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転生直後

三徹してひかれて死んだと思われた私は多分転生した。

だって周りは大人ばかりでなんか覗き込まれてるんだもん。

「あの、奥様。この赤ちゃん産声あげてないんですけど大丈夫なんですか?」

メイド服を着た女性は心配そうにそう言った。

そう言われましても、泣きかた知らないんだよね。

「も、もしかしてもう手遅れなんですかね…?」

「それならそれでかまわない。何しろ俺が欲しかったのは、女ではない。後継ぎとなる男だ。どのみち要らなくなるヤツだ。どうなろうとかまわん」

「だ、旦那様。そんなことおっしゃらないでください。ようやく私たちの間に授かった子ではないですか」

「ふん、そんなことはどうでもいい。そもそもなぜお前はもっと子を孕もうとしない?後継をつくり育てるのが我らの役目だ。なのに女を産むとは。本当に使えん女だな」

おい、なんだこの男は。

奥さんかわいそすぎたぞ。

子供産むのって大変なんだぞ。私産んだこと無いから知らんけど。

私は抗議しようと声を出そうとすると産声があがった。

「!奥様!産声が」

「えぇ、良かった。本当に…!」

喜んでいる方々に悪いが一つ言わせて欲しい。

寒いからなんかでくるんで欲しいな。

ずっと裸なんだよ私。

あとクソオヤジ聞こえてんぞ。産声あげた瞬間舌打ちしたの。

そんなこんなで私の二度目の人生がスタートした。


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