魔法学園シャリオンへようこそ
異世界「シャリオン」の学園に、新たなる物語が幕を開ける。マーガレット・アドゥールは、光の魔法を得意とし、その才能を開花させるべく学園に入学することとなった。彼女の人生の舞台は、未知なる冒険と友情に満ちた学園生活へと変わっていく。
突然だが彼女のクラスはB組だ。なぜなら彼女は魔法が得意ではあるが、小さい頃のトラウマがあり、恐れているからだ。クラスメイトには、水の魔法使いの「キキョウ」、炎の魔法使い「カスミ」、担当の先生はエルフの中でも特に美女で有名な「マネッティア」先生だ。彼女の双子の姉「ロジベア・アドゥール」はAクラスだ。ロジベアは何か問題ごとがあるとすべてマーガレットのせいにして逃げる。だから家の中のトラブルはすべてマーガレットの責任になり、両親から嫌われて家族からいじめを受けている。
学園は3学年構成で、1学年にはAからDまでの4つのクラスが存在する。魔法の力が高まるほど上位のクラスに配置され、Aクラスは「天才集団」と呼ばれていた。貴族は基本全ての人がAクラスに入る。だからBクラスにいるマーガレットは「落ちこぼれ」と呼ばれている。