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8話 友達
夜。
小野タカシは、部屋でゲームをしていた。
手を止めて、アプリを開く。
フレンド一覧。
岡本太郎――オンライン。
通話ボタンを押す。
『もしもーし』
「あー」
『今日さ、警察がうちに来て、お前の話した』
「へえ」
『あれだろ、今話題の“影”。あいつ、お前と同じ名前出したらしいやん』
「多分それ俺だわ」
『マジで?』
「うん、マジで」
「とりあえず早くゲーム誘って」
『あ、はーい。ちょい待ち』
――
それから、二時間ほど
『じゃあ、そろそろ落ちるわ』
「俺も」
通話が切れる。
タカシは、そのまま椅子にもたれた。
少しだけ目を閉じる。
そのまま、眠りについた。
――
岡本は、通話を切ったあと、
再び画面に向き直る。
マッチングを開始。
一人でランクを回す。
…さっさと寝ろ




