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〜二人の転生者〜   作者: 小林 ゼロ
第2章 〜獣人との戦い〜
34/35

1話。

俺達四人は他の四人と別れ先へ進む。


もう、俺らの情報はこの基地内の奴らに伝わっているはず

つまり、いつ何処から奴らが出てくるかわからない。


でも、それより、俺はもっと重要なことがあるとおもう。。

それは、現在の由衣との距離だ。

少し前までは、幼馴染みというともあって仲は良かった。


のに、なんで、こんなに、遠いんだ。


遠すぎるよ。


こうなったら


「由衣、ちょっといいか。」

「なに、」

冷たい声が俺の身体に刺さるようだ。


「なんで、そんなに冷たいんだ?」

俺は直球で由衣聞いた。


「別に、冷たくしていないんだけど?」

「じゃあ、質問を変えるよ、何でさっきから、そっぽむくんだ?」

由衣は目をそらした。

その後すぐに、鋭い目で俺を見てこう言った。


「それがなに?問題なの?」


俺は言葉を失った。

いや、絶望してしまった。

俺は由衣が好きになった、今だってそうさ。

でも、ここまで拒絶されてしまっては、俺の想いは無駄なのだろうか。

とそう思った。


「あ、あたりまえだろ!!」

俺は思わず大声で怒鳴りあげるように声を放った。


「俺達は誓ったよな、何があっても二人でこの世界で生きようと。」

何故だろう、俺は涙声になってしまっていた。


「俺達は強くなった、一人で生きていけるくらいに強く、でも、それでも、俺は、お前と、一緒に生きて生きたいよ。。。」


俺は弱いな、由衣の前で涙を流すなんて、でも言いたい事ははっきり言った。

これが俺の想いだ、伝わるかどうかなんてどうでもいい。


「ごめんね、輝、私ね…」

由衣は少し明るくなった表情で言ってきた。


「輝の事が、」


「ヒカル様!ユイ様!敵が来ております!」


「!?」

「!?」

俺は涙を拭い、剣を抜く、

由衣はもう突っ込んでいっていた。


「シャイニング・ハート!!!」


来た獣人は9体、だが、由衣は持ち前のスピードと剣技で獣人を瞬殺する。


「ふーぅ。」

「大丈夫か?」


「うん。大丈夫。」


「さっき何か言いかけてたよな、何を言おうとしてたんだ?」

「何でもないわよ!!!!」

俺に怒鳴って、先に歩いていった。


それでも、ついさっきの様な重い空気は無くなっていて、

次々に来る獣人を四人で協力して、倒して行く。

もちろん奴らの実力はかなりのものだが、四人で戦えばどうってことない。


そして、更に基地を進んでいくと、


「この扉は、」

「ああ、間違いない、この先にボスがいるな。」

かなり大きい扉だ。


「レイン様、どうされますか?」

「もちろん入るぞ、準備はいいか。」

「ああ、もちろんだ。」

「はい、行けます。」


ギィィィ。。。


扉を恐る恐る開ける。


扉を開けると中は真っ暗だった。

だが、とてつもない、プレッシャーを感じる。。


すると、突然、部屋を青い炎が囲った!


「こ、こいつは、」

「これは、これは、」

「嘘だろ。」

「嘘でしょ?こんなの倒せるの?」


部屋の奥には他の獣人よりも、小さく、人に近い体格をしている、獣人がいた。

だが、その体格が嘘だと思えるくらいの迫力とプレッシャーを肌で感じてしまう。


俺達は見た目より、そっちの情報が頭に焼き付いた。


ギィィィ、


「さぁ!!勝負勝負!!!」

「やっと、ついた、のよ。。」

「あれが、ボスか。」

「へぇ。」


まず、色々突っ込ませろ。。

ソティはまぁわかるよ。

ウィンドとソイルさ、何でそんな冷静なの!?



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