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〜二人の転生者〜   作者: 小林 ゼロ
第1章 〜 転生した世界〜
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4話 質問とこれから。

「さて、私の聞きたいことは、ただ一つだ。正直に答えてほしい。」

とレインは鏡の様なものをこちらに向けて置きそう言った。


「では、聞こうか、」

「君達はどこからきたんだ? 私が考えるにその格好からしてこの世界の住民ではないと考える、さあ、聞かせてもらえるかな?」

ときっぱりひとつの質問を聞かれた。


「俺もまだ全部を理解している訳では無いのですが…… 俺達はこの世界とは全く異なる世界から死んで、この世界に来たとおもいます。」

と自分でもおかしい事を言ってるなとおもいながらもそう答えた。


「ちょっと待って!! 輝!じゃあ私達はあの時トラックに引かれて死んだの?!」

と由衣が血相を変えて言った。


「うん、恐らく、俺らはあの時死んだ。」


すると鏡は緑色に光った。

「ふむ、とても信じがたいことだが…どうやら本当の様だな。」

とあっさりと信じてくれたのだ。


「こんな説明で信じてもらえるんですか?」

と疑問に感じたがすぐに答えが出た。


「すまないな、ここにある鏡は嘘を見抜くことの出来る、魔法具なんだ。」

と少し笑いながら言った。


「では、君達はこの世界の事を何も知らないし、家も無ければ、お金もない。そういう事でいいんだな?」


「そうですね、一文無しです。」

と言うと

「ならば、この家に住むといい。」

・・・

「えぇ!?良いんですか?!」

俺はとても驚いた。


「ああ、構わない、空いた部屋も多いからね。」

と至って普通の理由だった。


「でも、それだと悪いですよ。」

と結衣が初めてレインに話をかけた。


「ふむ、ならば、自分の出来ることをするといい、」


「好きなこと?」

と結衣が言うと

「例えば、ユイは掃除をしたり、ヒカルは、そうだな、私と一緒に騎士をやるとかかな?」

と言ってきた。


「なるほど!自分がこの屋敷の為になることをすればいいんですね?」

と結衣がいうと


「ああ、それで構わない。」

そして次の話題に、


「この王国の通貨について、話しておこうかな?」

「はい、お願いします!」

と俺達二人揃って言った。


「これがこの王都の通貨だ、」

と巾着袋から出したのは、銅、銀、金の色で女性の顔が彫ってある、コインだった。


「これが通貨なんですね!この女性は誰ですか?」

と言うと

「このお方は、バロン王国の王 バロン-エクセリア様だ。」

「女王だったんですね。」

「ああ、我々騎士も滅多に会えない存在だ。」

と尊い存在であることを感じた。


「俺も質問いいですか?」

「ああ、なにかな?」


「あの森で悪獣がいましたが、この世界にはそういう化物が沢山いるんですか?」


「そうか、ならば奴らについて、話そうか、」

と真剣な顔になった。


「敵は大きく分けて2つの種類になる、森でみた悪獣、そして空を飛ぶことが出来る、悪鳥。」

「だが、これをまとめる奴らを獣人と鳥人がいる。」

・・・・・・・・・・

とてもシンプルな名称だが、かつてこのバロン王国を壊滅の危機にさらすくらいの危険な存在らしい。

もちろん今もだ、

「なるほど、それから王国を守るために騎士がいるんですね?」

ともう一つの質問を言った。


「ああ、この世界には、下級、上級騎士、そして我々7聖の騎士がいる。」

と言った。


俺は驚いてしまった。

この前にいる人こそが7聖の一人だからだ。

「レインさんは7聖の1人なんですね。」


「そうだが?」

と平然と言った。


とても凄いことのはずなのにこういう対応になるのは何故なのか疑問に思ってしまう。


「だが、7聖はまだ揃っていないし、我々7聖は元々、なる運命にあったんだ。」

と意味深なことを残すと、


「レイン様………………」

とマルスがレインの耳元で何かを伝える。

すると、


「すまない、緊急で出なければならなくなった、この続きはまた今度で頼む。」

といいすぐにでてしまった。


ーーー なるべくしてなったとはどういう事なんだろう。そして7聖はまだ揃っていないというのも凄く気になる。ーーー


話の途中から寝てしまっていた由衣を起こす。

「ん、ん? 終わったの?」

と目を少し開けて眠そうにいった。


「うん、おわったよ。部屋に行って寝ようか。」

「うん!」

と少し元気に答えてくれた。


ベットに入ると

「私たちのこと、悲しんでるよね、」

と涙声で由衣が言う。


「うん、凄く悲しんでるとおもうよ、」


「この先、私たちどうなるのかな、」

由衣は不安そうに言った。


「由衣……大丈夫だ、俺が付いてる!そしてレインさんも親切にしてくれるし、あとお前が不安そうになるなんて、柄じゃねぇよ。」

とそう言うと、


「そうだね、一人じゃない、もっと楽しまないとね、」


「ああ、だからこれから一緒に頑張ろうぜ!」

「うん!」

由衣は少し元気になった。

「おやすみ。由衣。」

「うん、おやすみ。」


ーーーこうしてこの異世界での一日目がおわったのだ。ーーー

取り敢えず一日目が終わりました。

色々と疑問を残す感じで終わましたが

だんだんとわかってくるようにして行きます。

これからもよろしく!


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