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〜二人の転生者〜   作者: 小林 ゼロ
第2章 〜獣人との戦い〜
33/35

二十一話 地獄へ。

目の前には先の見えない階段、この中に奴らはいる。

俺達は一歩ずつその中へ入って行く。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


階段を降りると共に俺は緊張が増していく。

まだ一本しかない階段だか、これを降りると数々の空間が待っている、ということは敵が待ち伏せている。


「ヒカル、大丈夫か?」

レインは俺が緊張しているのに気が付いたようだった。


「あ、ああ、大丈夫だ、」

「焦ることはない、いつもどうり、やる事をやればいいんだ。」

「そうだな、」

「と言っても、実の所私もかなり緊張しているんだよ。」


レインもやっぱり緊張するんだな。

俺はそう思った。


「だが、戦闘に入ればすぐに消えるさ」

それでもレインは落ち着いているように見える。


・・・


「ナ、ナンダ、キサマラ!」


「おっと、静かにしてくれるかな?」

ウィンドは階段の下で守る獣人をそう言って切り裂く。


ブシャァ。。

辺りには血が舞う。


「さて、ここからは先に言っていたメンバーに分かれてもらうよ。」

と、ウィンドは何事も無かったかのようにそう言った。


「はぁ、がまんなのよ。」

「さて!俺様の出番だなぁ!!!」

「バーン、少し静かに、敵陣地なんだからさ。」

「ソティ、それでいいんだ」


「マルス様行きましょうか。」

「ああ、行こう。」

「由衣?行こうぜ?」

「。。。」

由衣は首を縦に降るだけで先に行ってしまう。



ここからは地獄だ。


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