか?
これを現地でエジプト人ガイドに質問した場合、オカルト的な返答が返ってきます。
もちろん作り話なのですが、それを信じた人がそのまま旅行記やSNSで載せて、さも真実かのような話になっているようです。
しかし、現実は彼らの言葉とは違います。
ただし、たしかに違うのですが、「事実は小説より奇なり」を地で行くさらにミステリー的な要素が加わった話になります。
実は、発見されたときには他の棺と同じように黄金の棺にも目玉がありました。
これは発見された直後に撮影された写真で確認できます。
ところが、現在はない。
もう少し言えば、カーターがカイロ博物館にこれを納めたときにはなかった。
ということは、発見からカイロ博物館に納める間に、黄金の棺から目玉が抜き取られたことになります。
この間、この棺をほぼ管理していたのは王墓発見者ハワードカーターであり、この棺を調査したのも彼なのですが、なぜか彼がこの紛失について一言も触れていないようです。
怪しい。
実に怪しい。
しかも、彼にはツタンカーメンの遺物をくすねていたという噂がありますし、この墓から流れ出たと思われる遺物も多くの博物館に存在します。
今となっては、紛失理由はわかりませんが、このなくなった目玉も見つかっていません。
……もしかしたら、エジプトの伏魔殿カイロ博物館のどこかにひっそりと保管されているのかもしれませんが。




