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初めて書いたのでおかしな点もあります。ご了承ください。

空には半月が輝き地上には赤いランプが光るそんな夜。

「皆さん、今夜もご苦労様です」

突然響いたのは声変わりをし始めたくらいの少年で彼は窓から入ってきた。

その瞬間、

「やつだ!!今夜こそ捕まえろ!!」

『うぉぉぉ!!!!』

静かな夜を遮るような大声が響いた。

大の大人でも普通ならその雰囲気に怯えるのだが、

「ほっ、よっ、とっ!」

少年は怯えるようすもなく、迫り来る大人達の頭を踏み台にし奥へと進む。

『ぐへ……』

狭いわけで当然壁にぶつかる。

「ただでさえ狭い部屋に大人を何人も置いて、それも突撃させるなんて無茶なことをしますね、ロイ警部?」


少年は親しい友人と話すような感じで話しかけた。

「むぐぐ……だがここから先には進ませんぞ!!」

ロイ警部は少年を見据えて言う。しかし、

「では、ありがたく月の涙は貰っていきますよ、警部」

目の前にはもう少年はいなく、ロイ警部の後ろにいた。

少年は扉から出ようとするが

「馬鹿め、そこはもう包囲してある。私をなめるなよ?……今夜こそお前を捕まえてやるぞ!!」

突撃してきた大人達はよろよろと立ち上がり、徐々に少年を追い詰めていった。それも、少年が入ってきた窓の方へ……

「年貢の納め時だぞ、ゼロ?」

ロイ警部はもう勝った気でいた。重大なミスを犯したなんて知らずに。

「困りました。これじゃ捕まってしまう…」

少年…ゼロは追い詰められたふりをしている。

「ふっふっふっ…確保しろ!!」

いい加減に気づけよ、といいたくなる光景だった。

「では、さようなら」

ゼロは窓から飛び出した。

「あぁ!?ま、待て!!」

ゼロの背中からは黒い翼が飛び出し、そのまま夜空へと消えていった。

「戻ってこーい!!ゼロぉ―!!」

ロイ警部の叫びはむなしく、夜空へと吸い込まれていった。

「警部が完璧だって意気込んでたけど、やっぱり問題点があったか…」

「普通に考えればわかるよな…」

「俺、この仕事辞めようかな……」

部下は口々に言うが、ロイ警部には全く聞こえていなかった。

「私の推論は完璧だったはずだ…さすがゼロ…私の宿敵だ!!」

なんてことを言って自分の世界を作っていたから。

「ゼロも可哀想だよな……」

「「あぁ、全くだ…」」

部下達がゼロに同情してしまうのも無理はなかった。


なんとなくわかっていただけたでしょうか?

実はロイ警部はお金持ちで頭はいいんです。

なぜかゼロが関係すると馬鹿になるんです。

感想お待ちしております。

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