表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/1

落としもの

「おあ~! おあ~!」



「ご免ね……ご免ね……!」



「えうっ、えうっ……」



「どうか、幸せになって……!」



「おぁあ~~~~~!!」




 ※ ※ ※ ※




「行って来まーす!」


「はーい、行ってらっしゃい、拓児(たくじ)さん」



春の日の朝。


雲一つ無い青空。


俺は、いつもの様に、同居人の声を背に受けて、


男だらけのシェアハウスの玄関から、勤め先の会社に、出勤しようt「おあ~!」



「へっ?」



耳を(つんざ)く様な、泣き声。


出所(でどころ)は、どうやら、足元だ。


恐る恐る、見下ろすと。



「!? うわぁあぁあぁあああ!?」



勢い良く開けた、玄関のドアの、前に居たのは……



「あ……、



 赤……ちゃん……!?」




(くる)みに(くる)まれ、(とう)で編んだ(かご)に入れられた――





赤ん坊、だった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ