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プロローグ

人は誰かの幸せ、自分…はたまた家族の幸せを

願わずにはいられない——そんな言葉が、

今の《ボク》の心に深く刺さっていた。


《ボク》の人生は、ある日を境に壊れ始めた。

世界が狂い始めたと言っても過言ではない。

大切なものを守るために願ったはずの幸せが

逆に《ボク》そのものを狂わせたのだ。


そんな《ボク》に君は……ささやかな幸せをくれた。

それは《ボク》の薄暗い世界に差し込む

一筋の光のようで《ボク》は初めて君になら

「幸せを願ってもいい」と思えた。


——そう思っていたのに、

全ては“アイツら”によって壊され、奪われてしまった。


認めたくなかった。《ボク》は許せなかった。


もう迷わない。決めたのだ——


《ボク》は君のために


君は《ボク》のために


もう一度、“あの日”に戻ろう。


時計の針を巻き戻すことができたとしても、

世界はあらゆる手段で阻止しようとするだろう。

《ボク》と君を「正しい結末」へと

導こうとするだろう。


ならば正しい結末とやらに抗い、

どんな手段でも君の運命さえ変えられるのなら

――君を傷つけたって構わない


鍵は記憶の中にある《あの日》の出来事だった。

あの瞬間を変えれば、未来は変わるかもしれない。


「ここで変えなければ、何も変わらない」


《ボク》は深く息を吸い込み、目を閉じて決意を固めた。


過去を変えることは、痛みを伴うかもしれない。

大切なものを失うかもしれない。


それでも《ボク》は君のために何でもするよ


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