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プロローグ

初めて小説を書いてみました。

どうか暖かい眼で見守ってください。

 「俺の名は【柊・命】(ひいらぎ・みこと)、どこにでもいるゲーム好きな人間だ」。

 そういって俺は目の前の自称神様に話した。


 最初に姿を現したときは、ボーリングの玉ぐらいの光る玉だったが、俺が話しにくくしていると身長130cmぐらいのかわいらしい少女に姿を変えていた。




 神様曰く俺は死んでしまったらしい。

 しかも俺の死はどうやら予定外らしく、このままでは魂は消滅し二度と転生出来なくなるらしい。



「―――という分けで、貴方はどうしたい?」


「生き返ることは出来ないのか?」

 とりあえず最初に思った事をいってみた。


「無理ね。私も貴方が死んですぐにやったんだけど貴方の居た世界に拒否されたわ。」


「……なんで?」


「認めたくないみたいよ。貴方の居た世界は他の世界に比べると少し頑固だから」


 ……頑固って……どこの親父だよ


「まぁ、候補としては生き返らずにこのまま天界に行くのもあるけど?」


 天界か……天国みたいな所かな?


「他には無いのか?」


「そうねぇ、魔界には行きたくないでしょ?」


「ああ」


 どうやら俺の想像は当たっていたらしい。


「後は別の世界に行くぐらいかな」


「別の世界では生き返れるのかっ?!だったらそれにしてくれっ!!!」

「わ、わかったわ。どんな世界がいいの?」


 そんなの決まっている。 ゲーム好きなら一度は行ってみたいと想っただろうそれは――――


「剣と魔法のファンタジーな世界だっっっ!!!!」

 俺は握りこぶしを作り、期待に満ちた眼でそう宣言した。


「そ、そう。わ、わかったわ今探すからちょっと待ってて……」


 そういいながら神様の眼は焦点が合わなくなっていく。




 時間にして10分ぐらいだろう、神様が戻ってきた。


「あったわよ。取り敢えず先に希望があったら聞くけど」


 そうだなぁ……


「比較的に平和な世界がいいかな。それでいて魔物とか明確な敵が居る世界」

「……なんか凄く矛盾してるんだけど……」


 そう言いながら、はぁ、とため息をつき眼の焦点が合わなくなっていく。




 待つこと30分、流石に無茶な注文だったのだろう。 先程よりも長い時間かかっていたがようやく戻ってきた。


「……在ったわよ」


 少しふらふらになりながらそう応えた。


「それで……貴方の希望は他にはないの?」


「えっ?!まだいいのか」

 快復したのかはっきりと応えてきた。


「ええ。貴方は本来、あと80年は生きる予定だったから出来る限り希望は聞くわ」

 マジか、だったら遠慮なく云おう。


「じゃあ、俺が俺のままその世界に行きたいんだか出来るか」


「……どうゆう意味?」

 「神様がいう、別の世界に行くのは、その世界に転生する事だろ?」


「ええそうよ」


「それをせずに、俺の今迄の記憶があって身体も成長した状態で行きたいんだ」

「それは……出来るけど……あまりオススメしないわよ」


「なんでだ?」


「私達神が力を使えるのは、自分の守護する世界だけなの。つまり貴方が言った方法は別の神にやってもらうしかないの」


「それが何か問題でもあるのか?」

「……貴方が言った方法に問題があるわけじゃないわ。今の貴方は魂だけの存在なの。つまりその方法は身体を新しくつくらないといけないの、ここまではいい?」


「ああ」


「つまり新しく創る身体は別の神が好きに創る事になるの」


 なにぃ!?マジか!?

 どうする?――――


「まぁ、どうしてもってゆうならその神に釘を差しとくけど?」


「お願いします」


「はや!……少しは躊躇いなさいよ……」


「確かに姿が変わるのは多少抵抗があるけど、今迄とは違う人生を送るんだからそこは割り切ることにしたよ」


「そう……わかったわ。あとまだ希望は?」


 そうだな……やっぱりファンタジーなんだからアレだろ


「これが最後だ。俺が魔法を使えるようにしてくれ」

「ん、わかったわ」


「……随分簡単そうだな」

「簡単よ。元から魔法がある世界だから難しくわないわ」




「そうか、じゃあもう希望も無いから別の世界に送ってくれ」


「わかったわ。じゃあ始めるわよ」


 そう言いながら神様が俺に向かって手を伸ばしてきた。

 その瞬間、俺の身体が淡い光に包まれ、徐々に意識が無くなっていった。




 これが俺のこの世界での最後の記憶となった。

更新は不定期になりますが、二週間に一回は投稿したいと思います。


出来なかったらご免なさい

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