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ミドルフェイズ1


GM「じゃあミドルフェイズ入ります。まずは八部江くんが病院で目覚めるシーン。場所は病院。登場キャラクターはさっき言ってたし全員にしておこうか?」

全員「うん」

GM「じゃあ全員参加です。八部江くんも今回から侵食率あげていく」


侵蝕率上昇

 八部江:34→43

 ジバシ:35→42

 ナツキ:39→48



GM「場所はUGN傘下の病院の、八部江くんの病室です。八部江くんが目を覚ましたという情報を聞いて、二人が駆け込んできました」

ジバシ&ナツキ「ガチャ」(ドアを開けるモーション)

ナツキ「気がついたかい?」

GM「お、格好良いぞ。大人っぽい」

八部江「だ、誰ですか?」

ナツキ「ああ、紹介が遅れて済まない。私は――何だっけ?」

全員「(笑)」

八部江&ジバシ「支部長―!(笑)」

ジバシ「ボケないでくださいよ、もー!(笑)」

GM「支部長、ボケが進行してる(笑)」


ナツキ「私はUGN、N市支部長。ナツキ サンと申します」

ジバシ「私は部下の――ジバシと、申します」

八部江「……胡散臭いなー(笑)。『で、どうしたんですか?』」

ナツキ「事件の――あ、その前に自己紹介か。我々UGNは――何だっけ。俺覚えてない」

GM「ん? ああそっか。じゃあそこからは説明しよっか?」

ナツキ「うん」


GM「えっとじゃあ。まずはレネゲイドウイルスについてです。レネゲイドウイルスっていうものに、八部江くんが目覚めました。ウイルス自体はだいたい人類の八割近くが感染してます。が、感染者が命の危険にさらされたりすると、極まれに覚醒して強力な力を持ったオーヴァードとして生まれ変わります。で、八部江くんは事故のショック――きっと一度死に、復活したことによってオーヴァードとして生まれ変わりました。あなたには、もうその力が分かっているはずです」

八部江「……確かに、傷がないですね」

GM「レネゲイドウイルスは理性を蝕む力なので、使いすぎるとやばいので気をつけてねってことも言われます」

ナツキ「ぺらぺらーっと」

GM「八部江くんは覚醒してオーヴァードになりました。えっと、後は何か聞きたいことはありますか?」


八部江「あなたたちも覚醒しているのですか?」

GM「そうですね」

ナツキ「オフコース」

ジバシ「俺たちも同じ、オーヴァードだ」

八部江「先輩か」

GM「先輩だね」

ジバシ「先輩と呼びたまえ!」

全員「(笑)」


ナツキ「というか、どれよりもまず先に質問しないといけないのってあの女の子のことじゃないの、絶対(笑)」

八部江「ああ、そっか(笑)」

全員「(笑)」

ナツキ「お前、主人公にあるまじき行為をまた(笑)。あなたたちは、より先にあの女の子は?って聞かないと(笑)」

八部江「じゃあ、『ここはどこなんですか!? 無事なんですかあの子は!?』」

ジバシ「ここはどこですかって(笑)」

GM「UGNの病院ですね、ここは」


GM「はい。じゃあ八部江くんが庇った綾瀬真花ちゃんについて。無事に無傷です。ただし事故のことについては、オーヴァードのことが世間一般にバレるとよろしくないので、記憶を封印されています。記憶処理がされていて、事故のことはきっと覚えていません。八部江くん自身も、綾瀬さんにはそのオーヴァードの力を話してはいけないと釘を刺されます」

八部江「ああ、俺が守った的な感じなのか」

GM「そうそう」

八部江「なるほど」

ジバシ「無傷なの?」

GM「そう、無傷」

ジバシ「それは目覚めたわけじゃないよな? 伏線とかじゃなくて」

全員(あっ……)

GM「さぁ、どうでしょう? それはちょっと、俺には分からないかなー? ちょっと、何を言っているか分からないなー?」(鬱陶しいとぼけ顔で)

全員「(笑)」

ナツキ「まだ聞いちゃダメなやつかもそれ(笑)」


GM「じゃあ次はUGNとFHについて説明。UGNがさっきも言ったけれど『ユニバーサルガーディアンネットワーク』の略で、世界中に広がったオーヴァードの力を隠して、あの、オーヴァードの出現によって犯罪とかも増えたから。その犯罪を阻止しつつ、オーヴァードたちが普段の日常生活を送れるように支援していく、って組織。

 で、次はファルスハーツ。レネゲイドの力を使いすぎると理性がなくなって自分の欲望のままに動く『ジャーム』って呼ばれる存在になります。そのジャーム達が集まって作った組織で、自分たちのために色々と好きなことをやっていくテロリスト集団みたいなものと思ってくれれば」

ナツキ「それがFH」

GM「そう、FH」

ジバシ「理性がないのによくやるなぁ」

GM「ああ。理性がないのと知性がないのは違うから」

ジバシ「あ、なるほどなー」

GM「だから、知性はあるから頭は回る」

ジバシ「タガが外れているみたいな?」

GM「そうそう。やって良いことと悪いことの区別がつかなくなっているって感じ」

ナツキ「それって連帯感はあるのかな?」

ジバシ「みたいだね。強そう」

GM「好き勝手しているけどね」


GM「他に聞きたいことは?」

八部江「うーん……今日の晩飯は」

ジバシ「病院食かなぁー……(笑)」

GM「病院食だね」



GM「まあ、この辺りでお互いに自己紹介とかしておくといいと思います。あ、キャラ的な自己紹介じゃなくってメタ的な自己紹介を。能力とか戦い方とかの」

ナツキ「ああ、なるほどね」

ジバシ「そう言えば八部江はもう戦い方とか分かってるの?」

GM「あー、それは分かっていてもいいと思うな」

八部江「いいかな?」

GM「自分の能力は自分で把握できている、みたいな感じで」

ナツキ「俺はこんな能力を持っているのか……!って本能で理解するのかな」

GM「戦い方はまだ荒削りだけど、みたいな設定にしておくといいのでは?」

八部江「なるほど、それいいな」



 この後、互いにステータスの詳細やエフェクトでの戦い方を互いに伝えて作戦会議が行われました。以下抜粋。


ナツキ「サラマンダーとオルクスの白兵型だね。基本は炎の剣で戦う。あと、一応バフも出来る。それから諸刃の剣もある」

GM「極・大・消・滅・波ァ!」

ナツキ「任せろ!」


ジバシ「ハヌマーンピュア。基本戦術は日本刀を使った白兵の脳筋スタイル。『――俺の間合いに入るなよ?』って」

GM「間合い(28m)か」

全員「長い(笑)」

ジバシ「全力移動しての攻撃があるから(笑)」

ナツキ「超長いな。切り込み隊長にしよう」

ジバシ「みんな武器は持ったな? イクゾー!」

GM「何そのブラム=ストーカー絶対殺すマン」


八部江「バロールとオルクスで、殴る系ではないな。手から何かでるかも」

全員「何が出るんだ(笑)」

八部江「何か――ねじ曲げられると思う。遠くのものを」

GM「お、いいね」

ナツキ「攻撃がねじ曲げる感じか」

八部江「空間をこう、なんとかしたら遠くのリンゴがブシャーって」

GM「うっかりお見舞いのリンゴを潰して能力に気付くとか」

八部江「落ちそうだな、ってリンゴに手を伸ばしたときにそのままグシャって。遠くからネチネチぐしゃぐしゃ。あと気持ち程度にダメージ軽減が」



GM「じゃあここで、PC間ロイスも結んでしまおう。PC同士でロイスを結ぶってことをします」

ナツキ「俺もうPC1にロイス持ってるけど」

GM「あ、そっか。じゃあ八部江→ナツキに、ナツキ→ジバシに、ジバシ→八部江にロイスを取っていきましょう」

八部江「ラブマインーっと」

ナツキ「いやいや、コードネーム書いてどうするのよ(笑)」

GM「あ、コードネームと実名でロイスの意味を変えてみたりするのも面白いかもよ」

ジバシ「嘘―!」

GM「や、別にそこは自分で設定を決めてくれれば」

ナツキ「感情は自分で決めるの?」

GM「感情は自分で決めてもいいよー。表を見ながらでもいいし。今の状況を踏まえた上で、例えば八部江くんがこの二人に対してどんな印象を持ったかとかね」

八部江「なんて書いたらいいんだろ。謎の仲間?」


GM「サイコロで決めることで面白い事故も発生するけど」

全員「じゃあ、サイコロで決めよう!」


結果

八部江→「ナツキ」 ○P:憧憬 N:恐怖

ジバシ→「八部江」 P:信頼 ○N:不信感

ナツキ→「ジバシ」 ○P:庇護 N:敵愾心


八部江「憧れてるけど内心で怖ぇって」

ジバシ「信頼と不信感が隣り合わせなのか」

ナツキ「部下として守りたいって感じかな。でも一度くらいガチで戦ってみたいとか」



GM「じゃあロールプレイ再開します。UGNの支部長さんは八部江くんをUGNに引き込んでください」

ナツキ「引き込むの?」

GM「力を持った人間が勝手なことをするとUGNとしては都合悪いので。今回のミッションに巻き込む感じでよろしく」


ナツキ「八部江くん」

八部江「はい」

ナツキ「あなたは力を持ってしまった。この世の中に――何だっけな?(笑)」

ジバシ「支部長しっかり!(笑)」

ナツキ「このまま世の中に放つわけにはいかない。君には私たちの管理の下、働いて貰う」

ジバシ「支部長、本気ですか! こんな怪しいやつを!」

ナツキ「心配するなジバシ。君の時もこんな感じだった」

ジバシ「ですが、こんなド素人を……!」

八部江「うーん……ちょっと怖いからなぁ。ひとまず形だけでも入っておこう」

ジバシ「そんなアヤフヤな気持ちで入ってくるんじゃねぇよ!」

GM「盛り上がってきてるな」

ジバシ「こんな奴で良いんですか、支部長!」

ナツキ「構わないさ。――さて、改めて自己紹介をしておこう。私はナツキだ。よろしく」

八部江「新入りでーす(笑)」

GM「何か言い方がチャラいな(笑)」


GM「よし。じゃあひとまず八部江くんがUGNに加わりました。これからは三人で調査を進めて貰います。で、そのためにまずジバシくんが、八部江くんのクラスに転入することが決まりました」

ジバシ「おお、転入生!」

GM「元々無傷だった八部江くんも、すぐに退院できます。それからバスの事故もUGNの情報操作の結果、大した報道はされませんでした。ということでシーン終了です」


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