表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
〜二人の転生者〜   作者: 小林 ゼロ
第2章 〜獣人との戦い〜
18/35

六.五話

・・・・・・・・・・・・

「輝おきて!」

「うん?由衣かな?」

起きると、お母さんが俺を起こしていた。

え?どういうこと? さっきまで、精霊の森に…

「何ぼさっとしてるんだい?学校に行かなくていいのかい?」

間違いなく、ここは俺の部屋だ。

勉強机に、ノートパソコン、部屋の隅には制服とテニスラケット。

いつも暮らしてきた部屋だ。

だが、有り得ない、俺は死んだのだから。


「輝〜!!」

由衣の声だ。家の外から前のように呼んでいる。

俺は窓を開け、

「おい!由衣!」

その後の言葉がでてこなかった。。。

あれ、俺何してたんだっけ?

あ、そうだ。学校に行くんだった。

俺は速攻で制服に着替えて外に出る。

外は清々しいいい天気だった。


「輝〜!お弁当忘れてるよー!」

とお母さんが持ってきてくれた。


すると、

「輝??」

とどこからか声がした。


・・・・・・・・・・

俺は目を開けた、そこは神々しい光を放つ精霊の森だ。

「あれ、ここは。」

俺は目を擦りながら由衣の顔をみる。

「何、寝ぼけてるの?弁当がなんとかって」

由衣は心配した表情で俺をみてきた。

「いや、ちょっと夢を見ててな」

「どんな夢?」

「いや言えないわ」

いったら多分由衣はまた落ち込んでしまう。

それは避けたいと心から思う。

「憶えてないの?」

「う〜ん憶えてないね。」

もちろん嘘だ。ほとんどの事を憶えている。

でも、何でこんなに覚えていられるのだろうってほど、鮮明に憶えている。

あ〜戻りたいかも、っておもった。


「さて、先に進も?」

由衣はもうテントを片付け出る準備万端だった。

「お、おうちょっとまってな。」

俺はテントと枕をポーチに詰め込む。


昨日からかなりこの森を歩いているのだが、目印になる物が少なく、至る所全てが光っているので、もしかしてループしてる?と言うことにもきずいて無いのかもしれない。

が俺達は先にすすむ。


「ねえ、あれそうじゃない?」

と由衣は発光石の穴を指で指す。

確かにそれっぽいが、光過ぎじゃないか?

でも、ここだと、逆にいいのかもしれない。

が、現に見つかっている。


「よし、じゃあ、戦闘準備だ。」

俺達は余計な物を隠し、剣だけ持って、穴の前に行く。

『誰が居ますか〜!!!!』

2人で穴に向かって叫んだ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ