0話 二人の最期
桜の舞う天気の良い春の日、俺,結束 輝の高校入学式を迎えるはずだった。
「行ってきまーす!」
新しい場所での期待や不安を持ちながらも元気に家を出た。
「わっ!」
「!?」
「おっはよー!!輝!」
「びっくりした〜、おはよ~」
朝からこんなに元気なのは凄いなって思う。
俺の幼馴染みの矢坂 由衣だ。
「何でそんな浮かない顔をしてるの?」
「そりゃ、お前新しい生活が始まる時は普通はこんなもんだろ?」
「うーん私はすっごい楽しみなんだけど!!」
とても輝いた笑顔で言ってきた。
「お前は昔から変わんねーな」
「そうかな〜?」
そうだよ、と心の中で思いながら歩いて大通りにでた。
「もうそろそろ学校につくね!!」
とさっきよりも楽しみという感情が露わになっていた。
「あ〜そうだな…」
と俺は少し沈んだ声で返した。
横断歩道を渡っていると赤信号にも関わらず
キキィキィー!!!
デカイブレーキ音を立てながらこっちにトラックかま突っ込んで来る!
「え!?」
「は!?」
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俺ら2人は入学式直前で死んだ...
そのはずだった。
今回が初投稿となります!
豹刀と申します!
とても未熟者ですので
ご指摘や感想の方をよろしくお願い致します!