表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
<R15>15歳未満の方は移動してください。

蒼空

作者: I 'S

雪が積もった道路に自動車が一台通る。積もった雪に自動車のタイヤの跡が残った。

 その自動車は止まりドアが開かれ人が出てきた。その人物の手には拳銃がもっていた。

 そのビル群にはただならぬ数の監視カメラが設置されていた。

 「滋田さん、気をつけて」

 もう一人自動車のドアから出てきた少女から言われた滋田と呼ばれる男はビル群へと向かった。

 滋田は監視カメラの位置を確認したあと拳銃を構え無数にある監視カメラに弾丸をぶち込み始めた。

 「ルートにある監視カメラを全部破壊して、通って。そうしないとビルに仕掛けてある爆弾が爆発するから」その少女は言った。

 シュン、シュンと拳銃の音がする。サイレンサーがつけてある分だけ静だ。

 待ち受けていた敵が現れてくる。

 「ようやくお出ましか」

 滋田はジャケットの裏から手榴弾をなげ敵をけちらしていく。爆発音がなり、警報が鳴り響いた。

 滋田は走り、目的地へと向かう。

 




 滋田は拳銃を突きつけた。

 「御前はもう終わりだ。」

 こめかみに拳銃を突きつけられた斎木はビクとも動じなかった。

 「そんな事で俺が動くとも思うか」

 素早く椅子から離れ斎木は拳銃を蹴り上げ拳銃を遠くへ飛ばす。

 そして斎木は滋田の顔めがけてパンチをくりだすが滋田はそれを避け斎木の足元をひっかけるようにけりだす。が予測されていたようで、その攻撃はかわされる。

 そして斎木は後ろ蹴りをするが、滋田に受け止められその足を掴まれ一回転して投げ出される。投げ飛ばされた斎木は体勢を立て直した。

 滋田はその間に懐からもう一つの拳銃を取り構えた。


 「斎木、抵抗は無駄だ。」

 拳銃を構えたまま斎木との範囲をせばめる。

 

 「どうかな」

 斎木はポケットから発砲音が聞こえた。その音が聞こえた瞬間に滋田の拳銃は吹き飛ばされた。

 「小細工を…」

 滋田はそういいジャケットの裏からサバイバルナイフを取り出した。

 それとともに斎木もポケットからサバイバルナイフを取り出す。

 

 「こういうのは久々だな」

 滋田はそういい、斎木めがけ走りナイフを突き出す。

 斎木はそれを避け、滋田の腹部へナイフを突き出す。

 滋田は左膝を上げナイフの軌道をそらす。その瞬間に斎木は回転して滋田の腹部へ回し蹴りを食らわす。滋田は飛ばされて倒れる。

 そして斎木は走り滋田めがけナイフを振るが、滋田はナイフ構えそれを防ぐ。

 カキーンとなりしばらくこうちゃく状態に入りギリギリ、と音が鳴る。

 滋田は蹴りを上げ、斎木はそれをよけ距離をとる。滋田は立ち上がり、両者とも距離をとり、ナイフを構えた。 


 「死鳥、企業の名だ。どんな依頼でもこなすという万能な企業。その企業が、俺の家族、友人、同僚、周りの人達を奪った。その企業は表沙汰にはでてこない裏企業だということ俺は裏の情報で知った。その情報を手掛かりに俺は一晩中駆け回った。そして御前斎木が首領だとしった。そこから俺の復讐が始まった」


 滋田はカチャとサバイバルナイフをならした。

 「その首謀者が今目の前にいる」


 「俺はどんな依頼でもこなす。数多くのだ。いちいちそんな事覚えとらんな。」

 斎木は冷淡にその言葉を言い放つ。

 

 「悪魔が、俺が御前をこの世から消してやる」

 滋田は悪意が湧き出したきた。この世の元凶が今目の前にいる。滋田の眼が鋭くなった。

 

 爆発音がなった。煙がビルから立ちのぼる。


 「なんだ」

 斎木はこの状況で驚いたようだった。


 「このビルと共に俺と御前を消し去る。俺はそのため色々な犠牲を払いここまで来た。」

 滋田はそういいまたナイフをカチャとならした。


 「血迷ったか、滋田。」

 斎木はカチャとナイフをならす。

 

 無言のまま時間は経つがビルの傾きが大きくなる。

 突然滋田は動き出した。それと同時に斎木も動いた。

 

 そしてナイフが交わる。カキーン。甲高い音がなる。

 そして幾多の攻防が繰り広げられる。

 滋田の頬にかすり傷がつく、斎木の腕も傷がつく。

 滋田が蹴り上げ斎木のナイフを遠くへ飛ばした。

 滋田は斎木の胸にナイフを突き刺した。


 「これでもう何もかも終わりだ。」

 滋田はそういい斎木の胸からナイフを引き抜いた。

 斎木は苦しそうに体勢を保ちながらポケットから何かを取り出した。

 それはスイッチだった。

 そして無言にスイッチを押した。

 そのあとこの部屋が爆発した。滋田は爆風で煙がまったその中に隠れた。


 そしていく年がたった。

 「これで今日も任務完了だ。」

 滋田は機関からの任務の依頼を今日もこなすのだった。

  


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ