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リピートライフ  作者: 花畑 空間
第3章
35/86

#34校庭

僕らは着替えて、さっき居た場所に戻った。

戻る時に気づいたが、学校の向かい側に遊具が置いてあった、鉄棒とか、ブランコとか。

そして僕が起きた場所は校庭のようだ、いつの間にこの場所に移動させられていたんだろう。


「あら、砕君ピッタリね」

櫻さんが校庭で待っていた、薄ピンクの髪の色も相まってとても似合っている。

「やっと大きさが調節できたんだよぉ」

日向ちゃんは…また暗くなってる、嫌なことでも思い出したのかな。


「よ~し、集まったね~じゃ、これからすることを説明をしま~す」

また始まるのか、体はまだ少し疲れているから、激しかったらまずいぞ。

「と、その前に~恒例行事のこのエリアでの僕の分身、まあ勝利側にはもう言ったけど~色ボットを紹介するよ~」

赤ちゃんエリアではアカイック、園児エリアではアオイックとキイック、そしてここ、小学校エリア?では…

「こんにちわぁ~」

凄い優しい声で、()()()()()()()()が登場した。

「僕わぁ~ミドリックって言うんだぁ~」

ゆっくりとした口調に安心感を感じる。

「はいこれがミドリックね~、じゃ、後は説明よろしく~」

「は~い」

ウコイックは学校内に入っていった。

「説明しますねぇ~」

ミドリックはゆっくり説明を始めた。


「学校でわ、みんなに()()()()()をしてもらうよ~」

かくれんぼ、激しく動くわけでは無さそうだ。

「2人1組になってもらってぇ、片方わ隠れる、片方わ見つけるんだぁ」

「2人1組になるのわぁ~、チームのメンバーでもいいし~、別の誰かでもいいよ~」

多分園児エリアでチームのメンバーを失った人とかへの処置なのだろう。

「じゃあ~、組んで~」

ミドリックはその場へ座り込んだ。

「あ、君たちに伝えないといけない大事なことがあったんだぁ~」

「ここでは~…()()()()()ことわありませ~ん」

何を言われるかドキドキしていたが、こちらとしてはありがたい報告だった。

「だから~、逃げる側わ本気で隠れてね~真面目に遊ばないと僕怒るよ~」

怒るけど落とすわけではないという言い回し、ミドリックは色ボットの中で優しい担当なのか、でもキイックも優しかったしな。

「じゃ、引き続き組んでねぇ~」


「よし、組もうぜぇ!」

まあ案の定、砕と組むことになった、砕は隠れるのが得意らしいから砕が逃げる側。

隠れるのに得意ってあるんだ、まあよく分からないけど、自信があるらしい。

「あの、砕」

この声はツージーさん。

「あの、僕と組まな…あ、もう組んでるんだね、ごめんね、じゃあね」

ツージーさんは砕が好きらしい、真っ先にこっちに向かってきたようだったし。

でもすぐ横の僕と組んじゃっていた、少し悪い事をした気分になった。


「組めたねぇ~、じゃあ、1回校内探検でもしようかぁ~」

たしかに隠れれるスポットをいきなり探すのも難しいし。

「じゃあ~、みんな行くよ~」

ミドリックはゆっくり校内へ向かって行き、僕らも後を追った。


まず1階は下駄箱と体育倉庫、あと教室が何部屋か。

2階は職員室と保健室、あとはまた教室が何部屋か。

3階には音楽室、家庭科室、図工室、そして教室が何部屋か。

4階は校長室、図書室、放送室、からの教室が何部屋か。

まあ隠れやすそうな場所は探す側も見といて損は無いから、覚えておこう。


「はぁい、これで全部見たね~お疲れぇ~」

隠れやすそうなところは()()()()()()()()()()かな。

「いやぁ、結構隠れるのに良いところ見つかったぜぇ、まあ言わないけどなぁ!」

砕からやる気を感じた、本気で隠れるようだ。

「僕も本気で見つけるからね」

「そう来なくっちゃなぁ!」

「みんな隠れるところわぁ、決まったかな~?じゃ、みんな隠れてってね~本気でやってよぉ~?」

ミドリックは頑なに()()を推す。

砕達、隠れる側は学校に入っていった、ちなみに日向ちゃんも隠れる側で、櫻さんは見つける側。


「じゃあ行ってらっしゃい~…………ってことでよ、()()()()()()()説明するわ~」

ミドリックの口調が一気に変わった。

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