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【声劇台本】焼きそばパンのお願い

作者: 南田天吉

※登場人物※

人数→2人


ルナ:一匹狼になりたかった女子高生。クール系で若干不良っぽいが、毎日ミカコに振り回されている。

ミカコ:自由人な女子高生。ルナのことが気に入っていて、毎日振り回している。


※注意など※

・使用許可は不要です。

・自作発言はしないでください。

・登場人物は女子高生という設定ですが、男子高生という設定に置き換えて男性の方が演じてくださっても構わないです。また、片方を男子高生という設定に置き換え、男女で演じるのも可です。

・一人称と語尾の改変はOKです。

・本文の内容も改変可ですが、全く別の内容に変わってしまうような大きな改変は控えていただけると幸いです。


※本文※


ミカコ:「ねぇ、ねぇ。ルナちゃん」

ルナ:「ん?」

ミカコ:「今、あたしが言われたい台詞は何だと思う?」

ルナ:「知らん」

ミカコ:「それはねぇ……。『お前、焼きそばパン買って来いよ!』だよ!」

ルナ:「ふーん」

ミカコ:「ルナちゃん、言って?」

ルナ:「は?」

ミカコ:「だから、『お前、焼きそばパン買って来いよ!』って言って?」

ルナ:「断る」

ミカコ:「えー! おーねーがーい! ルナちゃんみたいなイケメンに焼きそばパンをおねだりされたい気分なの!」

ルナ:「おねだりっていうか、パシリじゃね? パシられたいの?」

ミカコ:「まあ、そうとも言う」

ルナ:「てかさ」

ミカコ:「なぁに?」

ルナ:「私がそう言ったら、お前本当に買ってくるだろ?」

ミカコ:「もちろん」

ルナ:「じゃあ嫌だ。私はもう買ってあるんだよ。おにぎりを」

ミカコ:「コンビニの? 具は?」

ルナ:「梅と鮭」

ミカコ「それなら、あたしが梅おにぎり食べる。ルナちゃんはその代わりに焼きそばパン食べて」

ルナ:「いや、なんでそうなるんだよ。私は梅おにぎりが食べたいんだけど」

ミカコ:「そんなのつまんないよ。……あー。聞きたいな。ルナちゃんの『お前、焼きそばパン買って来いよ!』っていう台詞。どうしても聞きたいなー! ね? いいでしょ?」

ルナ:「絶対に言わない。大体、お前はいつも私のことをそうやって振り回しやがって……」

ミカコ:「……あー♪ 聞きたいな♪ あ、それ♪ 聞きたいな」(リズムを取る感じ/手拍子を付けるのも可)

ルナ:「はぁ?」

ミカコ:「ルナちゃんの♪ 焼きそばパンが聞きたいな♪ あ、それ♪ 聞きたいな」(リズムを取る感じ/手拍子を付けるのも可)

ルナ「私の焼きそばパンが聞きたいって何だよ」

ミカコ:「ルナちゃんに♪ 言われて見たい♪ 焼きそばパン♪ 買って来いと♪ 言われてみたい♪ 焼きそばパン♪ ルナちゃんに♪ パシられたいな♪ 焼きそばパン♪」(リズムを取る感じ/手拍子を付けるのも可)

ルナ:「あー! うるさい! 分かったよ! 言えばいいんだろ? 言えば!」

ミカコ:「わーい! ありがとう!」

ルナ:「……じゃあ、言うからな」

ミカコ:「うん!」

ルナ:「……お前、焼きそばパン買って来いよ」(棒読み)

ミカコ:「うーん。却下」

ルナ:「いや、何でだよ! ちゃんと言ったじゃねーか!」

ミカコ:「ダメだよ。もっとオラオラ感を出さなきゃ。上から目線で、無駄に威圧感を振りまいて、絶対に焼きそばパンを買って来させるという強い意志を込めて! はい、もう一回!」

ルナ:「あぁ……。マジだるい……」

ミカコ:「大丈夫! ルナちゃんなら出来るよ!」

ルナ:「あー、もう! お前、焼きそばパン買って来いよ!」(本気で)

ミカコ:「ありがとう! 分かった! 買ってくるね!」

ルナ:「はぁ……。今日もミカコに振り回されてしまった……」

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