7話 招集
・・・朝になり光が差し込む、
「あー、朝か。」
・・・体が重い。
昨日の疲れたからか、とても重たいのだ。
「あれ?由衣?」
隣にいるはずの由衣がいないのだ。
俺は由衣を探しに部屋を出る。
「ダイニングに行くか。」
俺はまずダイニングに行く。
朝はまずダイニングで朝食からはじまるからだ。
そして、ダイニングにつくと、
「やぁ、おはよう」
「もう!やっと起きた!」
と2人とも席に着いて朝食を食べていた。
「由衣!起こしてくれなかったのか!?」
と少し大声でいうと
「起こしたよ!でも全然起きないんだから!」
と少し怒り気味でいう。
「そうだったのか。すまん。」
「大丈夫だよ、次はちゃんと起きてね!」
俺は席に座り朝食を食べ始める。
「朝食が済んだら、すぐに出るからな。」
「あと、剣をもって出るように。」
と朝食の済んだレインは部屋にもどった。
俺達も朝食を終え、着替えて外に出ると
「馬車で移動しますのでお乗り下さい。」
とマルスが馬車を用意していた。
「わぁ〜凄い!」
由衣は目を輝かせながら馬車にのった。
「あれ、レインはまだなんですか?」
と聞くと。
「そろそろいらっしゃると思いますよ。」
と言うと
「申し訳ない!」
とレインがでてきた。
「では、マルスたのむぞ。」
と馬車に乗り、マルスに言う。
馬車はゆっくりと走り始めた。
馬車は王都を通っていく、色々な風景を見ることができた。
「今日の任命式では聖騎士、全員来るんですか?」
と俺が少し気になったので聞いた。
「ああ、勿論。」
と少し苦い顔でいった。
そして王宮についた。
王宮は、某ドーム5つ分の敷地と西洋の城が立っていた。
馬車から降りると
「わ〜、こんな城初めて見たぁ〜」
と由衣は更に目を輝かせる。
「おーい!レイン!久々だなぁー!」
ととてもうるさく、大柄な髪は赤く人相の悪い男がきた。
「そっちは、全然変わらんな。」
と逆の口調で話す。
「その後ろのが、残りのメンバーか?」
と聞くと
「ああ、そうだが?」
と言うと、男は俺達の前に立つ。
その瞬間、由衣は半歩後ろに退く。
「おいおい、俺の殺気に反応したのが、そっちの嬢ちゃんだけか。」
とがっかりとした表情でばかにされた。
俺は顔を怖ばせると
「まぁいい!俺の名前はエクリプス・バーンだ!バーンと呼べ!」
ととてもうるさい男だとおもった。
「全く、君はいつもやかましいですね。」
「もう少し、自重したらどうかしら!」
とメガネを掛けた身長は普通くらいの茶色の髪をした知的な男と髪は黄色でツインテールで背の小さい女の子が歩いてきた。
「おや、そちらが新聖騎士の2人ですか。」
「申し遅れました。僕の名はマリウス・ソイルと言います。ソイルとよんでください。」
と男の方から自己紹介をするが、
女の子はバーンと口喧嘩をしているようで、
「全く、あいつは、すみません。あいつの名前はマリウス・ソティ。僕の妹なんです。」
と言うと、ソティがこっちに来た。
「兄様?ソティの自己紹介はすんだのかしら?」
と少し生粋な感じで言った。
ソイルはああ、と言わんばかりに首をふる。
「じゃあ、お前達の自己紹介をするといいかしら!」
「いや、ちょっと待ってくれるかな?」
と緑色の髪をしたとてもイケメンな青年が王城からでてきた。
「いきなりで済まないが、僕の名前を先に言わせてもらうね。」
と青年は名をいう、
「我が名はバロン・ウィンド、ウィンドと呼んでくれたまえ。」
「じゃあ、エクセリア様の…」
と俺が聞くと。
「ああ、息子だ。」
・・・・・・・・・・・・
「さて、君達の名前を聞かせてくれ。」
とウィンドが言う。
「俺の名前は、結束 輝です。」
「私の名前は、矢坂 由衣です。」
と俺達は少し控えめでいった。
「ヒカルとユイというんだね。よろしく頼む。」
とウィンドがいい、
「さて、では行こうか。」
と仕切ると
「ああ!行くかぁぁ!!」
とバーンはバカうるさく声をあげる。
「あーもう!うるさいかしら!!!!」
とソティがキレた。
「こらこら、ソティ?怒ったら可愛い顔が台無しだよ?」
とソイルが妹をなだめる。
「君達はやはり、兄妹だな。」
とレインが羨ましそうにいう。
「王城に入るんだから、そろそろ静かにするんだ。」
とウィンドが空気を凍らせると。
バーンが黙った。
「やはり、君がいるだけでまとまるな。」
とレインが言う。
俺達は王城へと、入っていく。