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〜二人の転生者〜   作者: 小林 ゼロ
第1章 〜 転生した世界〜
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8話 兄妹

・・・王城に入ると中は芸術的な大きい支柱や床には赤いカーペット、広間の隅には数々の花瓶に綺麗な花が添えられていて、壁には絵が飾られていて、またなんと言っても広い!

メルス家の5倍は広いと思う。


「ついてきたまえ、待機部屋に案内する。」

ウィンドは慣れた感じで前を歩く。


俺と由衣はぽかーんと口を開けて通路を歩く。

「ヒカル、ユイ、だらしがないぞ。」

とレインに注意をされてしまった。


「さあ、ここが待機部屋だ。この部屋にはソイル、ソティ、ヒカルの3人で待機していてくれるかな?」

「全員で待つんじゃないんですか?」

と聞くと

「ああ、バーンとソティは喧嘩が絶えなくて、又それが激しくてね、部屋が壊れては困ってしまうからね。」

と小声でいう。とても悩み事のようだった。


「わかりました。じゃあ、由衣あとでね!」

「うん!あとでね!」

由衣と初めてこの世界に来て離れた。


部屋に入ってすぐ

「さて、ヒカルくんの闇の魔法を見せてくれるかな?」

「ソティも凄く気になるのよね!早く見せるかしら!」

突然、2人はとても興味深々で聞いてきた。


出来るかどうか解らないが、あの時の感覚を思い出しながら意識を高める。

「じゃあ、いきます!シャドーミスト!」

その瞬間、体は前回同様黒い霧で鼻の下から全部を覆った。


「……それだけですか?」

「……ずいぶんと地味かしら、」

2人とも期待はずれといった表現をしたのだ。


「この能力は凄いんですよ!ちょっと腹を剣で刺して見てください!」

その瞬間、2人は首を傾げて、?マークを浮かべていた。

そりゃいきなり腹を刺してくださいって、いかれてるとしか考えられない。


「そうすれば、能力の凄さがわかるんだな??」

「じゃあ、兄様頼むのよ!」

この2人はやる気満々だった。。。

するとソイルは俺の腹に剣を突き刺す。


「・・・これは剣がすり抜けた?」

「地味だけど、すごい能力なのよ。」

2人ともこの能力の凄さがわかったらしい。


「ソティもやるのよ!」

「サンダーボルト!!!」

ソティは雷属性の魔法で腹を狙う。


「ぎゃああああぁぁー!!!!!」

魔法は霧を突き抜け腹に直撃する。。


シューーー。。。

体から煙がでてくる。

「がぁ、か、」

俺は声を出せなかった。

「これを飲んでください!」

口に謎の液体を流し込まれる。


飲むと体の痺れや痛みが消えた。

「今のは?」

「回復薬です!大丈夫ですか?」

当たった時は死ぬかと思ったが、回復薬のおかけで助かった。。。

「とりあえず大丈夫です。ありがとうございます。」


「その、悪かったのよ。」

ソティが謝った

「ああ、大丈夫だ。そもそも俺が自分の魔法に過信しすぎてた!」

笑いながら言った。


「無事でよかった。妹の魔法は強力だから、即死も有り得たんだが、本当に無事でよかった。」


「ソティのは雷属性なんだな?」

と聞くと

「そう!ソティは最強の魔法、雷を使えるのよ!」

とても自慢をする。


「ソイルは何の属性なんだ?」


「僕は、地属性で、土で壁を作ってガードをしたり、岩を作って飛ばしたりして、攻撃もしている。だけど、守備の方が得意だね!」

兄妹の能力が噛み合い過ぎて、一番強いじゃないかと思った。


「ちなみに、バーンは火属性で敵を燃やし尽くしている。」

「ウィンドは風属性で風を圧縮して敵を切り裂いたり、見えない盾をつくったり、敵を吹き飛ばしたり、空も飛べるんだ。」


バーンはイメージどうりでウィンドは万能で恐らくあの性格だから、凄く自分の属性を活かして戦うんだなと考えた。


「光属性のユイちゃんはどんな能力なのかしら??」

ソティはさっきよりも、興味深々で聞いてきた。

多分、自分の能力と被っていないか心配しているのだろう。

と言うか、ちゃん付けとか可愛いな。


「あいつの能力は自分の運動能力と反射速度を限界以上に高めて戦うんだ。」


「ほう、自身の強化か、光と闇は攻撃系ではなく、自分に対しての強化が付くようだな。」

とソイルはメガネを中指であげながら言う。


「良かった〜。」

ソティは胸に手を当て、ほっとしていた。

やはり、被らないか心配していたようだ。


・・・

「兄様?喉が乾いたのよ。」

「麦草のお茶でいいかな?」

バックから水の入った瓶と何かの缶を取り出し、

缶から茶色い小さな玉を3つ取り出し、水に入れ瓶を振って、コップに注いだ。


「はい、出来たよ」

ソイルはソティにコップを渡す。

ゴクゴクゴク。

「あ〜!美味しい。」

満足そうに微笑むを


「ヒカルくんもどうだい?」

とコップを差し出す。

「いただきます。」

とコップを受け取り、試飲する、


飲むと麦茶なのだが、いつも飲んできた麦茶とは二味もレベルがちがった。

まず、実に香ばしいく香りが強いのだが、後味はとてもさっぱりしていて飲みやすかった。


「美味しい。。。」

「そうか、良かった。」

にっこりとして、ソイルも飲み始める、

俺も残りを飲み干して、一息ついた。


トン。トン。トン

「失礼する。」

ウィンドが入ってきた。

「そろそろ時間だ、」


俺達はウィンドについて行き皆と合流した。

任命式が始まる。。。。

今回は聖騎士の魔法の属性が出てきましたね!

ウィンドはこの先とても活躍するので少し多めに書きました!

他の聖騎士は順に戦いで能力を発揮してくれるはずです!

(ソティの魔法力はちょっと強すぎたかも。)

また輝と由衣もまだ魔法を使い初めて2日なのでこんなもんですが、この先更にレベルアップしていきます!

では次の話もよろしくおねがいします!

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