一話 1年後。(ユイ編)
私はこの世界で生きていくと、誓った。
輝と一緒にそのために強くなった。
この私、由衣の2年目がはじまる。
・・・・・・
「さぁ、行きましょう。」
と言い、私は馬を置いて、輝とはまた別の、閃光の森に入る。
私は強くなった。輝と同様、マルスさんと、レインに毎日の辛い修行に耐えた。
その結果、私は細いが確かな筋力、運動能力、剣術、魔法バリエーション。輝には劣るが、確かな実力を手に入れた。
「まさか、輝が任務に出てからすぐに、新しい任務が来るなんてー、」
今回の任務は獣人の使団を見つけたという情報が入ったと、ウィンド聖騎士長から言われた。タイミング良く、輝が行った後、直ぐに情報が入ったらしい、
正直、ウィンドがでればいいじゃん、と思うのだが、
これもいい経験だと自分に言い聞かせて、任務にあたる。
「と言うか、レインもついてきて欲しかったな。」
だが、輝同様、
「これも良い経験、レイン様の力を借りなくても、自分一人で戦えるようにしてきなさい。」
とマルスに言われてしまった。
私も輝には、偉そうに言ったが、自分になると、きついものがあるな。と思う。
「夜になる前に、帰りたい。」
私は暗いところが苦手なのだ。
もちろん、光を出す魔法を覚えたのだが、
それでも、何が出るかわからない暗いところは嫌いなのだ。
「さっさと、終わらせちゃいましょ。」
と私は走りながら奴らの拠点を探す。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
「嘘でしょ??」
全然見つからない………
夜になってしまった。
「あ〜あ、最悪。取り敢えず。」
「クライスト。」
手から光の玉をだす。
20m先までみえるようになり少しすすむと、
小さな穴蔵を見つけた。
「今日はここで休みましょう。」
・・・・・・・・・・・
「オイ、」
と誰かに起こされた。
目を開けると、剣を突き立てられて、目の前には獣人が居た。。。
すぐ剣を抜き、獣人をきる。
「あ〜あ、目覚めがわるいわね、」
と、目を開けると、大勢の獣人が剣を出して、いかにも襲ってきそうな雰囲気だった。
「あれ、もしかしてここが、使団の拠点?」
私は知らずうちに、獣人の拠点の入り口でねていたのだ。
敵が襲ってきた。
私も聖剣で対抗する。
獣人は強いが、今の私にかかれば、余裕なものだ。
当たりには血と、死体、が散乱し死臭がする。
「はぁー、血の匂いって慣れないわ。」
私は早くお風呂に入りたいと思う。
数十分で獣人を全て倒し、
「さて、帰りましょ。」
私は帰ろうとした。
「君?待ってくれるかな?」
と穴蔵から獣人の残りがでてきた。
「あら、残ってたのね?」
再び剣を抜く。
「僕の名は、17使団、団長、ザルクスだ。」
と丁寧に自己紹介をしてきた。
「はいはい、ご親切にどうも、じゃあ行くわよ。」
と言い私は剣を振るう。
「では、僕も行かせて頂こう。」
──この獣人、速い!
素早い剣戦で力よりも、スピードの勝負となり、
少しずつ、私の斬撃が入るが、本当にすこし。
全然効いてない。
「あなた、やるじゃない。」
「君もなかなかやるね。」
両者譲らない攻防で、私は一つ段階をあげる。
「シャイニングハート。」
体から光の閃光を放ち、
身体能力、反応速度がアップする。
「ふむ、それでは第2Rといこうか。」
「2Rで終わるわよ。」
・・・・・・
「がぁぁ。」
「何故だ、、さっきよりも断然、速い。。」
さっきよりも一方的に剣がザルクスに斬撃が入る。
「私、貴方よりずっと強いの。」
と少しいきがってみた。
ザルクスは剣を地面におく。
「どういうつもり?」
「斬るといい。」
私は近くに近寄る。
「なんてな!」
ザルクスはナイフでさそうとする。
「でしょうね。不意打ちなんて意味無いのに。」
剣を弾き飛ばし、ザルクスを斬り裂いた。
「はぁ、終わった。」
私は、2日で任務を片付けた。
「さて、帰りましょ。」
乗ってきた。馬にのって帰る。
こっちでは、由衣の1年後をかきました。
まさか、任務が被るとは、
由衣は強くなりましたが、やはり、輝には劣るよう、だけどシャイニングハートを使うことによって、かなりの力をアップできるよう。(シャドーバンプよりも性能がよく、体力消耗も少ない。)
ここから、2人は屋敷に戻り、次の話につづく。