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ヤマタノオロチ編 3

日が落ちて時間が経ち、すっかり暗くなってしまった中をゆっくりとオロチに向かって歩く。

オロチは現在も祭壇付近に佇み、残った6本の首で辺りを窺っている。

そのうち3本は首を高く上げ、はるか上方から360度見渡すように辺りを睥睨していた。

まるでレーダーのように赤い目がゆっくりと左右に揺れている様子が見える。


そんな中、俺は地面から吸い取った水の膜で体を覆いながら、オロチから約50メートルの位置にまで接近していた。

賭けではあったが、どうやらオロチの感覚器官は蛇と似たようなものらしい。

つまり視力はそこまで良くないし、耳は殆ど聞こえないはずだ。

蛇が獲物を探す場合は、その殆どを赤外線センサーのような器官に頼っている。

だからこうやって水で体を覆ってやれば、オロチはこちらの位置を把握できない……はずだ。


確証は無かったが、こうやってここまで近づけているのだから、恐らくそういう事なのだろうと思う。

辺りは暗くなっていしまい、オロチの姿は月明かりに照らされて浮かび上がる、巨大で不気味な影でしか認識できないがそれで十分だ。

頭の位置はあの赤く光る目が教えてくれている。


予想通りに事が運んでくれているが、内心は心臓がバクバクだ。

50メートルほどの距離を置いて頭の部分を横切り、胴体を目指していたのだが、後ろに行けば行くほどこのオロチの巨大さが見えてくる。

それはまさに山と言うのが相応しい。

丘のように盛り上がった巨大な胴体の上の方には、何と草木が生えているではないか。

首は50メートル以上あるが、胴体は100メートル以上ありそうだ。

さらに胴の先には尾がある、暗くなっていて見えないが、尾が胴より短いというのは考えにくい。

つまりこのオロチは、全長が300メートル程はあるのではないかと予想できるのだ。

こんな化物を鉄の剣一本でなど倒せるわけがないではないか。


「一体、実際のスサノオはどうやってこんなのを倒したんだろうな……」


神話にそんな事を言っても始まらないのだが、こんなのを見てしまうと毒づきたくもなる。

酒を飲ませて剣で切り刻んたとか、できるものならやってみろと言いたい。


そうしている間にも俺はオロチに気付かれる事無く、胴体までたどり着くことが出来た。

後はこの2000と書かれた玉――恐らく2000ポンド爆弾という意味だろうが――を設置し、退散するだけだ。


あとはリナのところまで戻るだけ……

リナと合流したらあとは100メートルほど後退すればいい。

さすがに来る時のペースでは3分以内に戻れないから、少し素早く動かないとな。


そんな事を考え、2000と書かれた航空支援を呼ぶ玉を地面に置き、小走りでその場を立ち去ろうとしたその時だった。



オロチの巨大がブルっと震えた。



俺は反射的に立ち止まって辺りを見る。

特に変化はない、無いが……何か嫌な予感がする。


そしてオロチの首の位置を確認しようと、上を確認すると……俺の目の前数メートルのところに、オロチの大きな頭が一つ降りてきていた。


「っ……!」


思わず叫びそうになるところを必死で押さえる。

いくら耳が聞こえないとは言え、声を出してしまえば気配が……気配?


目の前で大きな赤い舌がチロチロと動いた。

確かこの舌の役割は……臭いと振動の感知……

そこまで考えてとっさに身を前に投げ出すのと、大きく口を開いた蛇の頭が俺のいた空間を削り取ったのはほぼ同時だった。


発見された!


上空から飛来する幾つもの頭が地面へと突き刺さる。

俺はそれを殆ど勘で飛び退りながら危ういところで回避した。

無理な動きを続けたせいかあっという間に筋肉に疲労が貯まる。

しかし動きを止めれば間違いなく一飲みにされてしまうだろう。


「畜生、あとどのくらいだ!?」


必死に走りながら残り時間を考えてみるが、恐らくまだ1分も経っていない。

6本の頭に追われながらあと2分以上逃げ切るのはどう考えても不可能だ。

何より一刻も早くここから離れなくては爆撃に巻き込まれてどちらにしろ終わる。


「くそ!」


毒づきながら後ろから伸びてきた首を辛くも回避する。

しかしそこまでだった。

後ろから伸びてきた首は俺の目の前で旋回し、俺の行く手を阻むように壁となって立ちはだかった。

そして上を見れば、今まさに俺を飲み込もうとする赤い目がこちらに向かって伸びてくるところだ。


あ、終わった。

当たり前のようにそう感じた。



……しかし、いつまでたっても予想した衝撃が来ない。

一飲みにされたので痛みを感じる間もなく死んだのだろうか。

しかしそうでないことは、未だに聞こえてくる興奮したようなオロチの叫び声が教えてくれていた。


「おい、生きておるか!」


そして俺の目の前には、いつの間に割って入ったのか、仁王立ちになってオロチの大顎を押さえ込むスサノオの姿があった。


「え……なんでここに?」


「何でもへちまも無いわ、さっきのどでかいやつをもう一度御見舞しろ。

ワシの剣がない今、それしかコヤツを仕留める方法がないじゃろうが!」


何ということか、スサノオはまだオロチを倒すことを諦めた訳ではなかったのだ。

先程の攻撃を見て、俺達の窮地を救いに来てくれたようだ。


先程まで俺達を餌にしようとしていた件では一言言いたいところだが、今はそんな事を言っている場合ではない。

それにさすが神の使い、素手でオロチの突撃を押さえ込めるとは。


「さっきの攻撃はもう少しかかる! だけどその前に俺達がここから逃げないと、巻き込まれちまう!」


「見境なしなのか、難儀じゃのう!」


スサノオはそう言いながらもオロチの頭を押し返そうとするが、それを察知したオロチはさらに頭2つをスサノオに向けて突撃させる。


「こりゃあ、流石にまずいのう」


さすがに神の使いとは言え、全ての頭を素手で制圧することは出来ないようだ。

スサノオの苦々しい顔を見て、敗北を覚悟したまさにその時。


「ばかへびー! こっち見ろ!」


リナの声が響き、スサノオに向かっていた首が急激に角度を変えて祭壇の方へと向かうのが見えた。

あのバカ、隠れてろって言ったのに……


「よし、でかした女!」


その様子を確認したスサノオは、抑えつけていた蛇の頭の目に向かって拳を振るう。

グチャッと何かが潰れるような音がし、スサノオに覆いかぶさっていた蛇の頭が声なき叫びを上げながら上空へと戻っていった。

それと同時に他の頭も停止し、痛みを堪えるようにのたうっている。

どうやら痛覚は共有しているようだ。


「今じゃ!」


スサノオの声で我に返った俺は、リナがいる祭壇の方向へと走る。


「後1分くらいで来るよ!」


走る俺を見たリナがそう大声で叫んだ。

俺の持ってきた2000の玉が効果を発揮するにはあと2分程度必要なはずだ。

つまりリナに持たせた1000の玉を、リナが既に使っていたという事を理解する。


「走れ!」


こちらに向かって呑気に手を振っているリナに退避するよう大声で叫ぶ。

あと1分で400メートル逃げられるか? いや、無理だ。

足場が悪いし体力も相当消耗している、逃げられてもせいぜい200メートルかその程度だろう。


俺はすぐにリナに追いつき、その手を取って更に走る。

その間、片手を下に向け、ずっと地面から水を吸収し続けた。

もう考えられる手段はこれくらいしか無い。


そして案の定、200メートルも離れないうちに空から不穏な音が響いてくる。

空を飛ぶ鉄の船、死を振りまく破滅の音だ。


「スサノオいるか!?」


「おるぞ!」


見ればすぐ横をスサノオが走っている。

まだまだ余裕はありそうだが、さすがにあと数秒で安全な位置までは逃げられないだろう。


「そこの草むらに伏せろ!」


叫ぶと同時にリナと一緒に身を投げ出し伏せる。

そしてすぐさまオロチのいた方向に向かって、今まで吸い込んできた水をゼラチン状にして展開し、分厚い水の壁を作った。



直後、雷が落ちたような音と共に、暗闇を照らしあげる爆炎が吹き上がる。

先程のよりもかなり大きい。

爆発が起きる度に空気が震え、爆風と吹き上げられた土や石が周囲を襲った。


そうしている間も俺は手の届く範囲全てから水をかき集め、目の前の水の壁を補強していく。

これが破られたら恐らく無事ではすまない。


「もっとでかいのが来るぞ!」


1度目の爆撃が終わり、30秒の間を開けて2度めの爆撃が始まった。

2000ポンド――いわゆる1トン爆弾。

何かの動画で見た記憶がある、小規模の村なら数発で消し飛ぶようなヤツだ。


「耳も塞げ!」


俺の叫び声に従ってリナが耳をふさいだのが見えた、そして次の瞬間、胃袋が裏返るような衝撃が来る。

まるで目の前で落雷が発生したかのような轟音、そして腹の底をハンマーで叩くような衝撃。

それらが合計で10回発生し、俺はその全てを耐えることが出来ず、音と空気を伝う衝撃だけで気を失った……



――――



声が聴こえる。

いつも聞いている、変わり映えのしない声が。


「……きて……おきて……」


もう朝なのか?

昨日は随分働いて疲れてるんだ、もう少し寝かせて欲しい。

それに少し寒い、布団を強引に剥がされたのだろうか。


「おきて! もう朝だよ!」


脇腹をバンバンと叩かれ、思わず息を大きく吸い込む。

ベッドがやけに硬いなと思ったのもつかの間、息を吸い込むと同時に口の中にジャリジャリしたモノが入り込み、大きくむせた。


「うげっ、ぶっふぇ……な、何だ!?」


「やっと起きた……死んじゃったかと思ったよ」


ひとしきり咳き込んでから、ぼやける目をこすり辺りを見る。

そこは何もない草原の真っ只中だった。

軽く混乱した後、記憶を整理する。


……そうだ、ここはまだ……本の中だったんだな。


それだけ気を失っていたのだろう。

辺りを見ると既に明るくなっており、遠くの山から朝日が登ってくる様子が見えていた。

確か日没後にオロチと戦っていたのだから、たっぷり10時間近くは寝ていたようだ。


「もう……なかなか起きないから心配しちゃったよ!」


「ああ、ごめん……なんか体がだるくてさ」


野外で野ざらしになってたからだろうか、体中痛いわ気持ち悪いわで、目覚めとしては最悪の部類に入ると思う。

だが特に大きな怪我などは無いようだ。

すっかり消えてしまっていたが、大量に作った水の障壁が上手く働いてくれたのだろう。


「オロチと……スサノオは?」


最も確認しなければならないことだ。

俺がその名を口にすると、リナはすっと指を向ける。

その方を見てみると、そこには散々な光景が広がっていた。


大小様々な大きさのクレーターが出来ており、その周りにはオロチのものと思われる骨や、焼け焦げた肉片が飛び散っている。

だいぶ離れてはいるのだが、息を吸うとなんとも言えない嫌な臭いが鼻に入ってきた。


「スサノオは?」


「オロチを見てくるって言って、あっちに行ってる」


どうやら一足先に目を覚ましたスサノオは、リナが起きるのを待ってオロチを確認しに行ったらしい。

俺も後を追おうとしたところ、指の先に当たるものがあった。

拾い上げるとそれは、先日スサノオがクシナダヒメを変化させた時に出来た櫛だった。


「……おいおい、こんな大事なもの落としていくなよ」


かなりの乱戦だったので仕方がないとは思うが、折れたりしようものなら大変だ。

俺は櫛を拾い上げ、ポケットに放り込もうとし……直後、あることに思い至った。


これも立派なキーアイテムの一つなのではないだろうか。


俺はポケットの中に入れていたアイツから貰った手帳状になっている例のノートを出すと何も書いていないページにその櫛を当ててみた。


「呪いのアイテムとか言ってたけど、これも呪いのうちなんじゃないか? まあ違っていれば何も起きないんだろうけど……」


ところが、白紙のノートに当てた櫛は一瞬だけ淡く光を放ったあと、ノートに吸い込まれてしまう。

次の瞬間、同じ形をした櫛がノートから転がり出てきて地面に落ちた。


「え……まじで?」


突然の事に俺は少し慌てる。

というのも、今の櫛はクシナダヒメ――あの巨乳ちゃんの変化した姿だったはずだ。

それが吸い込まれたとなると……つまりどういう事になるのだろう?


もしかしたら、やってしまったのかもしれない。


「セナ、何やってんの? いこ」


「え!? あ、ああ……」


内心慌てていたところでリナから声をかけられ、思わず挙動不審になる。


「何? 変なの、早く行こ」


「ああ……」


リナに急かされ、結局俺は先程の問題を後回しにしたまま、オロチがいた場所へと向かった。




そこには大きなクレーターと、粉々になった肉と骨。

そしてわずかに原型を止めているオロチの尾が転がっていた。


全長300メートル以上にもなるオロチの体は、あのダブル爆撃でほぼ粉々に消し飛んでしまったのだ。

さすが近代兵器である、伝説の化物も遥か未来の兵器には敵わなかったということだ。


「ん? おお起きよったか!」


オロチの残骸の中心で腕を組んで上機嫌のスサノオがそこにいた。


「やったな主ら! まさかあんな隠し玉を持っておったとはな! 貴様らを連れてきたワシも鼻が高いぞ」


俺達を牢にぶち込んだり生贄にしようとしていたくせによく言ったものだ。

まあ、最後には助けてくれたのだから、全くの悪人というわけでもないのだろうが……


「これでオロチも来なくなってめでたしめでたしだな」


「うむ、そうじゃな……ん? それはワシの櫛ではないか、おお、落としてしまっていたか、すまんのう」


スサノオはそう言って凄い勢いで俺の手から櫛をもぎ取ると、今までの通り自分の髪に差す。

今すぐクシナダヒメを元に戻すのではないかとヒヤヒヤしたが、どうやら今はそれどころではないらしい。


「リナ、剣、草薙剣を探すぞ」


「え、あ! う、うん……」


クレーターの中央で高笑いを続けるスサノオをまずは放っておき、俺達はここに来た本当の目的を探す為にオロチの死体を確認し始めた。

むせるような血の匂いと爆薬の匂いが混ざって、はっきり言って最悪ではあるが、目的のものは案外すぐに見つかった。

リナが本の内容を覚えており、草薙剣はオロチの尾の部分に入っていると言うことを知っていたのだ。


見つけた時それは、尾を突き破るようにして、刃の部分が外に出た状態だった。

爆撃の衝撃でこうなったのだろうが、そもそも何でもんなものが尾に入っていたのだろうか……


「リナ、ノート出して、白紙のページを剣に付けてみて」


「うん……」


そう言ってリナもポケットからノートを出し、草薙剣にその端を付ける。

すると、先程の櫛の時と同じように、草薙剣は淡い光を出してノートに吸い込まれた後、似たような剣がどこからともなく転がり出して、リナの足元に落ちた。


「わ、すごい……説明文出たよ」


そう言って見せたリナのノートには、草薙剣のイラストと説明書きが書かれたページが追加されていた。

まさかと思い、自分のノートを見てみると、同じように櫛の説明書きが追加されているではないか。


「おい、何を見ておるのじゃ」


そこに急にスサノオから声をかけられ、びっくりして数歩飛び退る。


「なんじゃ大げさな奴じゃのう……ん? 何じゃこの剣は」


スサノオはリナの足元にあった草薙剣のレプリカを拾い上げると、2,3度振ってニヤリと笑う。


「ああ、それはオロチの尻尾から出てきた剣で……」


「ほう、そうか! こいつは良い剣じゃ。ワシの剣も無くなってしまったからのう、丁度よい、これはワシが頂くとしよう!」


スサノオはそう言うと草薙剣のレプリカを腰に差し、満面の笑みを浮かべた。



「どれ、では凱旋じゃあ! 貴様らも勇者として村の者に紹介してやろう。そしてこれからはワシの家来として使ってやる、ありがたく思うが良いわ」


「は!? い、いや、俺達は旅の途中で……」


「オロチを倒した英雄の部下になれるのじゃぞ、こんなうまい話が他にあるか」


「いや、そもそも倒したのは俺とリナだから……」


スサノオは帰って宴を行い、その席でクシナダヒメとの祝言をあげるつもりらしいが、冗談じゃない。

そんな事になったら、あの櫛が偽物だとバレてしまうではないか。


「俺達は本当にいから」


「ぬう、何故頑なに拒む、怪しいな……貴様らまだ何か隠しておるのではないか?」


そしてまたこのパターンだ。

薄々感付いてはいたが、こいつはジャイアンタイプの男だ。

いわゆるガキ大将。

自分の思った通りに事が運ばないと気が済まない人間という事だ。


しかし逃げようにもこいつの力は本物だし、走って逃げ切れる自信もない。

どうすれば良いのか……



そんな時だった、突然リナが驚きの声を上げる。


「あれ? セナ? なんか薄くなってない?」


言われてリナを見ると、そういうリナの姿も薄くなってきている気がする。

ここで俺は直感した。

タイムリミットだ、本の中にいる時間が過ぎ、これから俺達は自分の世界に帰るのだ。


「むむっ! 面妖な!?」


スサノオは慌てて俺達の手を掴もうとするが、時既に遅し。

後ろ側が透けて見えるほどに姿が薄くなっていた俺達に、スサノオは手を触れる事が出来なかった。


「おい! 貴様ら! 帰ってこんかい!」


「無理だよ、もうここに居られる時間が過ぎたんだ……まあ、なんか色々あったけど、最後は助かったよ、それだけはありがとうな」


「もうぜーっったい来ないから!」


初めての本の中の旅で、上手く行かないことだらけではあったが、色々な事を体験する事ができた。

無事にキーアイテムらしきものも回収したし、初回としてはまずまずだったのではないだろうか。


リナは散々な扱いを受けて怒り心頭なのか、既に自分達をどうこうできないと分かると、スサノオに向けて大きく舌を出している。

相当腹に据えかねていたらしい。


「おのれ! 次に出会ったら覚えておけよ!」


スサノオがそう叫ぶ声を最後に、俺達の意識は暗転する。

ここに一つの旅が、終わりを告げたのだった。


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