資料集4 ワールドガイド
作中に登場する場所
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現実世界
◆ 明智家
主人公・明智開の家。相棒の少年・柳屋凪はよく家に遊びに来ている。
◆ 鳴沢探偵事務所
開と逸美が、探偵と助手として働く探偵事務所。所長は世界の《名探偵》鳴沢千秋。所長は常に忙しく世界中飛び回っていてあまり事務所にいないため、管理人は逸美。
一階が車庫兼物置、二階が事務所、三階が所長の生活スペース。
事務所である二階は、応接間と和室、給湯室、お手洗い、洗面所、浴室がある。和室は応接間の横にあり、本棚を横に引くと襖が開く。和室の存在は関係者しか知らない。凪たち少年探偵団のメンバーは和室に来ることが多い(依頼人の相手は基本的に開と逸美でするため)。
◆ マスターズ・カンパニー
VRゲーム《ルミナリーファンタジー》の製作をする会社。秋葉原にあり、社内の一室からゲーム世界に入る。
マスターズ・カンパニーへ向かう途中の秋葉原のイラスト
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《ルミナリーファンタジー》の世界の舞台
ワールドガイドとして、各所にプレイヤー向けの看板がある。ゲームをする上で有益な情報を得られることもある。
◆ 始まりの川
ゲーム世界に入って最初にたどり着く川。ここから、プレイヤーは二つのルートのどちらかへ進むことになる。
◆ アルフベル
西のルートを選んだ場合、道なりに進むと最初にある街。民家や教会、よろず屋や武器屋などがあり、始まりの街らしく規模が小さい。丘陵地帯の麓に位置し、落ち着いて静かな田舎の空気がゆったりと流れている。住宅は木組みで、暖色が多い。緑に囲まれている中に差すオレンジ色の屋根は特に色鮮やか。「アルヒ」はギリシャ語で「始まり」、「ベル」は英語で「鐘」。「始まりの音がする街」を意味する。
◆ ドレスフィア
街の5つのメインストリートが交差する場所に、巨大な地球儀をようする広場があり、ここが街の中心地。この広場を中心に街は円形に広がる。ドレスアップのドレス、球体のスフィアが組み合わさった名称。そのため、ドレスアップするための服屋が多いのが特徴。プレイヤーはこの街に来てはじめて衣装チェンジできる。身支度を整えるならまずはここ。つまづいたプレイヤーもこの街を拠点にするので、プレイヤー数は多い。スフィアをはじめ変わった趣向が目立つのも、昔は多くの芸術家がいた街であったためで、木組みの家のカラフルな屋根はその影響でもある。
◆ 精霊の湖
開や凪たちは訪れていないが、《ドレスフィア》のクエストにて、水差しにこの《精霊の湖》の水を汲んでくると報酬がもらえる。
◆ ファーブニル連山
天にも届く大樹《ファフナ大樹》を有する連山。生活古道を進めば山を越えられるが、連山すべてを探索するのはおすすめしない。山岳地帯の険しさが交通を妨げたが、代わりに、連山を隔てて歴史と風土を分けた。近くには小川も流れており、生息するモンスターや動物の数も多い。ただし、やはり生活古道を進むだけでは、見かける生き物の種類はぐっと少なくなる。名前は、北欧神話・ゲルマン神話のファフニールから取りました(舞台ドイツ語風)。抱擁するものの意味。登場人物のひとり・御涼鈴いわく「ノルウェーやデンマーク、スウェーデンなどの北欧の山を思い出す」とのこと。
◆ ファフナ大樹
《ファーブニル連山》にある巨大な樹木。てっぺんには伝説の武器《天空の剣》があるといわれており、未だそれを手に入れた者はいないという。てっぺんは雲を突き抜けていて目視できない。近辺の街の人々からは、逸話として、知恵の木の実のなる「知恵の木」だと言われている。名前は、《ファーブニル連山》同様ファフニールより(現代ドイツ語読み)。
◆ グリーントーレ
牧歌的でのどかな街。馬や牛、羊を飼っている家が点在する。中でも羊は特産にもなっている。高台には《導きの塔》がそそり立つ。これは街の象徴として大事にされている。《導きの塔》の教会らしい趣のある鐘楼の鐘の音は、ほど近い地にある《迷いの森》の出口まで聞こえるという。《迷いの森》で迷った人々は、この鐘の音を頼りに《グリーントーレ》まで戻ってくる。鐘楼の鐘は、老父が毎日六時、十二時、十八時に鳴らしている。グリーンは緑、トーレはスペイン語で塔の意味。
◆ 迷いの森
濃い緑の木々に囲まれた森で、吸い込む空気は清涼だが、どうしても迷ってしまう構造のために重々しさがある。生きた森とも呼ばれている。この森を抜ける方法は、近くの《グリーントーレ》でヒントを得られる。森を歩く際によく木々を観察すると、人々を迷わせる秘密に気づけるかも。
◆ ミストフィード
なめらかな海岸線を有する港町。その起源は、ソロモン王が航海の末に他の大陸から流れ着いたことにさかのぼる。元々あった小さな村を港町に育てたソロモン王亡きあとは、商人や海賊など、海から様々な人が訪れる港になった。ただしこの街にはほとんどなにもないので、近くの《マグナマキナ城下町》へ行くことになる。朝と晩は霧に包まれるために、霧を意味するミストの名がついた。フィードは与える、供給するの意味で、霧を与える街である。
◆ アマルガムの洞窟
《ミストフィード》の外れにある洞窟。川の水が流れており、湿度は高いがしっとりとした冷たさがある。洞窟入口付近には、ビーバロン(モンスター図鑑NO.046参照)が作ったダムが見られ、洞窟に流れ込む水流の調整をしてくれている。川は洞窟の奥まで続き、そこにある船は、遙か昔、海賊グスタフが残したもの。石碑も建てられている。洞窟内にはそこかしこに合金アマルガムが落ちていて、ここにだけ住むカクバット(モンスター図鑑NO.069参照)はこのアマルガムを取り込んで進化したモンスター。
◆ マグナマキナ城下町
機械仕掛けのからくり都市。歴史あるスチームパンクを思わせる、マグナマキナ城の城下町。蒸気機関が発達し、多くの機械を動かす関係で煙が多く、ノスタルジックな鉛色の空が広がる。街にはSL(蒸気機関車)が走り、広い城下町を移動する大切な交通手段。メインストリートは今でこそ人々で賑わう大通りだが、昔はお城までの軍用道路して使われていた。スモッグの影響で雨が降りやすく、住民は急な雨にも慣れている。からくりロボットが食べ物を運んでくれるレストランなど、機械が街中にあふれる。マグナは偉大、マキナは機械を、古典ラテン語では意味する。偉大な機械の恩恵をあずかる街。
◆ マグナマキナ城
港町《ミストフィード》からほど遠からぬ地にあるマグナマキナ城は、高い崖を背に築かれている。ゆえに背後の海から攻撃される心配はなく、守りに厚い。また、城下町にはミストフィードを経由して海の向こうから来た人々も多いため、国をあげて機械文明を吸収する姿勢が強い。渡来人の橋渡しをしている。城下町とは重厚な城門で区切られている。シックで美しいシルエットはノイシュヴァンシュタイン城のイメージです。
◆ ソロモン島
《アマルガムの洞窟》から、古びた船を使うことで向かうことができる。かつて大海賊がお宝を残したと噂される島。そのお宝を狙って訪れた者たちがこれまで幾人もいたが、誰もなにも持ち帰ることができなかった。《ソロモン島》へ航海する際は、《ミストフィード》近郊の海を縄張りとする海賊キャプテン・アーゴスに注意されたし。
◆ からっぽの遺跡群
ソロモン島にある遺跡群。熱帯雨林のようなジャングルを突き進んだ先にあり、かつては文明が栄えていた形跡があるが、いまは荒廃して建物だけを残し、からっぽになってしまった。さびれた遺跡に樹木が根を張りからみつくなど、風化された様子から、太古のものであることがわかる。全体的に霞がかって神秘性を増しており、いまではニジオザル(モンスター図鑑NO.091参照)が住み着いている。アンコールワットがあるカンボジアの遺跡群のイメージです。
◆ ゴダン神殿
ソロモン島の中心部にある神殿。《からっぽの遺跡群》を抜けた場所にある。ワシの石像を乗せた台座、二匹のオオカミを乗せた台座、ヘビを乗せた台座が点在し、神殿そのものは手つかず。神殿に入る方法は、《アマルガムの洞窟》の石碑にヒントがある。神殿の名前は、オーディンがゴダンと呼ばれていたことに由来します。
◆ 木こりの家
《マグナマキナ城下町》と《モスクリフト》の間にある、旅の宿のような家。木こりが宿と休憩所を提供してくれる。他プレイヤーとの交流も可能。
◆ モスクリフト
北国のような情緒を感じさせる集落。田畑もすたれて閑散としているが、直径20メートルほどの池に咲く黄色や桃色の花が彩りを添える。街の壁には竜の絵が描かれるなど、かつては竜の恩恵を受けた、竜を祀る街。ただし街の本質はコケの群生する林を回った裏手にあり、そこには「大地の裂け目」といわれる崖がある。この崖は、向こう側とリフトで結ばれていて、霧がかかっていることもあり深さがわからない。
モスはコケ、リフトはそのまま昇降機としてのリフトに加え、英語で裂け目を意味するリフトを表します。崖を意味するクリフの単語も隠れており、四つの意味があります。
◆ 竜の祠
《モスクリフト》の奥にある祠。小さな祠だが、街の人々に大切にされている。祠の正面には老婆が住む民家があり、彼女から竜についての話を聞くことができる。
◆ ヨーソミシテタウン
登場人物のひとり・マイルズが立ち寄った街。開や凪たちは訪れていません。
◆ 西の洞窟
《モスクリフト》の西にある洞窟。七つの階層に分かれている。各階層によって登場するモンスターや雰囲気が異なる(光量やコケ、結晶など)。下の階層に行くほど階層間は広くなり、強いモンスターが出現する。
◆ 竜の谷
西の洞窟を抜けた先に広がる谷底。空が開けている。柱のような岩が幾本もそそり立ち、その中のひとつに《竜の巣》へとつながる岩穴がある。最奥部には竜の寝床があり、夜行性の竜は、《竜の巣》の中を飛び回っていることもある。
《竜の巣》の見取り図です。
◆ 輝きの地底湖
《竜の谷》を流れる川とつながっている地底湖。岩場を歩いて行くことでも谷に出られる。地底湖には風が吹き込まないため、湖面は常に澄んでいて美しい。天井には鍾乳石、壁や地面には宝石が落ちていることもあるなど、地底湖内部はとても綺麗で輝きに満ちている。ダイヤマンダ(モンスター図鑑NO.135参照)はここの宝石を取り込んで進化した。宝石を散りばめたようなブルーの輝きでいっぱいに彩られたイメージです。
◆ ヌーベルオーブ
《始まりの川》から東のルートを選んだとき、最初に行きつく街。田舎町の雰囲気だけれど、街全体が温かい木組みの家でできており、豊かな風味がある。修道院としてはめずらしい木組みの教会が見所。冒険をするための身支度は次の《ストーンゲイジ》で行うといい。フランス語で、ヌーベルは新しい、オーブは夜明けや幕開けを意味する。新たな幕開けを祝う街。
◆ ストーンゲイジ
石造りの街。重々しい石造りの家々は、しっかりとした地盤もあって、古くから揺るがない歴史ある大きな都市。石だけが特産ではなく、街並みはハーブを中心とした草花も多く、精細に富む。まるで絵本の世界のようでさえある。街の中を流れる運河にかかる橋の上からは、石造りと花の景観美が眺められる。《テインタニア城》というお城を持つ城下町。日本とヨーロッパの文化が混じったようなエリアもある。人が集まる交通の要所。ストーンゲイジは歴史ある石造りの街という意味。
ストーンヘンジも石の建築という意味で名前をもじらせてもらいました。景観のイメージとしてはイギリスのバイブリーが近いでしょうか。
◆ テインタニア城
石を積み上げて造られた石組みのお城。《ストーンゲイジ》の街は《テインタニア城》の城下町である。《ストーンゲイジ》を睥睨するようにそびえるお城で、堅牢な城壁に囲まれている。王様はお城の最上階にいる。特別なアイテム《王家の紋章》を持っていると、城内に入ることができる。ブリタニアとテインタジェル城が名前の由来です。
このあともたくさんの場所が登場します。作中で登場しましたら、その都度こちらにも場所の説明を追加していきたいと思います。




