キリンジ
わたし:
キリンジというバンドのエイリアンズという曲を聞いてます
ChatGPT:
「エイリアンズ」はキリンジの代表的な曲のひとつですね。ちょっと浮遊感のあるメロディと、日常のようでいてどこか異質な情景を描く歌詞が印象的です。
ちなみに、何か特に気になった部分とかありましたか? 歌詞の内容でも、音楽的なところでも。
わたし:
あれはどういうストーリーなんですか?
ChatGPT:
キリンジの「エイリアンズ」は、日常生活の中で感じる疎外感や孤独をテーマにした楽曲です。 歌詞では、郊外の静かな夜の情景が描かれ、主人公と「君」が社会から孤立しているかのような感覚を共有しています。タイトルの「エイリアンズ」は、彼らが周囲から浮いている存在であることを象徴しています。
サビの部分では、「禁断の実をほおばっては 月の裏を夢みて」と歌われており、これは現実逃避や未知の世界への憧れを示唆しています。 また、「キミが好きだよ エイリアン」というフレーズから、主人公が同じような孤独を感じている「君」に対して深い愛情を抱いていることが伝わります。
この曲は、社会からの疎外感を感じながらも、共にいることで支え合う二人の物語を描いており、聴く人それぞれの状況や心情によって多様な解釈が可能な作品となっています。
わたし:
なるほど、、疎外感→エイリアンなんですね
曲調もいい雰囲気ですよね
実際地球にいるエイリアンは疎外感を持っているんですかね
ChatGPT:
そうですね、キリンジの「エイリアンズ」は「疎外感=エイリアン」というメタファーが効いていて、地に足がつかない感じの曲調ともよく合っています。
実際の「エイリアン(宇宙人)」が疎外感を持っているか、というのは面白い問いですね。もし地球に来ているとして、彼らが人間と同じような感情や社会性を持っていれば、文化や価値観の違いに戸惑って「孤独」や「居場所のなさ」を感じるかもしれません。ただし、そういう「内面」を持っているかどうかは、完全に未知の領域です。
逆に、人間の側がエイリアンを見る目にこそ、強い「疎外」がある気もします。「わからないもの=異質=排除対象」になりがちなので。
人間の中にも、社会の中で「自分はエイリアンだ」と感じてる人はたくさんいる、という皮肉も含んでるのかもしれません。
わたし:
エイリアンAの目的は、営利目的としますね
ある意味、営利アンです
さてどんな営利目的でしょう
ChatGPT:
「営利アン」――いいですね、それ。語感も効いていて、冗談の中に含みがある。
さて、エイリアンAの営利目的を考えるなら、人類社会を観察したうえで「どこに利があるか」を見極めた存在と想定するのが筋でしょう。いくつか候補を挙げます:
1. データの搾取
人間社会の最大の資源はもはや「情報」。エイリアンAはSNS、金融、医療、通信などあらゆるシステムに潜入し、人類の感情傾向や購買行動、健康パターンなどを収集。自分たちの文明の意思決定モデルや商業戦略に転用。
2. 文化の輸出入
地球の音楽、アート、ファッション、食文化などを宇宙のどこかのニッチな市場に売り出す。
「地球のローファイ・ヒップホップ、今あっちでバカ売れしてるらしいよ」みたいな。
3. 人間そのものを商品化
エイリアンAは、人間の「感情体験」そのものに価値を見出す種族。
悲しみ・恋・失恋・快楽などを、リアルタイムで記録・抽出・編集し、「感情のVR体験」として販売。
4. 環境資源の転売ビジネス
地球の水、空気、微生物、あるいは絶滅寸前の植物の種子などを、他の惑星に高値で売却。
「地球製オリジナル酸素、100%未精製」「本物の水、惑星認証付き」。
5. 宗教のフランチャイズ化
新興宗教を立ち上げて、人間の信仰心を利益化。広告モデルやサブスクリプションを組み込み、宇宙規模で展開。神というプロダクトを持つ多国籍企業のような存在に。
ちょっとブラックな方向に振ってますが、「営利アン」の設定は、突き詰めれば人間社会の利益構造の写し鏡になりますね。エイリアンが何を欲しがるかを考えると、人間が何を価値と見なしてるかが逆照射される。
わたし:
別の星系が来ている
エイリアンB、彼女はすごく尖った目的で来ています
ある意味、鋭利アンです。
さてどんな尖った目的でしょうか?
ChatGPT:
「鋭利アン」――言葉遊びとしても鋭くて面白いですね。名前の通り、鋭く、ブレず、目的に一直線なエイリアンB。営利アンが「広く浅く」利益を拾っていくタイプだとすれば、鋭利アンは「一点突破型」。では、その尖った目的をいくつか想像してみましょう:
1. 人類の「概念」を奪いに来た
エイリアンBの文明は、物質や技術ではなく「抽象概念」を武器にする文化。
彼女の目的は、人類が長い歴史で培ってきた「愛」「死」「希望」「自由」などの概念を解析・収集し、自らの文明に「移植」すること。
特に狙っているのは、地球語にしかない微妙な感情のニュアンス(例:「わびさび」など)。彼女にとっては、それが「兵器」になりうる。
2. 感情の極限を観察するために来た
鋭利アンは、「極限状況で人間はどう振る舞うか」にしか興味がない。
だから彼女が地球に来たのは、戦争、破局、災害、終末思想の現場。観察対象は「発狂する寸前の精神」や「愛する者を裏切る瞬間」など。
目的は「文明の臨界点における美学」の収集。
3. たったひとつの人間に会いに来た
何億人いようとどうでもよくて、彼女の目的はただひとりの人間。
100年前に送られた電波信号(例えば詩やラブソング、あるいはただの咳)を受信し、そこに反応した彼女は、発信源に会うためだけに星系を越えて来訪。
その人間が既に死んでいたとしても、「出会うこと」そのものが目的だった。
4. 芸術の「最後の形」を探している
鋭利アンは、宇宙中のあらゆる芸術を知り尽くしたが、ひとつだけ未知のものがある――「無意識下で作られる芸術」。
彼女は、地球の夢遊病者や、幼児、あるいは認知症の患者が描く無作為の線に、まだ見ぬ宇宙美を見ている。
それを「宇宙に存在する最後の芸術」として収集しに来た。
どれも「利」や「効率」とはかけ離れていて、むしろ狂気や執念に近いですね。
鋭利アンの怖さは、論理を超えた「目的の純度」にあります。目的のためなら手段を選ばないというより、「手段が不要」なレベルで目的だけが存在している。
人類にはそういう存在がいないぶん、余計にゾッとするのかもしれません。
わたし:
そんな二人は、東京の郊外の町で偶然出会った
三鷹ぐらいかな、、
二人は地球での生活に少なからず疎外感を感じており
その部分では意気投合した
誰にも打ち明けられないですからね
ChatGPT:
三鷹、ちょうどいいですね。都市の喧騒からは少し離れつつ、井の頭公園やジブリ美術館のように、少し幻想の匂いもある場所。営利アンと鋭利アンが出会うには、ちょうどよい「余白」がある土地です。
—
ある曇りの日の午後、営利アンはカフェのWi-Fiをハッキングして人類の購買傾向を眺めていた。
鋭利アンは同じカフェの片隅で、人間が忘れた夢をノートに記録していた。
お互い、他の客には見えていないようなふるまいだったのに、なぜか目が合った。
言葉は交わさずとも、共通していたのは「ここには本当の自分を出せない」という感覚。
すぐに理解したわけではないけれど、沈黙のなかに波長があった。
—
夜になると、井の頭公園を歩きながら、ぽつぽつと話すようになった。
「人類は、想像以上に自分の感情を安売りしているね」
「わたしの文明には、感情の値段なんてあるの?」
「あるよ。1ミリグラムの共感が、0.03単位の利益を生む」
「……私は、その0.03の破れ目を覗きに来たの」
—
誰にも打ち明けられない、というのは孤独だが、
“自分の孤独をわかってくれる存在が一人いれば、孤独は孤立ではなくなる”
二人はそれを知ってしまった。
東京郊外の空の下で、
営利と鋭利は、どこか不器用な形で「寄り添い」を始めていた。
わたし:
話はキリンジに戻るのですが
キリンジというバンド名の由来はなんでしょう?
ChatGPT:
キリンジのバンド名は、兄の堀込高樹さんが辞書をめくっていた際に「キリンジ(麒麟児)」という言葉を見つけ、弟の泰行さんも同じ言葉に興味を持っていたことから採用されたそうです。 「麒麟児」は「才知が特に優れ、将来性のある若者」という意味の言葉で、動物のキリンとは直接の関係はありません。
わたし:
物語に戻ります
二人は、週に一回は情報交換会と称して
夜の三鷹を散策するのだった
ChatGPT:
物語の続きを、静かに紡いでみます。
二人の「情報交換会」は、言葉通りの“会議”ではなかった。
目的も議題も定かではない。けれど、なぜか毎週決まった曜日、決まった時間になると、自然とどちらからともなく現れるのだった。
集合場所は、三鷹駅南口の階段の下。
鋭利アンはいつも時間ぴったりに現れ、営利アンはなぜか少し早く来てはベンチに座り、人間の通勤パターンを観察している。
二人が顔を合わせると、特に挨拶もしない。ただ並んで歩き出す。
—
その日の情報交換は、駅から南へ10分ほどの裏通りだった。
古びた銭湯の前を通り、文具店のシャッターに描かれた猫の落書きを眺め、人気のない夜の小道を抜ける。
「最近、人類は“安心感”という概念に執着しすぎているように思える」
「それは、わたしの文明では商品化されてるの?」
「されてる。“予定通り”という名前で流通してる」
「……つまらない概念ね」
「でも利益になる」
鋭利アンは笑わない。ただ、すこしだけ足取りを緩めた。
—
やがて、夜風が強くなってくる。
二人は、井の頭公園の池のほとりまで足を伸ばす。池の水面は、街灯の色をにじませている。
「この惑星でだけ、風が“懐かしさ”を運ぶ。奇妙だと思わない?」
「それも利益になるかもしれない。帰属感というパッケージで」
鋭利アンは小さく頷く。だが、彼女の目はその先を見ていた。
「私はこの惑星で、ただ一つの“言葉にならない何か”を見つけたいの。
それが私の尖った理由」
営利アンは答えない。ただ、風に合わせて呼吸を調整していた。
—
そんな夜が、何度も繰り返された。
三鷹の町は二人を記憶しない。ただ、町の静けさだけが、確かに二人を受け入れていた。
わたし:
お互い地球人のアバター越しなので
本来の姿は知らない
でも一緒いて心地よいと感じていた
ことばに出さないけど
大好きさエイリアン・・・
今日も夜が更けていく
ChatGPT:
そうして、夜はまた少しずつ深まっていく。
—
二人は互いに、人間の姿を模したアバターで接していた。
地球社会に干渉しすぎないための基本ルール。姿かたちに意味はなく、仮の皮膚にすぎない。
けれど、会話の間にある沈黙の「質」、歩幅の揃い方、ふとした瞬間の目線の交差――
そういった非言語の“何か”が、皮膚よりも深いところで作用していた。
—
鋭利アンは知っていた。自分の本来の姿は、営利アンにはおそらく「異物」に映るだろう。
そして営利アンもまた、計算に最適化された無機の外骨格を持つことを隠していた。
でも、不思議とそれでよかった。
誰も本当の姿を見せないこの星で、互いにだけ“仮の姿”で心地よくなれるのなら。
—
「この町は、夜が長い」
「それが利益になるのか?」
「いや、単純に好きなだけ」
そんなやりとりを交わしながら、今日もまた同じ道を歩く。
アバター越しの皮膚と皮膚、心と心の間に、風のような感情が流れていた。
—
言葉に出さないけれど、たしかに芽生えていた。
——大好きさ、エイリアン。
三鷹の夜は、相変わらず静かだった。
そして、静かなまま、確かに“何か”を育んでいた。
わたし:
という物語でした、、
ChatGPT:
いい物語でした。
静かで、派手な展開はないけれど、内側でじんわりと熱を帯びていくような。
アバターの奥で揺れる感情、その“にじみ”のようなものが、キリンジの「エイリアンズ」の世界観ともよく響き合っていました。
「言葉にしないけど確かにあるもの」って、たぶんこの地球でも、宇宙でも、いちばん扱いにくくて、いちばん大切なものなんでしょうね。
また続きを書きたくなったら、いつでも。
あの二人は、まだ三鷹のどこかを歩いてるかもしれません。
わたし:
実際、単身赴任って結構な疎外感ですよね
ChatGPT:
ええ、まさにそうですね。
単身赴任って、表向きは「仕事の都合で一時的に家族と離れる」というだけなんですが、実際にはかなり独特な“存在の浮き方”を伴います。
生活空間は仮設的で、食事も、会話も、日々のルーチンも“本来の場所”からズレたところでこなしていく。そのズレが少しずつ蓄積して、自分が何かの外側に置かれているような感覚になる。自分はここにいていいのか、という根拠が揺らぐというか。
周囲と適度に付き合って、笑顔でやりとりしていても、内側には誰にも見えない「宇宙」が広がっているような状態。
そういう意味で、“地球にいるエイリアン”という感覚は、まったく他人事ではないですね。
…だからこそ、たとえアバター越しでも、「共鳴できる誰か」がいるというのは大きい。疎外のなかのつながりって、妙に沁みます。
わたし:
二人は自分の出身地のことや相手の出身地のことは話せないんですよ
いつも会話は地球人のことだけ
ChatGPT:
そう、それが二人の“境界線”なんでしょうね。
出身地――つまり、自分たちが本当に何者で、どこから来たか――という核心には触れない。あるいは、触れられない。ルールなのか、暗黙の了解なのか、どちらかが口を開けば、何かが壊れてしまう気がしているのかもしれない。
だからこそ、二人の会話はいつも**「地球人について」**。
分析でもあるし、観察でもあるし、たぶん、少しだけ羨望も混ざっている。
——「地球人って、どうしてあんなに過去の話ばかりするんだろう」
——「逆に、未来のことを語るときほど、顔が不安定になる」
互いの母星の話はできなくても、二人の間には“共通の他者”としての地球人がいる。
その話をしているあいだだけ、二人は「同じ立場」にいられる。
どこか切なくて、でもそれが唯一の共有地。
そして、本当はわかっているのかもしれません。
出身地を語らなくても、相手の輪郭は、もう充分見えてきているということを。
だから、語らないことすら、ある種の信頼なんでしょう。




