幼女──涙iLLエトリー
んんん!ん、んんん!
こ、こんばんは……遅くなってすいません。←待ってる人がいる予定。
今回はね、ね、驚きの展開があるよ!
大嘘
では、後書きで……笑笑
狂人世──今の日本を表した言葉である。
二千二十年十二月二日。
何のいたずらかすべてが二で統一された日に、ある事件が起こる。
当時、日本国憲法第九条の改定が予想され、十二月三日にその内容が発表される予定だった。しかし、あちら側の都合により、二日に発表されることとなる。
これが事件の始まりだった。
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「あんた新人? 私の名前はシャラワ。目が大好きなのよ」
「あ、そう。私はあなたの好みや名前など微塵の興味も湧きません」
少しシャラワの額に疼く第三の目が動いたように見えた。
シャラワの容姿は、肌を突き刺すような寒さをまるで無視した黒のビキニ。
それに本来あるはずの目の位置には何もなく、偽眼を付けている訳でもない。
なら、第三の目は、本来の目の働きを代弁している……?
シャラワの第三の目を睨みつけ、
「何する気? 」
と、威勢よく声を荒らげる。
「まぁ、落ち着きなさい。私は目が好き、正確には『私を見ている目』が好きなの。だからね、私はあなた達の目を取っちゃう前に、色々な話をしてあげるの。私の正体の話とか、MADの話とか。興味あるでしょ? 」
「無い。どうせ殺される」
「まだ話は終わっていないよ? それで、普通にやってもみんなスグ目をそらしちゃうんだよ。だから、ルールを決めたの。話を聞いてる間、私の目からそはしちゃダメ。ずっと見るの。見つめるの。泣いちゃってもダメ。涙で目が曇ると私を見ることが出来なくなっちゃう。分かった? 一度でも目をそらせばあなたを殺す」
さっきの人が言っていた涙はこのこと……。
シャワラの豊満な胸を揺らしながら私の目の前に顔を近ずける。
「あなた、表情がないのね」
「あなたにだす表情なんて無いわ」
人の怒りに触れることは昔から得意、いや、性格なんだろう。
シャラワは苛立ちを隠せず、
「あなた、本当に今すぐ殺したいわ。まぁ私の話を聞けばきっとあなたの表情もオモシロくなるはず」
「話したいなら話せばいい。ただ、あなたの気色の悪い目を見つめるのは出来ないわよ」
「この幼女が! 殺してやるッ!! 」
シャラワが叫んだ途端、右手に持っていた鋏の様なものを振りかざす。
そして私の足に鋏の鋭い二枚刃が突き刺す。
私の白い皮膚が、徐々に溢れ出た血の色に塗られる。
それだけには留まらず、開いている刃を閉じるようにシャラワは手に力を入れた。
と、同時に皮膚と筋肉が壊れ、潰され、切られる。
「どぉお!? これでも無表情なの? 出来るわけないじゃない!! わたしをみてえええ?! 見てって言ってるでしょぉおお!!! 」
しかし私は表情を変えない。
変えようとすれば確かに変わる、が、シャラワの挑発に乗るほど私は甘くない。
「なるほど、MADが恐れるほどのことはあるようね」
MADが私を恐れている?何故……
「その目、興味が湧いた時の目よ」
さっきの狂気が嘘のように消え、冷静な面持ちで丁寧に声を出す。
声を荒らげ、相手に痛みを与えながら今起こっていることと状況が理解できないように発狂する。
一種の催眠誘導技術だ。基本的に拷問などでしか使われないが、今の状況や行動は実験などではなく、ただの拷問のそれでしかない。
「確かに興味が湧いた。MADが私を恐れる理由を教えて」
「いいわ。その代わりさっきのルール覚えてるわよね? 」
「えぇ」
シャラワのように私も直ぐに冷静になる。
「MADがあなたを恐れている理由……それは───」
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携帯の着信音が、血と肉と腐敗したゴミが散乱している部屋に鳴り響く。
「もしもし シャラワか?どうした」
「女にやられた……足が無くなった。見た目が六歳児くらいの子だったから油断した。ごめんなさい」
「油断するなと言ったはずだ。それに、その女は君の言った通り、ただの幼女……六歳児の子供だ」
MADは通話を止め、シャラワの元に『人間』として、赴くことにした。
「やっと……君とお遊び出来るのが楽しみだよ」
やっほ!グロ描写は今回少なめだったね、
最後シャラワちゃんやられてるけど、
次の話でちゃんと繋がるから!
あと、基本マナマナは火曜と木曜しか上げないかな?土日とか時間空いたら上げます!
では次のマナマナで!見てくれてありがとっ!