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果歩ちゃん、愛の手紙  作者: 天然ヘイタン
病院の果歩ちゃん
3/3

メモしておく

メモもできたよ

気    何年経ったか分かりません。

持   思えば果歩ちゃん、

ち   僕の前に落ちたよね。

悪   ねえ、どうだったっけ?果歩ちゃん

い     .......。

気    なんだろうなあ

持    君はずっと顔を変えないし

ち   なんだかちょっと気持ち悪いよ

悪   嘘嘘、冗談!

い   もうずーっとここに居るけど

気  嫌な気持ちになったことなんてないよ

持    この病院、もうダメかもね

ち    ナースコールなんて、

悪   ただのプチプチみたいに

い   ビービー鳴るだけ

気   暇つぶしには最悪だね...

持   でも、君は

ち   いつまで鳴らしてるつもり?

悪   なんだか耳が痛いよ

い    いつまでも聞いてたら

気   頭がイカれちゃいそう

持   君は大丈夫だよね

ち   自分の体は自分で守ろうね...

悪   でもね、君の瞳を見てると

い   だんだん、聞こえなくなるよ

気   これは魔法、だよね

持   いや、超能力かな?

ち    ...どっちでもいいよね

悪    僕らは2人だけ

い   2人で異世界に来たんだ

気   だから、正解だったよね

持   飛び降りたの。

悪   実はね、今まで

い   言ったことは無かったけどね

気   君の感情がね

持   しっかりとね

ち    君の声で聞こえるんだ

悪    僕は喋れないけど

い    君の声はしっかり

気    聞こえてるよ。

ち    ずっと、夜だね

悪    気味悪いよ

い   君の笑顔もたまには見たいなあ

気    平気、そんな欲張りしないよ

持    その顔でいいよ

ち    素敵だよ、自信もって

悪    君を誰より愛してるよ

い    君の心の隙間

気    君が殺したいもの

持    全て、僕が埋めるよ

ち    ほんのちょっとでいいから

悪    信じてもいいと思うよ。

気      あとさ、

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