資料集2 相関図
◆ 第四章までの相関図です。
マイルズについては、ネタバレ防止のため相関図には登場していませんが、第三章からパーティーメンバーになるキャラクターです。
◆ 第四章以降の相関図です。
第四章からは、花音、作哉、ノノがメインキャラクターとして登場します。
連載している『あけちけの日常と少年探偵団』で使用している相関図です。そちらを読んでいなくても本編を楽しめます。
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以下、密接なキャラクター同士の関係性。解説。
◆ 明智開と柳屋凪は、相棒で親友で腐れ縁。探偵と情報屋のコンビ。二人は高校二年生。
性格はなにかと正反対な部分があるが、息はぴったり合うと花音に言われている。
関係性としては、凪は自分を開の相棒だと言ったり親友だと言ったりするのに対して、開は内心では特別な親友と思っていても素直に口には出さない。
呼び方は、互いに「凪」、「開」。
◆ 明智開と密逸美は、幼なじみ。逸美が二歳年上で、開を弟のように可愛がっている。探偵と助手。
逸美は開の世話を焼いたり甘やかすのが好きだが、照れ屋な開は素直になれない(だが、精神面でも探偵としての仕事でも甘えている所がある)。ゆるふわ天然お姉さんな逸美に、開はよくつっこみを入れる。開は読書家な逸美に、最近読んでおもしろかった本をすすめられることが多く、逸美曰く「すすめても開くんしか読んでくれないの」とのこと。仕事では、博識な逸美に開がその知識によるサポートを受け、推理を展開できている。
実は相思相愛だけど、お互いにいまの関係が崩れることに不安があり、奥手でもあるため、関係は進展しない。なんだかんだ似た者かもしれない。
呼び方は、互いに「逸美ちゃん」、「開くん」。
◆ 明智開と柳屋凪と明智花音は、明智家の三兄弟。
厳密には凪は家族ではないが、明智家によく遊びに来るうちに家族のような扱いをされるようになっている。花音は開と凪より四歳年下の中学一年生。
普段は三人で冗談を言い合ったりくだらない話ばかりしている仲良し三兄弟のような感じ。花音は凪を「もうひとりのお兄ちゃん」と思っている。凪も花音を妹みたいなもんだと思っていて、本当の兄妹のようにお互い遠慮はない。開と花音は本当の兄妹で、開はおバカな妹の花音をどこか放っておけない。花音は内心、開を尊敬している。
呼び方は、開は花音を「花音」、凪は花音を「花音ちゃん」。花音は開を「お兄ちゃん」または「開ちゃん」と気分によって呼び方を変え、凪といるときは「開ちゃん」と呼ぶことが多い。花音は凪を「凪ちゃん」と呼ぶ。
◆ 柳屋凪と御涼鈴は、先輩と後輩。二歳差で、高校二年生と中学生三年生。
清楚なお嬢様な鈴はイギリス人とのクオーターで、金髪ツインテール。対する凪は、どこかブリティッシュボーイを思わせるくせ毛の少年。
共通点があるようでない二人だが、鈴は凪に気があるのに、凪は意識しておらず、精神面でも行動面でも凪に振り回されている。凪は鈴をリアクションの大きい面白い後輩と思っているので、この二人のラブコメもなかなか進展しない。鈴は凪に対してややツンデレ。
仕事面では、情報屋の凪を鈴がサポートすることも多い。
呼び方は、互いに「先輩」、「鈴ちゃん」。
◆ 八草作哉と能々乃野ノノは、家族。高校二年生と小学四年生。
ぶっきらぼうなお兄さんと天真爛漫な少女の組み合わせ。
作中で昔の話の回想はないが、二人は同じ孤児院で育った者同士。
不良少年のような強面の高校二年生の作哉は交渉人としての仕事をしており、孤児院から自立する際、そこにノノがついていく形になったらしい。痛覚をほとんど持たず力の制御がうまくできず不器用な作哉を、しっかり者のノノが生活面から支えている。
元々怖い顔の作哉も、フランス人形のように可愛らしいノノと並ぶと、余計に怖く見える。
作哉はノノに対し、親バカにも似た過保護で心配性な一面も持っている。
呼び方は、互いに「ノノ」、「作哉くん」。
『あけちけの日常と少年探偵団』は、開や凪たち7人が送るほのぼのとした日常のお話で、ショートショートのような短編集になっています。勘違い・すれ違いネタがおすすめです。キャラクターに興味を持たれた方はぜひ読んでみてくださいね。勘違い・すれ違いネタはコントチックになっているので、お笑いが好きな方は特に楽しめるのではないかと思います。
また、完結したSFミステリー大長編『探偵王子カイ 奇術師ナギと天空のパラノーマル』と『探偵王子カイ 容疑者ナギとワールドフールの螺旋』には、明智開、柳屋凪、密逸美、御涼鈴がメインキャラクターとして登場しています。キャラミスになっているので、ミステリーが苦手な方にも読んでもらえたらうれしいです。