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惑星『マース』 ~宇宙人たちにとって魅惑の星~

作者: さやそばらすか

この度は、第1回『スターダスト大賞』を契機として、正に、『スターダスト』な、『スターダスト』による小説を書いてみようではないかと思い立ち、


大した事前研究もせずに、『一次小説』という面に、再びことごとく重きを置いた上で書いてみたものであります。


一方で、この状態では、第1回『スターダスト』大賞の応募条件の文字数を満たしませんので、

別途追加で加筆する可能性を残しつつ、投稿するものであります。


極めて『スターダスト』な文章の羅列であり、解釈など、到底する気にならないかもしれませんが、


正に『スターダスト』な、『スターダスト』による小説で、『一次小説』でもあるということで、

機会があれば、目を通していただけたらと考える次第であります。

1.『恐竜』編


『時は流れ 歴史は繰り返す』


正にその言葉が暗示するかのように、さまざまな世界に於いて、歴史の反復は行われている。


地球上に、恐竜が栄えていたその時から、宇宙では、あたかも人間がしているものと同じように、陰謀が渦巻いていた。


そもそも、地球にはなぜ、恐竜が栄えだしたのであろうか。



そのエネルギーの根源たるや、どこからきているのであろうか。



等というのは、もはや実に愚問である。


【とある惑星では、惑星『地球』についてのこのような記録が残されている。

「今、惑星『地球』に存在する人類たちは、『地球』に存在していた恐竜繁栄の起点について、未だに少なからず悩んでいる。しかしながらその答えは簡単である。

『地球そのものからきている』のであるから。」】


地球で恐竜が栄えていたそのころ、その恐竜を食料にせんと、宇宙の陰謀がとある星にうごめいていた。


宇宙人は、奇しくも、惑星『地球』を、その時すでに、恐竜が栄えている地球を既に、発見していたのである。


宇宙人は言った。


「おい、何か、俺らに似た連中がこの星にいるぞ」


地球を発見して言った。


「マジか、ちょっと行ってみようぜ?」



しかし、その時、恐竜を発見していたのはなんと、それらの宇宙人だけではなかった。


惑星『ハーフ』とよばれる惑星においても、恐竜が存在している地球を、既に発見しており、調査研究をしていたのである。


惑星『ハーフ』は、それら宇宙人の地球への侵入を阻止せんと、あらゆる方策をたて、宇宙人が、惑星地球へする上陸を阻止せんとした。


その、とばっちりをうけた星が一つある。



その星は、こう呼ばれる。


惑星『マース』


そう、現代の地球人が、到底恐竜に勝てそうにないように、それら宇宙人も、「恐竜を食料にして自給自足して地球上で生活しよう」と考えるには、幾分強大で、種類があまりにも多すぎたのである。


そこで目をつけられた星が


惑星『マース』


そう、惑星『マース』に、宇宙基地を作り、地球にいる恐竜を爆撃することにより食料として持ち帰る作戦。


惑星『ハーフ』を軸とした、『恐竜』という生命体の研究を主たる根拠とした、宇宙人の惑星『地球』侵入防止作戦が甚だしい中、惑星『マース』は、格好の住みかとなりえたのである。




そして、惑星『ハーフ』が、宇宙人の地球侵入を防止せんとする中、それら宇宙人の地球侵入作戦を、サポートする勢力もまた、あった。



その名は、惑星『ステイトス』



惑星『ハーフ』の鬱陶しさたるや甚だしく、恐竜たちは『超音波攻撃』を機械もなしに、『進化』によって、可能としていたのである。




【とある惑星には、このような恐竜についての記録が残されている。

「ある時、惑星『地球』に恐竜の素となる生命体が誕生した。


その生命体は、我々にとっては極めて格好の研究対象であった。しかしながら、なにゆえか、研究を進めれば進めるほど、かれらは『進化』を成し遂げた。


身体は大きくなるし、中には、たちの悪いことに、海、つまり我々では『目視』が不可能な水の中に姿をひそめ、しかも強大になるものまで現れた。


挙句の果てには、惑星『ハーフ』の調査研究が極めて鬱陶しかったらしく、『超音波攻撃』を可能とするものまで現れた。


その『超音波攻撃』を身に着ける過程たるや我々の想像を絶しており、


自己の身体を一時的に『退化』させることにより可能にするのである。


これは極めて驚異的であったことである。


外見上、恐竜たちは『弱肉強食』といわんばかりの生活すらしているが、こと、惑星『ステイトス』が惑星『地球』の攻撃を繰り広げると、『超音波攻撃』で撃退しようとしてくるのである。


惑星『ステイトス』としても、いかに強大な攻撃能力を有しているとはいえ、いちいちに自己の進退を『退化』させた個体を判別する能力などは持たず、地球侵攻の際に恐竜の発する『超音波攻撃』の強大さゆえに、長きにわたり、苦戦を余儀なくされたのである。」





惑星『ステイトス』は、恐竜と宇宙戦争を繰り広げており、その恐竜たちの『超音波攻撃』に逢っていた。


そもそも惑星『ステイトス』は、惑星『地球』に恐竜が存在するようになるよりはるか昔から、惑星『地球』の圏内をも、掌握しうる立場にあった。


惑星『ステイトス』は、その友好関係にある星とともに、太陽系を、極めて初期から観察、掌握していたのである。


しかしながら、ある時、『地球』となる石の塊が、どこからともなく飛んできて、何の間違いかもわからぬ『恐竜』なる、未知の生命体が存続し始めた。


しかしながら、惑星『ステイトス』の特定勢力は、今更、高度な知能を持っているわけでもない恐竜に、負けるわけにもいかず、攻撃を繰り返していたのである。


宇宙人たちは、その『ステイトス』との接触を試みた。すると、『ステイトス』から思いもよらぬ情報が飛び込んできた。


「あの星は、ことごとく、回転をしている。」


宇宙人たちは困惑した。自分たちの星は、自転が極めて緩やかだったのである。


それゆえ、地球に進攻しようにも、着陸ができない。


平たんではなかろう事程度は、自分たちの星を見れば分かる事であった。


宇宙人は尋ねた。


「ことごとく、とはどれくらいの事なのか?」


『ステイトス』は応えた。


「1回転につき、24時間だ。」


その速さ故、宇宙人は、困惑に困惑を重ねた。


「そんな速く回転している星に、どうやって侵攻しろと言うんだ!」


『ステイトス』は言った。


「侵攻することが決まったら教えてくれ。侵攻してくれるとなれば大変助かる。我々も、やるだけのことはやってみる。」


『ステイトス』は加えて言った。


「ああ、それから、あいつらをあんまり侮るな?」


宇宙人は言った。


「どういう意味だ。」


『ステイトス』は驚愕するべきことを言った。


「あいつら、一つの星を拷問したんだ。」


「どういうことだ。」


「惑星の動きを…止めやがったんだ。詳しくは言えない。だが、あいつらの『超音波攻撃』は本当に強い。気をつけろ。」


「何でそんなことができるんだ。」


そんな星に侵攻するなどとんでもない。


いくら何でも、惑星クラスの大きさの宇宙船なんて、送り込もうにも、


惑星『ハーフ』の妨害すらかいくぐれない。


惑星『ステイトス』はその後も、地球侵攻を続けんとする特定勢力を論破することはかなわなかった。


それゆえ、それら宇宙人に対し、通信してきた。


「惑星『ランムダー』という星を紹介する。今からその惑星座標を送信する。そこに通信せよ。そいつらなら、惑星『地球』の高低座標くらいなら持っている。それがあれば、多少は地球侵攻の助けにはなる。」


惑星『ステイトス』は、ジレンマから抜け出せずにいたのだ。


宇宙人達は困惑した。


やむを得ず、その惑星座標を頼りに、惑星『ランムダー』に通信を試みた。


惑星『ランムダー』はほとんどそっけなく、言われるがまま、惑星『地球』の高低座標を、かれら宇宙人に送付してきた。


更に宇宙人たちが困惑していると、惑星『ステイトス』から、こんな通信が飛んできた。


「すまない。ほかの惑星から、早く地球を侵攻してくれと要請が来た。侵攻するかしないか、速やかに応答してくれ」


宇宙人たちは協議の末、「侵攻する。」と回答した。


宇宙人たちの中には、惑星『ステイトス』の執拗なまでの惑星『地球』侵攻に、


言い換えれば、執拗なまでの、惑星『地球』の圏内制圧に対するこだわりに、何か理由があると考える者もあった。



しかし、宇宙人たちにとっては、惑星地球上に存在する恐竜の『超音波攻撃』は極めて大きな脅威であった。さすがにそこまで容易に侵攻することはできそうにない。


「何か良い案は無いのか」


と宇宙人たちは『ステイトス』に通信した。『ステイトス』も悩んだ。そして、『ステイトス』はこう、応答した。


「惑星『マース』を使え。」


それ以外、詳細を問い合わせても、『ステイトス』から応答はなかった。


宇宙人たちは、惑星『ランムダー』に、宇宙座標などの照会を行った。


この時ばかりは『ランムダー』はかなり怒りを伏せているかのようであったが、『ステイトス』との協調関係を理由に、と明確に付言した上で、宇宙座標を送信してきた。


そこは、宇宙人にとっては、実に平和にしか見えない星であった。


宇宙人はまず、そこの調査を行うことにした。


惑星『地球』との距離も、さほど離れてはいない。


しかしながら、一つ、問題が生じてきた。


惑星『地球』を調査研究の対象としており、外部からの侵攻を良しとしないことを軸とする惑星、


惑星『ハーフ』が、宇宙人の惑星『マース』を軸とする地球侵攻計画に気付いたのだ。


惑星『ハーフ』にとっては、恐竜の『超音波攻撃』すら調査対象の研究としてキープしたいと考えており、その点では、惑星『ハーフ』内に異論はなかった。


惑星『ステイトス』は、惑星『ハーフ』の先輩格であり、その軍事力ゆえ、惑星『ハーフ』もある程度は、惑星『地球』侵攻を無視しえた。


しかしながら、また別の惑星『マース』、惑星『地球』からさほど離れていない場所に基地を造らせてまで恐竜に対する侵攻をするというのは、恐竜の調査研究について、極めて大きな妨害になりえることを懸念したのである。


さらに、同様に、また、惑星『ハーフ』よりも密度を高くして、惑星『地球』上の恐竜を調査研究していた、惑星『ランムダー』からの自粛要請も来るようになった。


しかしながら、ようやく外枠ができ始めたと判断した宇宙人たちは、既に交信する関係にあった他の惑星と協議を重ね、協力を要請した。


何より脅威であったのが、恐竜による『超音波攻撃』。


惑星の動きを止めるまでに強力な、恐竜による『超音波攻撃』。


一方で、惑星『ランムダー』の協力は、引き続き、惑星『地球』の恐るべき自転速度、という面から必要不可欠のものであった。


惑星『ランムダー』が、どうやら宇宙人たちが相当程度の数で地球に侵攻しそうであると察知し、一つの通信をしてきた。


「惑星『マース』への着陸は許可しない。」


「それでは無理だ!」


と宇宙人たちは抗議したが、惑星『ランムダー』は聞く耳を持たなかった。


宇宙人たちは、惑星『ステイトス』に協力を試みた。惑星『ステイトス』への着陸を検討したのだ。


惑星『ステイトス』は自分たちの宇宙基地は機密保持のために使わせられず、


他の星の者たちの宇宙基地を造ることも難しそうであるとの回答をしてきた。


次に惑星『ステイトス』は、惑星『ハーフ』と協議することとした。



惑星『ハーフ』は、惑星『ステイトス』がいわば先輩にあたる星であったがゆえに、地球侵攻も黙ってみており、


惑星『ハーフ』は、惑星『ステイトス』の一部派閥とは協調関係を保たざるを得ない星であった。


一方で、惑星『地球』界隈の【英知の結晶】ともいうべき惑星『ランムダー』は、その高度な知識ゆえに無視しえない存在であった。


惑星『ハーフ』の主要目的の一つは、惑星『地球』の調査研究であり、しかも、恐竜という、銀河系全体を通してみても、稀有なその存在。


惑星『ランムダー』の知識と言うのは、到底無視しえないものであった。


端的に言えば、惑星『ランムダー』の協力でもなんでも取り付けて、『恐竜』という生命体の研究ということごとく、将来的にも高くなる需要を、絶対的に満たす必要があり、その優先順位も、当然高いものだったのだ。


それゆえ、惑星『ハーフ』は、惑星『ランムダー』がいうとあらば、惑星『地球』への侵攻は、反対してもやむを得ないほどの立場であった。


惑星『ハーフ』は一つの提案をしてきた。


からの惑星『ウラントス』を使え。そこの土地なら半分であれば使わせられる。」


宇宙人は激怒した。


どう考えても【要らない土地】だから譲って来たにきまっており、調査の結果、実際そのようであったからだ。


惑星『ステイトス』が、惑星『ハーフ』に対して、「ちょっとそこは折れて惑星『ウラントス』を使ってくれ。」と頼んでくる。


惑星『ステイトス』は、その体面上、「惑星『地球』の恐竜に負けそうです。」とは言えない立場にあった。


恐竜は極めて強大であったが、恐竜が存在し始める遥か昔から、惑星『地球』の圏内を、実質的に掌握していた星。


ある時、突然『恐竜』なる生命体が誕生し、「ま、そういうこともあるのやも知れぬ」と野放しにして置いたら、いつの間にか、地球全体を制圧し、挙句の果てには、『超音波攻撃』まで駆使しだし、気に入らぬとあらば、星の動きを止める始末。




『恐竜』という生命体は、実体こそ、今の人類の標語で言うならば「弱肉強食」ではあるものの、

まぎれもなく惑星『地球』という星を守り神でもあったのだ。


惑星『ステイトス』は、幾分、惑星『地球』からの恐竜排除に固執していた。


一方で、惑星『地球』にいた恐竜たちの、その、惑星『地球』を守っていたという事実は、惑星『地球』に過去にいた人間達にとって、事実として解釈されたらしい。


そしてその栄誉をたたえて作られ、そして今でも地球上に残されているものの一つを、現代の『地球』上に存在する日本人はこう呼んでいる。


「スフィンクス」







惑星『ハーフ』からの惑星『ウラントス』半分譲渡提案の通信を聞いたのか、



惑星『ランムダー』から宇宙人に、嫌みでしかなく、大笑いにしか見えない通信が送られてきた。


宇宙人たちは、他の星を候補に挙げようと考えざるを得なかった。





【とある惑星は、この「宇宙人」の四苦八苦ぶりについて、こう記している。

「我々は、惑星『ステイトス』の協力を直接的には成し得ない、もとより、惑星『ステイトス』の軍事力と、我が方の軍事力とでは開きがありすぎて、足手まといにすらならない。


某惑星の者たちが、惑星『地球』の恐竜侵攻を実施すると聞いた時には、惑星『ステイトス』の苦戦を知っておったがゆえに、安堵したものであったが、惑星『マース』を経由をするとなると反対せずにはいられなかった。


まずもって明らかに、余計な仕事が増えるのだ。


惑星『ステイトス』は、恐竜だけを見て居ればよいので何も言わないのであろうが。


後日であったか、その某惑星の者たちより、このような情報提供があった。


〔惑星『地球』の恐竜たちが、とある星の動きを止めたのは、正に、その星の者たちを滅亡させんとするものの一種であった。


あまりにも直接的に、惑星『ステイトス』よりも容易に攻撃できる面が少なくなく、危険因子の排除が困難であった故、相当数の恐竜たちによって、その星の動きを止めたようである。


もちろん、その動きを止めた恐竜たちの手法は『超音波攻撃』であった。〕


宇宙人たちの来訪は、歓迎しうる面も少なくなかった。我々としても、協力しないではなかった。」】






しかしながら、宇宙人たちは、食料に貧しており、食べれそうなものがある星を探すだけでも一苦労であった。


『そんな星、すぐに見つかるんだったら、既に見つけられているはずだ』


それが大多数の意見であり、今更惑星『地球』侵攻そのものを撤回するなどということはできそうになかった。


惑星『地球』の調査をするたび、そこは、食料豊かな星であった。水が溢れ、恐竜たちは大勢いる。植物もあり、食料は潤沢な星であった。


『超音波攻撃』は実に脅威であったが。


やむなく、宇宙人たちは、惑星『ウラントス』の利用価値について調査し始めた。


しかしながら、惑星『地球』までの距離が、極めて遠い星であった。


「こんな土地を半分もらったところで、何か良いことでもあるのか!」


そういう意見すらあった。


しかし、そこを使うのであれば惑星『ハーフ』は協力できる面は協力しようとまで言ってきた。


恐竜たちを刺激しすぎない範囲において。


「それではもはや、地球侵攻を、実質的にすることができないではないか!」


との反対意見が出始めた。


惑星『ステイトス』が通信してきた。


「具体的な侵攻案の検討を急いでくれ。」


救難信号を送ってきた星があるという。



【その頃の、惑星『ステイトス』の挙動について、惑星『ランムダー』は、このように記している。

「怪しすぎる。やはり、惑星『ステイトス』は、その背後にいる惑星との間で、何らかの秘密を握っている。」】




惑星『ステイトス』もまた、矢面に立たされた星であった。


「ややこしい星を見つけてしまった。」


宇宙人たちは、そう考えざるを得なかった。


宇宙人たちは協議の結果、平穏な惑星『マース』の圏内、端的に言えば上空と言いうる範囲内に、『輸送基地』を建設することにした。


惑星『ランムダー』の要請で、惑星『マース』に上陸することはかなわない。


宇宙人たちは、惑星『ハーフ』に何とか頼み込み、その『輸送基地』への、燃料供給についての協力を依頼した。


そこを軸に、惑星『ウラントス』から、『輸送基地』を経由し、惑星『地球』へと侵攻し、食料を調達する。


そのような外枠が出来上がったのだ。


惑星『ランムダー』も幾分渋い顔はしていたが、何とか了承をこぎつけた。






宇宙人たちはかくして、惑星『ウラントス』から『輸送基地』を経由しての惑星『地球』への侵攻第一弾を開始することができた。


恐竜たちの反発は甚だしいものがあり、惑星『ランムダー』の回転速度及び、高低座標の協力で、



何とか地球上陸は果たしたものの、恐るべきことに、恐竜の種類が多く、反撃が甚だしく、とても継続的に移住することはできそうになかった。



『超音波攻撃』を抜きにしても、恐竜の威圧感は宇宙人を狼狽させるには十分で、



「見つかってはシャレにならない。威圧感と『超音波攻撃』を長時間受けては士気に影響する。」


という意見が、上陸から間もなく吹き出し、大して『恐竜』達に印象を残すことすらかなわず、


『輸送基地』を経由し、惑星『ウラントス』に帰還するという始末であった。


惑星『ステイトス』からは、お礼の通信が入ってきて、「今後とも協力を頼む。」と付言されてあった。









そうこうしているうちに、惑星『ランムダー』の予期せぬことが、一つ起こった。


惑星『ハーフ』との協調関係を堅く維持していながら、惑星『マース』について、研究されだしたのだ。


それは必ずしも、惑星『地球』への侵攻を標題と名目を掲げているものではなく、


『移住可能性』を掲げるものであった。


であった。


惑星『地球』への侵攻は確かに止めたい、惑星『ランムダー』であったが、長期的に見れば、


惑星『マース』に『移住』させるだけというのであれば、『ランムダー』に不都合はなかったのだ。


惑星『ランムダー』は、その界隈では【英知の結晶】と呼ばれる星でもあるので、更に知識を深め、精力的に拡大することができるという者すらあった。







【とある惑星には、その時期の惑星『マース』をめぐる動きについて、こう記されている。

「惑星『マース』は、恐竜のいる惑星『地球』に比べて影こそ薄いものの、かねてより、移住可能性が検討された星ではあった。


しかしながら、某惑星の者たちによる惑星『マース』上空への『輸送基地』送致に伴い、情報がリークされてしまったのか、惑星『マース』は、その移住場所としての利用価値が、極めて広く知られることなってしまった。


これは、いささか、我々にも油断があったことは否めない。


しかしながら、その反響たるや大きく、恒星『テヤン』を除き、惑星『マース』を既に把握しておった惑星の多くにおいて、一気に検討が進められるようになった。


惑星『ステイトス』も、己が惑星の勢力圏を守らざるを得ないがゆえに惑星『地球』の恐竜侵攻計画は、到底とん挫させられ得ぬものであったが、必ずしも一枚岩ではなかった。


惑星『地球』の恐竜侵攻計画に辟易としておった一部勢力が、惑星『マース』への移住検討を進めたのである。


その某惑星の者たちも、どうやら予想以上の反響だったようで、中には、その某惑星の者たちに、『食料を供給する』とまで申し出る者もあったと既に、我々にも伝わっている。」】









逆に、「もう恐竜については調査研究しつくされている。」などと言い出すものまで現れた。


そうなると、そもそも、惑星『地球』への侵攻を止める必要すら怪しくなる。


しかし、あくまで惑星『ランムダー』は、惑星『マース』への上陸は許可しなかった。


そのような思惑がうごめいている中、惑星『地球』の恐竜たちは、宇宙からの侵攻がないことで、力を蓄える期を得た。


惑星『ステイトス』の一部勢力までもが、恐竜のあまりの攻撃力に嫌気がさし、惑星『マース』への移住を考え始めたのである。


すると、惑星『地球』の恐竜が、恐るべき技を考案した。


現代の表現で言うと、「バリア」


地球に結界を張ろうとしだしたのだ。


惑星『ステイトス』はことごとく困惑した。


これでは、当分、地球に確実に侵攻し続けなければならない。


恐竜を今一気に絶滅できるほどの力はない。


惑星『ステイトス』は宇宙人に救難信号を送った。


「あいつらを、絶滅させてくれ」


宇宙人たちは、途方もない要求ではあったものの、宇宙軍創設のため、連携しうる惑星と協議を重ねた。


しかしながら、「絶滅させる」ともなると、惑星『ランムダー』が反対意見の通信をしてきた。


「宇宙人に『恐竜の絶滅に成功した』などという、ある種の栄誉を与えたくない。」


という野蛮な意見すら、その中に含まれていた。


それでもなお、惑星『ランムダー』は、

「『恐竜を絶滅させる』などという行動には、断固反対せざるを得ない。」と通信をし、


惑星『ランムダー』は、惑星『ハーフ』にもそれを送り、


「そのような勢力は惑星『ハーフ』においても撃退してほしい」


「外部勢力によって『恐竜が絶滅した』などという結果が生じた場合、我々としては、惑星『地球』に関する調査研究結果の情報提供は約束できない」


と付け加えてきた始末であった。


惑星『ハーフ』は困惑しつつも、惑星『ステイトス』に対して、


「外部勢力に対する『恐竜滅亡』依頼は、今後自粛せよ。すでにした依頼も撤回せよ。」


と通信した。


その後、惑星『ステイトス』は、連携する星と、惑星『地球』に対する侵攻計画について協議するとして、


しばらく、宇宙人達との通信を差し控えた。


惑星『ステイトス』は、惑星『ランムダー』と協議し、惑星『地球』の「バリア」を破る方策を練ったのだ。


惑星『地球』について、この上なく知っている惑星『ランムダー』の極秘情報にアクセスしなければならなほどの何かを埋めてもらわなければ、


『恐竜』の恐るべき力は打ち破れない。


「バリア」を破らないと『恐竜』に攻撃ができないなど話にならない、と惑星『ランムダー』の【知識ありき】の方針に、抗議とも、懇願とも取れない通信を送り付けたのだ。



惑星『ランムダー』は、惑星『ハーフ』とも協議した。


惑星『地球』に攻撃的にならざるを得ない惑星『ステイトス』に極秘情報をペラペラと話す気にはなれなかったのだ。


惑星『ハーフ』は、「一任を受ける。」と惑星『ランムダー』ですら驚くべき回答をして見せた。


そして、こう付け加えた。


「『バリア』を破る方策は一任を受ける。しかしながら、その後、恐竜滅亡に至るまで、我らの力には期待しないでほしい。」


同様の通信は、惑星『ステイトス』にも送信された。


その時の、極めて大きな攻撃が、地殻変動諸々に依りて、地球上に残されている。


その象徴的なものの一つを、日本語はこう表記する。


「ウルル」


しかも、かくして、恐竜は「バリア」を張ることができなくなったのである。


その結果は、惑星『ステイトス』も惑星『ランムダー』も驚くべき結果であった。


その際、宇宙人たちは、「空の惑星『ウラントス』」からの退避すら命じられ、極めて極秘裏に、惑星『ハーフ』の一任のもと、実行に移された。


惑星『ランムダー』はこの上ない調査研究の対象を得ることができた。


しかしながら、惑星『ハーフ』の一任のもと、極めて極秘裏に実行に移されたため、惑星『ランムダー』すら、その情報すべてを入手することがかなわなかった。


協力者は誰か、どういった方法で実行に移したのか、まったく伏せられたままである。


惑星『ランムダー』は、惑星『地球』の調査研究を継続した。


それをバイアスとして、惑星『ハーフ』の陰謀を研究しようとしたのである。


惑星『ハーフ』は、あまりにも強大な攻撃を実行したために、しばらくの間、実質的な機能停止を余儀なくされた。


「ウルル」


はその時の攻撃が、地殻変動諸々によって現在なお形をとどめているものの一つである。


惑星『ランムダー』は、その強大な攻撃ゆえに、その表現をほとんどなしえない形でしか、残すことができなかった。


それでもなぜか、惑星『ランムダー』は、困ることがなかったといわれている。


宇宙人達にも、ほどなくして、惑星『地球』のバリアが破られたとの通信があった。


しかしながら、宇宙人たちは、惑星『地球』の調査の結果、惑星『地球』に対する興味度合いを低めざるを得ないことになったのだという。


そしてその理由は、明かされることなく。


食糧難を、惑星『地球』の恐竜侵攻計画の主目的として掲げていたにしては、この興味度合いの低下は謎であって、惑星『ランムダー』との間で、何らかの情報交換があったことくらいしか、確認が取れていない。


「バリア」を破ったことによって、一番得をしたのは、まぎれもなく、惑星『ステイトス』であった。


「バリア」など張られては、どうすることもできなかったためだ。


惑星『地球』における「バリア」が破られたことは、恐竜たちに対し、恐怖を間違いなく与えていた。


恐竜たちはまた、人類のような、高度な知能までは入手できなかったため、なおのこと、恐怖を与えていたものと思われる。


そして、それに加えて、惑星『ステイトス』の一部勢力もまた、かねてより検討材料としてのポジションを強めていた、惑星『マース』への「移住計画」について興味を持ちだした。


宇宙人たちもまた、惑星『マース』へ移住したがっている者たちから、食料を調達する機を得ようと考え出す者が少なくなかった。


恐竜たちは、引き続き、惑星『ハーフ』や惑星『ランムダー』の、調査研究に対する妨害要素排除のための圧力を続けていた。惑星『ステイトス』や宇宙人たちにとっても、恐竜たちの『超音波攻撃』にいちいち立ち向かわずに済むのであれば、惑星『マース』の移住可能性という代案は、極めて有効であったのだ。


惑星『ランムダー』は、惑星『ハーフ』に地球の「バリア」攻撃を依頼した体面上、惑星『ハーフ』の、実質的機能停止期間中、惑星『地球』に対する過度な攻撃の阻止を代わって受け持つ必要があった。


宇宙人たちは、惑星『マース』の移住をもくろむ勢力により、惑星『ウラントス』の利用を取りやめる動きを見せた。


惑星『ウラントス』はあまりにも、惑星『地球』にたどり着くには遠い惑星でありすぎたのだ。





【その、宇宙人が見捨てた惑星『ウラントス』について、とある惑星は、その時期の『ウラントス』について、こう記録を残している。

「惑星『ウラントス』は、実に空虚な惑星である。宇宙人はその時『誰も使うはずがない惑星』に案内されたようなものであった。


惑星『ハーフ』も、「よほど困っているのであれば使うであろう。」程度のノリで提案したのであろうことは、大体想像に難くないことである。


しかしながら、それ以外、ベースとなり得る惑星クラスの大きさのものが、他になかったというのも、また事実である。」】






惑星『地球』上の恐竜たちは滅亡した。


その理由の謎については、未だ公式の書物の中で確定的に述べられたものはない。


しかしながら、恐竜たちが生存していたことは、化石などの形で現在もなお残っている。


惑星『ランムダー』の書物によると、そのような時期に、


強大な、それも「ウルル」の契機となったようなレベルでの攻撃は確認されていないとされている。


それは、惑星『ハーフ』も同様の認識であるとされており、


惑星『ステイトス』も何もそれについて、宇宙人に教えることはなかった。


できることならば、惑星『ステイトス』は「自分たちが成し遂げた。」と言いたいのであるから。



『時は流れ 歴史は繰り返す』


【とある惑星において、惑星『地球』における恐竜滅亡時期前後については、〔ここまでは公表しうる〕としてこう記されている。

「惑星『地球』の恐竜たちは確かに強かった。『超音波攻撃』は、他の惑星からの攻撃を退けるには相当十分なものであったし、我々としても、十分な研究材料であり続けた。


しかしながら、惑星『マース』への移住可能性が注目を集めるようになったあたりから、惑星『地球』の恐竜たちは、惑星『地球』内の弱肉強食に関わる争いに集中できやすくなり、逆にそれが仇となって、

その他の惑星との関連性が希薄となり、油断が生じやすくなってしまったのだ。


惑星『ハーフ』の、惑星『地球』に彼らが張り巡らせていた〔バリア〕を打ち破る攻撃は衝撃的なものであったが、それでも、恐竜たちは絶滅することはなかった。


それだけでも、十分驚愕しうる事実なのであるが。


しかしながら、どうしても生じてしまったのであろう程度の油断をしたがゆえに、某惑星の者がした攻撃よりも、ある意味大したことのない程度の事態によって、恐竜というものは滅亡してしまった。


今でも、惑星『地球』上の、恐竜より愚かな『人間』と呼ばれる生命体が、それと知らずに、その恐竜を滅亡させたものを残している。」】





2.『ブラックホール』編


恐竜の絶滅後も、惑星『マース』には、宇宙人の飛来が確認された。



目的は、精々、惑星『地球』空間内外の調査による、恐竜の『超音波攻撃』の態様や、

恐竜誕生の秘密に関する調査などが主目的であった。


後残りの勢力の主目的は、惑星『マース』移住計画であった。


惑星『マース』への移住計画は、少なくとも当該空間内における【英知の結晶】である、惑星『ランムダー』からの干渉が極めて少なかったことも、さまざまな惑星からの、惑星『マース』の調査を容易とした一因であった。


惑星『ランムダー』とて、ただで惑星『マース』への移住計画を支援したわけではない。


引き続き、惑星『地球』の警戒を続けた、惑星『ステイトス』としても、二度と恐竜のように、ことごとく苦戦を強いられる生命体の出現は、阻止したかったのである。


更に、惑星『ランムダー』には、その勢力圏外からの情報も、寄せられるようになったのである。


【英知の結晶】惑星『ランムダー』としては、それを有効活用しない手はなかった。


以下は、当分、惑星『ランムダー』における、惑星『ランムダー』の勢力圏外、すなわち、惑星『ランムダー』が調査研究しえないエリアに存在し、同じく、惑星『ランムダー』が調査研究しえないエリアを調査研究していた宇宙人からの情報収集記録である。


(以下、【】でくくられている範囲内は、惑星『ランムダー』に寄せられた情報の一部である。)


【惑星『地球』で恐竜が滅亡したのちも、我が、勢力圏外の宇宙空間からの惑星『マース』を中心とする、調査研究支援要請は後を絶たなかった。


中には、我ら『ランムダー』との交渉により、恐竜時代の情報収集をしたいとするものもあった。


そして、我々も、情報提供をする代わりとして、他の、我々の勢力圏外の宇宙空間における各事象についての、情報収集も試みた。


そのうちの一つが、『ブラックホール』と現代の地球人が称する宇宙現象であった。


その宇宙現象たるや、我々の星の調査研究によっても大変強大であって、我々の英知を集結してもなお、あらがえる計算は、なかなか成り立つものではなかった。


しかも、『ブラックホール』を観察しようにも、妨害因子が甚だしく多く、なかなか、観察から、情報収集に至るまで、多々の困難が付きまとうのが常である。


我々の調査研究によって、『ブラックホール』の種類が、複数あることまでは確認が取れていたが、その他は依然として情報不足が多く、脅威となり得る因子でもあるので、情報収集は、未だに課題事項の一つである。


その中で、惑星『マース』の輸送基地計画から端を発した、他の勢力圏などからの宇宙人飛来は、その調査研究に大いに貢献することとなった。


そのうち、いくつかを紹介することとしよう。


〔我が惑星は、ブラックホールの勢力圏外にある。


そもそも、我々の調査研究の結果により、我々、いわゆる、惑星『地球』における、恐竜のごとき、命を持つ生命体は、ブラックホールからの離脱は不可能であり、ブラックホールの勢力圏外からでなくば、調査研究は成し得ないものであることが分かっている。



これは、幸いにして、我が星において、複数の種類の、相当構造の異なる生命体が共存しているがゆえに、惑星『地球』における、恐竜についての研究結果も追加して、少なくとも3つの種類の生命体で、恐らく同じく、


「ブラックホールからの離脱は不可能である。」


という結果を入手している。


我々は、宇宙技術の開発によって、直近のブラックホールの勢力圏内に到達しうる技術を手に入れた。


逆にその結果、ブラックホールの勢力圏内というのは、アンビジュアルではあるが、境界が、おおむね明らかに存在することが判明した。


「ブラックホールの勢力圏の境目は、目視しえない」


これはおそらく、他の生命体によっても、少なくとも3つのサンプルを入手した我が星の結果としては、間違いがないものである。



その結果を得るだけでも、極めて困難を極めたものであった。


まず、「物質」によっては、ブラックホールは、それを受け付けないのである。


これは、極めて数多の研究を要した。


一部の物質が、「ブラックホール」の受け付けない物質であると、


「何だこれは」


といわんばかりに、はねのけてくるのである。


これには我々は、相当多大な費用と多大な年数という労力をかけざるを得なかった。


しかも、更にたちの悪いことに、「ブラックホール」の勢力圏内に、物質を放ろうにも、


「タイミング」が極めて肝要であった。


すなわち、「タイミング」が違えば、「ブラックホール」は同じようにはねのけてくるのである。


すなわち、ブラックホールに、そのブラックホールの圏外より、物質を圏内に送り込もうとするとき、


我々は、必然的に、宇宙空間に一定期間滞在することを余儀なくされた上、


「ブラックホール」の受け付けない物質が含まれていると、ブラックホール圏内の物質との共鳴関係により、


我々の送り込もうとする物質の、ブラックホール圏内突入に必要な、「圏内突入速度」を上げてくるのである。


その結果、我々の突入させようとした物質は、ブラックホール圏内から、放物線を描くように、ブラックホール圏外へと出ていくのである。




そのような結果と同時に、その『境目』を超えることは、極めて危険な行為であることも判明した。




我らの星とて、「ブラックホール」の勢力圏内に、生命体を突入させることはかなわず、物質の突入がやっとであった。


ブラックホールの勢力圏内から、物質の自動的な操縦技術による離脱も試みられはしたが、どうやら不可能のようであったので、その相当高度な技術の結晶でもあったのだが、やむなく、「ブラックホール」の勢力圏から脱出させることは、あきらめざるを得なかった。


ブラックホールは、数多の星の興味の的のようであることは、惑星『マース』に向かった折に分かりはしたものの、勢力圏内に到達可能な範囲にいる我々の惑星の者から見れば、なんという事は無い、ただただ巨大な宇宙物質の集合体であるというだけのものである。


なお、他のブラックホールの存在についても、知識がないわけではないが、直近のブラックホールが《恐ろしくてかなわない》為、割愛させて頂く。


〔我が惑星は、二つのブラックホールの調査研究におおむね成功した。


その結果、ブラックホールの種類は、複数存在することが分かった。


うち、一つのブラックホールからは、そのブラックホールの外縁にあたる部分の物質、その他近辺の物質から察するに《発生するはずがない》物質が、複数回、確認されている。


まったくこれは奇怪で、当分の間、謎とされていたのであるが、明らかに、ブラックホールの外縁にあたる部分の物質などから察するに《発生するはずがない》物質が確認されるのである。


その結果、我が惑星としては、ブラックホールの一部は、《ワープ空間》として存在しているとの結論に達している。


「物質の《較量》などの都合により、《較量》のバランスが、《究極的》になったとなったとき、《ブラックホール》が複数発生し、それぞれのブラックホール間で、《較量》のバランスを保つために、ワープが行われている。」


我々の結論はこうである。


後もう一方のブラックホールが「基本的」であるがゆえに、そのような結論も導き出されやすかった。〕




〔我々の惑星は、複数の銀河を観察する技術を手に入れた。その結果、一つの謎にたどり着いた。


「どう考えてもブラックホールが発生する規模の銀河消滅であるのに、ブラックホールの発生が確認されない」


事態の発生が確認されたのである。


明らかに規模の大きい、銀河消滅がある時確認された。


しかしながら、ブラックホールは発生しなかった。


我々は、ブラックホールの発生根拠の一つは、銀河の規模であると考えていた。


しかしながら、どうやらそれは、誤りであろうという結論に近づかざるを得なかった。〕




〔我々は、探査機技術によって、遥か遠方のブラックホールへの到達を試みた。せめて、外縁の調査を実施しようと考えたのである。


しかしながら、ブラックホールの「目視し得ざる境界線」によって、我々の探査機は、ブラックホールの謎に一切迫ることができなかった。


「写真を撮って帰っただけ」


の結果に終始したのである。


高度な望遠鏡を造った方がはるかに安上がりする結果で終わってしまったのである。


ブラックホールに、突入速度が必要であるという考えは、なかなか多数意見を占められ得ぬもので、我々の想定の範疇ではなかった。


ブラックホールもまた、自己の勢力圏をもっており、それは外縁部ではない。おそらく、目視し得ている部分より外側に於いて、勢力圏をどうやら保っているらしいことが分かった。〕




〔我々は、宇宙に身を捧げんとし、生活を営んで居る者。


一部の愚か者というか、見栄っ張りが、惑星『マース』に赴き、惑星『地球』なる星の、恐竜と呼ばれる生命体を研究したと聞く。


それは、我々としては、宇宙に身をささげる我々の人生の苦境を、我々自身が鑑みるに、「やむを得ない暴挙」と評せざるを得ないのであるが、それにしてもこのように、見ず知らずの星に、情報を与えねばならなくなるのである。


「ブラックホール」


それは確かに、宇宙理解において、重要な要素の一つである。


我々も、宇宙に身を捧げて生きている身として、「ブラックホール」のような現象を見ることができている。


あまり多く伝えたくもないので、一つ、象徴的なブラックホールの事を話そう。


我々が確認している複数のブラックホールの中で、それも複数確認し得ているのであるが、


宇宙というのも呼吸を行っており、宇宙全体というのは常に均衡がとれているものであるはずである。


しかしながら、その均衡を乱さんとする勢力があるようで、その一部が、ブラックホールをその媒体の一つとして使っておる現象が見受けられる。


すなわち、ブラックホールによって、宇宙の呼吸が、いくつかの場所で乱されているのである。


それ以外の場所では、明らかに宇宙の呼吸は保たれているのであるが、その部分の「ブラックホール」だけは、なにゆえか、明らかに宇宙の呼吸を乱す挙動を呈しているのである。


我々にとって、このような「ブラックホール」には《近づくことが禁忌》となっている。


それ以外のブラックホールは、宇宙現象の一つに過ぎないという評価もまた、ある。


と、このように情報提供はしてくるものの……。】



3.『超新星爆発』編


【超新星爆発について、次のように情報提供してくるものがあった。


〔我々は、宇宙に身を捧げる者。


超新星爆発に関連して言うと、超新星爆発というのは、宇宙の呼吸の一種であり得る。


すなわち、超新星爆発、というのは、惑星の恒星衝突後におきうる。


そして、恒星が、超新星爆発を起こすのであるが、それ以外の超新星爆発ののちにも、


時としてブラックホールが発生することがある。


それというのは大抵、ブラックホールによる〔情報粉砕〕である。


すなわち、超新星爆発ののち、ブラックホールを発生させ、ブラックホール内で〔情報〕の〔粉砕〕を行っているのである。


そのため、それら『恒星』を含む『惑星』に、生命体がおれば、その生命体は、遅くとも、ブラックホール発生までに、離脱しなければならない。


そして、そのブラックホールに於いて〔情報〕の〔粉砕〕をし、粉砕した情報を、宇宙の呼吸に併せて、排出しているのである。〕






〔我々の惑星では、『超新星爆発』に関する下記のような記録が残されている。


「複数の惑星の中心に恒星があるような状況に於いて、当該恒星が超新星爆発をする場合、『超新星爆発』を不可避とするものは、必ずしも『恒星』内部における契機ではないとされている。


すなわち、そのうち一つないしは二つの『惑星』の状況変化が、超新星爆発を不可避とする直接の契機であることが少なくないことが分かっている。


当該『惑星』の状況変化から、『恒星』の超新星爆発の間においては、相当な時間があると云えども、その間、当該『恒星』を主軸とする諸々の『惑星』の勢力圏内に、探査機の投入が不可能だったのである。


極めて、『突入速度』が高く要求され、勢力圏内に突入することができなかった。


その間に、何らかの形で排他的に、『恒星』及び『惑星』の間で星間物質の交渉などがなされ、『超新星爆発』に至ったと考えられている。


その、超新星爆発を不可避とした『惑星』の状況変化が何であるかというのは、未だにもって、確定されてはいない。」〕





〔我々の星の長きにわたる観測に於いて、超新星爆発は複数回確認されている。


一部には、その超新星爆発の、長きにわたる過程の記録に成功したものもある。


そのうちの一部は、恒星による超新星爆発であったが、その過程に於いて、その恒星に伴う、惑星の、『公転停止』が、超新星爆発より以前に発生したことが確認されている。


その《超新星爆発の契機となった現象》ののち、惑星が、『公転停止』状態に陥り、一方で、恒星と、当該惑星との間の星間物質の交渉は停止に至らなかったのか、恒星に対して、惑星が衝突し始めたのである。



それによって、恒星に『星間物質の交渉』が不必要、ないしは、『星間物質の交渉』が当該恒星内で終始することが最後の起因となり、超新星爆発が発生したのであろうというものがあった。


その超新星爆発の直前というのは、『非科学的に極めて危険』とされるものであった。」〕】







4.『(単一)宇宙空間誕生』編


【惑星『ランムダー』と、惑星『ハーフ』は、『宇宙空間』誕生の〔原始〕について研究を執り行っている。


その中で、このように述べている。


「宇宙空間誕生の原始というものは、単一の、現代地球に存在する言語のなかからかいつまむとしたら、


『ニュートリノ』の発生に伴うものである。


我々にとってはばかげているくらいの話であるので淡々と述べるが、


『ニュートリノ』の発生により、『ニュートリノ』は、それぞれの契機ごとに、分割、分裂を繰り返す。


それによって、一つの『ニュートリノ』から派生した『ニュートリノ』のある空間は拡大し続ける。


最初に分割、分裂したもととなる『ニュートリノ』を『原始ニュートリノ』と定義した時、


『原始ニュートリノ』のみの状態である時、もしくは、そこから複数の『ニュートリノ』が発生した初期の段階と言うのは、必ずしも『空間』が限られているものではない。


言い換えれば、『空間』に明確な外枠がないという時期が存在する。


すなわち『宇宙空間』というのは、『ニュートリノ』間の、星間物質の交渉の過程で形作られるものである。


その為、『宇宙空間』という概念は、間違いなく、複数存在する。


逆に、その為、我々としても、『宇宙全体の原始』というものを追求した時、限界というものは、『原始ニュートリノ』の状態である。



そして、『宇宙空間』がなぜ、膨張し続けるのかという問いの答えも極めて容易で、


『惑星『地球』上で、どん欲な人間達が後を絶たない。』


のと同様の理由であるにすぎない。


一部の『ブラックホール』は、『宇宙空間』が膨張しすぎないように存在してると考えられている。


すなわち『増えすぎたニュートリノを凝縮する為のブラックホール』が間違いようもなく、存在しているのである。


言い換えれば、『惑星『地球』上の人間達は、一部は極めてどん欲であり、


『ブラックホール』について知りたがるものも少なくないが、正にその『どん欲な人間』すら、少なくとも『ブラックホール』発生の間接的契機の一つとなり得る』のである。


そして、『ニュートリノ』の、契機ごとの分裂により、同じ『原始ニュートリノ』から生じた『ニュートリノ』であっても、〔星間物質の交渉が希薄となった〕などの理由により、


『宇宙空間』という次元においてすら、分離しうる。


そして、さらに言えば、『宇宙空間』という次元においてすら分離する一方で、


同じ『原始ニュートリノ』から生じた『ニュートリノ』であるがゆえに、


『宇宙空間』どうし、の星間物質の交渉を保つ需要は必然的に発生する〔はず〕であり、


それがゆえに『宇宙空間』どうしの〔ワープ空間〕も、論理必然的に存在しうるといえるのである。


そして、それがゆえに『宇宙空間』の数ですら、変動しうるのである。


すなわち、例えば『ブラックホール』による、『宇宙空間』クラスの消滅は、論理必然的に可能と言えるのである。」】






5.『公転』編


【宇宙にあまねく存在する「公転」という現象について、このような情報提供をしてくるものがあった。


〔宇宙というのは「公転」と言われる現象が広く見受けられるが、それについて、我々の星においては、統一見解、次のような統一見解が成り立っている。すなわち、


「『(単一)宇宙空間誕生』の極めて初期、少なくとも、当該『宇宙空間』の外枠が少なからず形成されたあとにおいて、その『宇宙空間』内の物質が、必然的に、当該外枠に衝突する現象が発生する。


そして、当該物質、及び、『宇宙空間』の外枠の間において、星間物質の交渉等が実施される。


しかしながら、そのような交渉というのは、複数回必要な現象ではないようで、星間物質の交渉ののち、それを行った『宇宙空間』内の物質というのは、


『宇宙空間』外枠に対する衝突を避ける傾向が見受けられている。


すなわち、その後、他の、『宇宙空間』外枠に接近した際に、回避行動をとる傾向が見受けられるのである。


それはおそらく、星間物質の交渉が、『宇宙空間』外枠に衝突した際に、必然的に必要であるためと考えられている。


それを繰り返すうちに、『宇宙空間』内物質は、当該『宇宙空間』において、そもそも、他の条件下における『衝突』すら避ける傾向を呈し始め、


それが、放物線軌道に極めて近くなり、それが楕円軌道になることにより、当該『物質』は安定的にその存在を維持するに至るのである。


それが、『公転』という形で、相当不変なものものであると、我々は考えている。


そして、その『宇宙空間』物質の中には、極めて特殊な物質を内包しているものもあり、


その『宇宙空間』物質は、それを含む星の安定的『公転』のために、極めて特殊な形態により、『公転』するものがあることが分かっている。


その要因の一つは、その『宇宙空間』内の物質の一部が、極めて稀有であって、他の惑星の物質による『誘因』を受け、または『誘因』してしまう可能性が低くないゆえに、


『誘因』を受け、『誘因』してしまうという過程を繰り返す都度、星間物質の交渉が必然的に行われるが故、そして、その『誘因』可能性の高さゆえに、『公転』軌道を特殊な形状としてでも、安定させざるを得なくなっているものである。


例えば、そのような星の稀有な物質を、我々のような星の中に取り込んだ時、通常の軌道によっては到底当該『誘因』を避けきれないものであった場合、


四方八方からの、彗星激突を招くことになるものと考えている。」〕】



6.『恒星・惑星間構成』編


【我々の【英知の結晶】たるや幅広く、『恒星・惑星間構成』、すなわち、『恒星』の各『惑星』との星間物質交渉の維持の仕方について次のような情報提供があった。


〔我々の星では、「恒星・惑星間構成」についての長年の研究がなされており、次のような見解が成り立っている。


すなわち、


「恒星が、他の何らかの星との星間物質の交渉なしに、その勢力圏内の惑星全てを掌握していることは、まずありえない。


何らかの星が、極めて直線的な星間物質の交渉をしている限りにおいて、



恒星は、その勢力圏内の惑星を掌握するに至っている。



すなわち、恒星は、必ずや、それに『勢力圏』がある限り、言い換えれば、その『勢力圏』の中に『惑星』がある限り、


何らかの『星』との星間物質の交渉を行って、その『勢力圏』の維持を図っており、そしてそれは、何らかの形で明らかに、直線的に星間物質の交渉が行える形となっている。


通常は惑星であるが、衛星であることも可能であり、中にはその高度な知能により、擬似的な『恒星』及び『惑星』を構成することを達成した生命体もおり、


それによると、極めて極小で『惑星』にも該当し得ない規模の、複数の、ほとんど『石の塊』に近い規模のものであっても、『恒星』との星間物質の交渉により、当該『恒星』の勢力圏の維持が可能であることが立証されている。


そして、そのことは、一つの『恒星』の勢力圏内に、同じく別の『恒星』の勢力圏が共存しうるという結果も導き出しているものである。


その際の技術たるや大変に高度で、当該生命体の存在する『惑星』の中の物質から、極めて、他の星間物質の『誘因』を受け、『誘因』しやすい物質を導き出し、それを『恒星』に該当させるものとの間にも相互の『誘因』関係を持たせたうえで、それら生命体の『勢力圏』での存在を可能にしたのである。


そうすることによって、『恒星』は『惑星』を維持しつつ、また、当該『誘因』を受けやすく、『誘因』しやすい物質との間で、星間物質の交渉を維持し、その他の『惑星』を当該『星間物質』を、当該『恒星』の勢力圏外の星の『誘因』から守る防御壁としてすら用いる、そのような『系体』を確立したのである。


そしてまた、『恒星』に該当するものは、当該『誘因』関係を持たせた物質との星間交渉を維持するために、『惑星』の『公転』をも維持する挙動を繰り返したのである。」〕





最後に、「恒星・惑星間構成」について、このような情報提供を紹介し、この件に関する情報提供を終えることとしたい。


〔我々は、惑星『ハーフ』及び、惑星『ランムダー』の協力の元、惑星『マース』を軸に、惑星『地球』の研究を執り行ってきた。


その結果、惑星『地球』において、恐竜とは異なる新たな生命体誕生時期までは、少なからず情報の収集が確立していたが、



その結果、当該生命体の生存時期において、惑星『地球』の消滅可能性は、極めて低いことが分かっている。



そして、仮に惑星『地球』が消滅したところで、恐らく、相当高い確率で、惑星『テヤン』の超新星爆発は、回避可能であろうと考えられている。



そもそも、我々としては、惑星『地球』の消滅可能性は、極めて低いという計算結果が導き出されている。



これは、実に極めて低いという計算結果となっている。


恐竜の『超音波攻撃』という、極めて強大な能力が『誘因』因子となり、多くの星の者たちが、惑星『マース』に興味を持ち、移住可能性をすら模索した。


しかしながら、その『恐竜』の滅亡によって、地球の『誘因』能力というものは、極めて低いものとなり果ててしまったのである。


『恐竜』が栄えていた時代の惑星『マース』の移住可能性検討の動きたるや、多くの星の興味の的であった。


それゆえ、他の星での生命体の研究をしている星の者とも交流を持つことができた。その者によれば、やはり、


「一度なにがしかの生命体が誕生し、それが滅亡した後、また同じ星の上に、別の高度な生命体が誕生した場合、その星の『誘因』能力は、低くなる傾向にある。」


とのことであった。


「それは何ゆえか」


と問うたところ、その者によれば、


「我々の星の研究に基づく限り、新たな生命体というのは、それ以前に栄えていた、より程度の低い生命体の残留物との間に『誘惑』される傾向を呈しする。


逆に言うと、それらに『誘惑』されるものとされないものが発生した際には、それらに『誘惑』されるものと『誘惑』されないものとの間において、


恐竜で言うところの『超音波攻撃』に似るような素地に開きが生じる。


その結果、一部は極めて『超音波攻撃』に近い技術を、


その高度な知能ゆえか何かで身に着けはするものの、


その他一部は、そのような技術を持たず、


そしてそれによって、惑星『ランムダー』が掌握しておる高低差とはまた別の『高低差』の開きが《問題となってくる》。



結論的に惑星『地球』の消滅可能性に言及するとすれば、



惑星『ハーフ』が、恐竜の「バリア」を継続的に打ち破る契機をつくった時点で、惑星『地球』が「消滅させられうる」までの可能性は極めて低くなったとされている。」〕】




【ノストラダムスによる予言が外れた件は、以上とはまた別の話であり、さしたる近似性を持たない。】







7.『宇宙の推論〔もう一つの恒星 ~惑星『ステイトス』、初期陰謀論~〕』編


この編は、惑星『ランムダー』からの情報提供である。


宇宙の神秘、まだ見ぬ宇宙形態についての推論について述べている。


相当複雑な宇宙形態の元、成立する形態について述べている。




惑星『ランムダー』

【惑星『地球』はある時、明らかに燃えていた。



そしてそのことは、惑星『ステイトス』そして、我々の背後にいる惑星にとっては、頭痛の種であった。



そのころの私たちの仕事、【英知の集結】は極めて容易な作業であった。


惑星『地球』に関して言う限り、極めて容易な作業であった。その時、最も苦労をしていたのが、惑星『ウラントス』。


からの惑星〕の代名詞通り、惑星『地球』の熱線、及び、恒星『テヤン』の熱線をもろに浴び、荒廃した『空の』台地となり続けていったのである。


惑星『地球』が燃え始めてたのは、惑星『ステイトス』の背後にいる惑星の思惑が大きいのではないかと私たちは考えている。



惑星『ステイトス』とその背後にいる惑星は、我々が、この地を担い始めた時、既に惑星『テヤン』とともに、この地にいた。


その後、惑星『地球』は燃え始めたのである。


我らが、その時の惑星『地球』に、我々の、極めて初期の惑星『ステイトス』たちに関する情報を提供したことがあった。


我々は、この地に来て、惑星『ハーフ』の協力のもと、惑星『地球』を含め、数々の惑星の情報収集を試みていた。


その為、先輩格たる、惑星『地球』よりも、その歴史についての知識は、その時すでに膨大であったのだ。


すると、しばらくして、惑星『地球』のものたちが、すべての生命体がいない状態で、惑星『地球』を燃やしたのだ。


我々は、わけもわからず、惑星『地球』の消火作業に追われていた。


惑星『ステイトス』も幾分困惑こそしてはいたが、狼狽というほどではなかった。



しかしながら、考えてみると、その時の困惑というのは、惑星『地球』が燃えている事とは、必ずしも直接関連しない何かがあるのではないかと考えている。



そして、検討を重ねた結果、我々としては、一つの推論に達している。


それはすなわち、惑星『ステイトス』及びその背後にある惑星にとって、恒星『テヤン』の発生が、


〔想定外〕または、〔期待外れ〕だったのではないか。


というものである。惑星『地球上』における日本人がいうところの


〔燃えている〕


と評価が、惑星『テヤン』に該当するということこそが、


惑星『ステイトス』やその背後にある惑星にとって、


〔想定外〕または、〔期待外れ〕だったのではないかと考えている。


惑星『ステイトス』はその極めて初期から、同様の『空間』を勢力圏としていたことは確認されている。


そして、その時、恒星『テヤン』が存在していなかったであろうことも、恐らく間違いないものとされている。


つまり、今ある恒星『テヤン』のエリアは、何もないエリアだったのではないかと考えられている。



以下は、惑星『ランムダー』、すなわち我々、そして、惑星『ハーフ』、その他、惑星『ハーフ』の盟友による共同研究の結果、現段階において成り立っている推論である。



その名も、



〔氷結型恒星存在仮説〕


それについて、以下の通り、情報を提供することとする。

「そもそも、なぜ『氷結型恒星存在仮説』が成立しうるかというと、『燃焼型恒星』が存在するからである。



すなわち、『宇宙の呼吸』により、『氷結型恒星』の存在が仮定しうるのである。


その為、『氷結型恒星』はおそらく確実に存在し、『惑星』を伴いうる。


そして、その『恒星』内部に、『ブラックホール』のごとき、〔ワープ空間〕を確実に持っているものと考えられる。


そして、その『ワープ先』は、『燃焼型恒星』であり得る。すなわち、


『宇宙の呼吸』、『燃焼型恒星』との間における、〔ワープ空間〕の存在が、一つの『氷結型恒星』が存在する条件であり得るのである。


例えば、『氷結型恒星』の存在を否定した場合、


その上で、『燃焼型恒星』から発せられる情報量が極めて膨大になり、


その近辺では、その情報量の〔処理〕が成し得なくなった場合、


その情報の〔処理〕の為、『燃焼型恒星』内にブラックホールを発生させることにより(これらは、極めて難易度が高いものと考えられている)、


『情報の排出』をせざるを得なくなる。


そして、その作業の前提として、排出先が、『極めて膨大な情報を排出することが可能な空間』である必要がある。


この作業は、少なくとも非科学的に極めて難易度の高い作業である。


その為、『氷結型恒星』にいわば『需要』が発生するのである。



そして、『氷結型恒星』の大きな『需要』のもう一つとして、『宇宙空間膨張の抑制』があげられる。


すなわち、『燃焼型恒星』というのは、極めて巨大な『氷結型〔惑星〕』でも有していない限り、『宇宙空間』の膨張に貢献しやすく、逆に、『宇宙空間』を膨張させなければ、当該『燃焼型恒星』の膨張が避けにくくなりやすい。


そこで、『燃焼型恒星』が、『氷結型恒星』と〔ワープ空間〕を有することにより、極めてシンプルな、『宇宙空間膨張』の抑制システムが成立するのである。




次に、『氷結型恒星』の成立形態について述べる。


『氷結型恒星』の成立形態は、少なくとも、三つの『恒星』内に、〔ワープ空間〕を造るのが最も〔効率が良い〕と考えられている。


すなわち、『氷結型恒星』一つと、『燃焼型恒星』二つとの間に〔ワープ空間〕を造るのである。


そもそも、『氷結型恒星』というのは、『燃焼型恒星』の『燃焼』を抑制することが一つの目的であるから、『燃焼型恒星』一つ、と『氷結型恒星』一つであると、


『氷結型恒星』はその『惑星』の挙動が、『惑星』すべてを『カオス的自転』させでもしない限り割に合わないくらい、複雑になりやすいと考えられているのである。



逆に言うと、『氷結型恒星』の勢力圏内の崩壊の契機の大きな一つとして、



〔ワープ空間〕によってつながっていた『燃焼型恒星』の数が、一つになった場合が指摘されている。



『氷結型恒星』の『惑星』の挙動を、複雑化させざるをえないためである。



そうしなければ、少なくとも逆の〔ワープ空間〕の先として残された『燃焼型恒星』は、



『超新星爆発』を起こし、『ブラックホール』化する可能性が指摘されている。






『氷結型恒星』というのは、極めて発見が難しい。



なぜならば、『氷結型恒星』というのは、『惑星』に


〔公転を要求する必要性が必ずしも存在しない。〕


為である。


そもそも、



〔自転すら必然的に必要な要素としない。〕



すなわち、『半球』で足りるのである。



『球面』が、『氷結型恒星』の面を向いている限りにおいて、


当該『惑星』が、少なくとも『半球』の形状をしており、『氷結型恒星』に対して、


同じ面を向けてさえいれば、


当該『惑星』において、『生命体』が存在していたところで、



星間物質交渉上の不都合は、存在し得ないのである。



『氷結型恒星』の『惑星』が『衛星』を持ちうるかについて、付言するとするならば、



当該『衛星』が、宇宙空間上の、少なくとも近辺のエリアにとって、稀有な物質を有しておれば、



当該、『氷結型恒星』の勢力圏外との間での『星間物質』の交渉が期待することができるので、



『衛星』は存在しうる。



『氷結型恒星』の『惑星』であれば、『衛星』というのは、当該『氷結型恒星』の勢力圏外との、〔星間物質の交渉〕が、相当大きな前提条件となり得ると考えられる。



逆に言うと、『氷結型恒星』が当該勢力圏内の『衛星』に対して、〔自転〕及び〔公転〕を、必ずしも要求していないため、



『氷結型恒星』の発見は、極めて難しい。



〔星間物質の交渉〕を露呈するはずがないのである。



『氷結型恒星』の『惑星』の『衛星』が、当該恒星の勢力圏外との間で、〔星間物質の交渉〕を行っているというだけでも、格段に難易度が向上しうるのである。



超巨大な『惑星』の存在を仮定したとき、その『惑星』の『衛星』が氷結していると、


それが『氷結型恒星』を兼ねているかを判別することすら難しいと考えられている。



『氷結型恒星』の〔消滅契機〕の可能性について、最後に触れることとするならば、



『氷結型恒星』が存在している状態で『需要』は、甚だしく高いので、〔消滅契機〕は極めて少ないと考えられる。


すなわち、端的にいえば、当該恒星の『惑星』を超新星爆発させれば、『氷結型恒星』の消滅は回避可能である。


その為、何らかの契機で、相当巨大な、『氷結型恒星』のエネルギー量と、同等前後の(燃焼型)惑星が、『氷結型恒星』に衝突でもして、当該『氷結型恒星』との〔ワープ〕を行っている、『燃焼型恒星』との間での『星間物質の交渉』の均衡が甚だしく破られない限り、『氷結型恒星』の消滅は想定しにくい。



『氷結型恒星』が消滅したとしても、当該『恒星』との間で〔ワープ〕を行っている『燃焼型恒星』が消滅しないとなると、『宇宙空間の膨張』を加速させるので、


当該『氷結型恒星』の代替案が生じる可能性が高まる。



いずれにせよ、『氷結型恒星』は恐らく間違いなく存在するのである。」】




8.『言語、そして呪文』編 ~惑星『ランムダー』の苦悩~


惑星『ランムダー』には、一つの〔苦悩〕が付きまとっていた。


それは、『呪文』についての研究であった。


『呪文』がどうしても、惑星『ランムダー』には、喫緊の研究対象であり続けた。


しかしながら、『呪文』というのは、各惑星での〔機密事項〕を必然的に内包するものであるので、その情報収集が極めて困難なのである。以下は、惑星『ランムダー』が、『呪文』についての情報収集のため、情報収集結果についての提供情報である。


「『言語』というものを、生命体の口から発せられる『言葉』であるとしよう。



そして、『呪文』を、〔『言語』のうち、『徳の高き者』から、何らかの形で用いられたことにより、他の何らかのものに、『徳の高き者』にとって優位となりうる影響をあたえたもの。〕と定義したとする。


その上で、以下の通り述べるものとする。


『言語』は、少なくとも、惑星『地球』上だけでも、相当数の言語がある。


そのうち『呪文』というのは、我々の調査研究の結果、『受動的』にした時にこそ、効果をより発動できることが分かっている。


すなわち、『契機』を要するのである。そして、特に注意を要するのが、『長きにわたる変遷において、必要でありながらも、失われつつある情報』である。


それを、『受動的』に発動されたとき、相手が極めて〔属性として効果的な対象〕であると、生命体であれば一生ものの効果となることがある。


そして、こればかりは、生命体と言うのは、いわゆるあまねくにおいて言われる『コンピューター』や『人工知能』の類に勝り得る。



それはなぜかというと、その『呪文』の一部が、宇宙にとって極めて一般的であって、


『生命体』という存在形態が、宇宙空間にとって『稀有』な存在であることが、その『生命体』の『呪文』に対して、計り知れぬ力を与えるのである。


もしもこのようなものを、惑星『地球』上に反映していた『恐竜』がその『超音波攻撃』として使っていたら、


それは、惑星『地球』を含む銀河系、少なくとも、惑星『地球』を含む銀河系内に存在する生命体に探知されていたであろう。」




9.『スターダスト』編


「宇宙のごみは、侮ってはならない。宇宙の呼吸により、それらが、超新星爆発などによって、再び何らかの別の形態を持つことは必然なのである。そしてその時、それら宇宙のごみは、惑星の一部になるやもしれぬし、『ブラックホール』のちりの一部として、長きにわたって、ブラックホールの中にあるやもしれぬ。また、『星雲』の一部になるやも知れぬ。それは、恐るべきことである。」






10.『地球上の宇宙の呼吸』編


割愛する。









11.『恐竜初期進化論(仮説)』編


以下は、


「7.『宇宙の推論〔もう一つの恒星 ~惑星『ステイトス』、初期陰謀論~〕』」に引き続き、


編惑星『ランムダー』から提供された情報である。





【惑星『地球』は、ある時、燃えていた。


その理由は、この場では述べることができない。


惑星『ステイトス』や、その背後に或る惑星の思惑が契機であることは否めない。


しかしながら、その折は、惑星『ウラントス』の苦戦もあり、


惑星『地球』は、冷却期間をむかえ、『恐竜』が反映するに至った。


この情報は、その時期についてのおおまかな、惑星『地球』に関する情報である。



「惑星『地球』は、飛来してからしばらくして、燃焼を始めた。


その後、冷却期間をむかえたのであるが、なぜ、一度燃焼を始めた星が、冷却しだしたかについては、


惑星『ウラントス』の苦戦はもとより、



惑星『ステイトス』及びその背後にある惑星あたりのエリア、言い換えれば、惑星『ステイトス』の勢力圏内に該当し、それらを含むエリアが、あまりの熱量を有する結果となったため、



星間物質の交渉が『超飽和』と言いうる状態にあったことも、一つの要因であった。


その為、その折に、惑星『地球』上には、四方八方から、ある意味強引なまでの、


(冷却のための)大量の星間物質が、宇宙空間から流入することとなった。


その結果、何が発生したのかと言うと、『海』が発生したのである。


大量の、冷却のための『星間物質』が、惑星『地球』の圏内に流入し、


地球の圏内に排出されなかったことにより、


また、排出しきれない状態が継続的に続いたことにより、


『海』が発生したのである。


つまりその時期に、地球上には、少なくとも、現代における惑星『マース』よりはるかに大量の、『ニュートリノ』が存在することとなっており、


その大量の『ニュートリノ』の反応が、『海』を発生させたのである。


そして、『海』が発生し、冷却がひと段落すると、『生命体』が発生したのである。


すなわち、惑星『地球』が冷却されたとはいえ、地熱が残り、惑星『地球』の外にある星としても、


過度の冷却までは必要なかったため、『ニュートリノ』、すなわち、星間物質の流入がひと段落したのである。


その結果、惑星『地球』の地熱による『ニュートリノ』反応が開始された。


現代惑星『地球』に生息している人類は、最初に『生命』が地球上に存在したのは『海』であるとしているが、


おおむねその通りである。



なぜならば、比較的冷却された『海』は、『生命体』を構成するための『ニュートリノ』反応が、比較的成功に導きだされやすかったのである。



逆に言うと、地熱が残っていたがために、地上では、『ニュートリノ』反応こそ極めて甚だしかったものの、成功率が極めて低かったのである。



その為、地に根ざす『植物』など、〔比較的冷却された地上〕に〔固定的に生息可能〕な、



『植物』などの類は、『ニュートリノ』反応からの成功率が高く、



そして、極めて甚だしい『ニュートリノ』反応ゆえに、



初期の時代から、生息が可能だったのである。



そして、『ニュートリノ』反応や、地熱の冷却によって、動物のような形態の『生命体』が、生息し得る環境が整うと、地上で『進化』が加速した。



その速さたるや、地熱による『ニュートリノ』反応により、それら生命体は巨大化する上に、



あまりの地熱による『ニュートリノ』反応の甚だしさにより、『鳥類』なる、空飛ぶ生き物が存在するに至る始末であった。



すなわち、恐竜という『生命体』は、〔非科学的論法〕を用いる限り、地熱の『ニュートリノ』反応の甚だしさにより、存在するに至ったということができるのである。



その時期の『巨大化』については、『植物』のごとき種類の『巨大化』についても、同様の事が言える。」】




12.『惑星『ランムダー』の戯言』編


惑星『ランムダー』が戯言を言ってきた。

「嗚呼、憂鬱が止まらない。


惑星『地球』の連中ときたら、恐竜が絶滅したかと思えば、地上絵を書いたり、たいして高くもない石塔を立てたりして、我々にアピって来るのだ。


アフリカなる大地の人間が、『スフィンクス』を立てたことには、惑星『ステイトス』がいら立ちを隠せない。


あれは大体にして恐竜であって恐竜でしかない。


恐竜が極めて〔黒歴史〕である『ステイトス』にとっては、挑発に近いものがあった。



挙句の果てには、ヨーロッパなる部分の人間ときたら、


『ラピュータ上の人間達が、『頭』や『目』をたたいて正気を取り戻す。』


など、英訳したら日本人が笑いかねない文章を残している。『頼むから焼却処分しておいてくれ』と思っていたら、残してしまった挙句、今度は日本人が、その書物を勉強するに至り、



『天空の城 ラピュタ』



などといって、それを、自国の歴史に残すのである。



一方で、めでたく、


コロンブスが、北アメリカ大陸を見つけたかと思えば、地名に『ニューヨーク』、『フロリダ』と残し、



いつの間にか、ユーラシア大陸のある意味もっとも東にある国が、


『ニダ』を言語とすることを、どことも知らない宇宙空間から承認してもらうに至り、


これはまた、我々にとっては、憂鬱にしかならない記録の山積の一部になるのである。






今ある、北アメリカ大陸は、〔インディアン〕を襲来して西洋人が制圧したなどとされているが、


想像に難くないとされている通り、一部〔インディアン〕は、〔インディアン〕生活に辟易としていた。


そして、だから『タイタニック』は沈没した。


つまり、『辟易としていた者たち』が生活していた土地に、『辟易していない者たち』がやっと来たのに、


『これでもか』といわんばかりに『再び辟易とさせてきかねない者たち』を送り込もうと必死になっていたので、沈没したのである。







『第二次世界大戦』なるものが終わったといえども、第三次『世界大戦』の火種となり得るネタは、既に地球上にいる。それが、どの程度のものであるかは知らないが、大して大したこともないであろうと、そろそろ確定的に言いたいものである。


ある時、惑星『地球』上の偉人の一人である一人がこういう言葉を残した。


『第三次世界大戦については分からないが、第四次世界大戦についてならわかる。(その時の武器は)『石とこん棒』でしょう。』



そうそう、その通りなのである。


実にその通りなのである。



人間の滅亡契機というのはあらかた推論が成り立っており、〔極めて温かく、そして東から西に流れているもの〕の温度によってしか生きられなくなった時である。


その時人間は、何にも逆らうことができぬまま、東から西に歩き続けるのである。


海があればそこいらに放置されている船に乗り、エンジンがかからなくば、木の棒でもなんでも使ってわたり、そうでもして〔極めて温かく、そして東から西に流れているもの〕にそって、進んでいくのである。


つまり結果として、『こればかりは当たるであろう』と考えられている。



そして、その時、野原にいる、シマウマやキリンたちが、東から西に歩き続ける人間達を見て、きょとんとしているであるだろうことくらいまでは、我々の知識からは、大体想像できていることである。





もう一人、惑星『地球』で無視しえない偉人を紹介するとするならば、


『ミシェル・ノストラダムス』である。


『ミシェル・ノストラダムス』は、極めて日本人にとっては、上記推論が覆されでもしない限り、半永久的に偉人であり続ける。



『ミシェル・ノストラダムス』がどこの国の偉人であるかまでは記憶していないが、現在の『フランス共和国』というのは、少なくとも過去に一時期、極めて優秀であった時期があった。


その時期、フランスは、一部の貧民を『管理対象外』としたのである。


それは極めて画期的で、我々の、惑星『地球』に関する歴史の中でも、手厚く書き記されている。


いうなれば、人間を、自然界の生き物と同様のポジションにしたのである。


ひとつの、擬似『恐竜』的環境で生きる高度な知能を持つ生命体として、格好の研究対象となったのである。


その我々の調査研究に気付いたものによって、再びある程度網羅的な国民を『管理対象』に戻されはしたが。


『恐竜』について、滅亡したのかと言われると、『忘れた』と言いたい。


恐竜は、ある現象により、地上にいるものは間違いなく、ほぼ壊滅状態と言いうるまでに絶滅した。


海は海のままだったと思われるが、極めて有害な物質が海にも降り注いだ。



いわゆる、エジプトにおいて、『占星術』が極めて発達したのは、他の勢力圏外の星たちが、惑星『地球』上に再び誕生した『人間』という生命体に気付いたためである。


『スフィンクス』の建造によって、惑星『ステイトス』に喧嘩を売りすぎた彼らは、


恐竜と歴史をなぞるように、滅亡に近づいて行った。『占星術』が衰退したのである。




嗚呼、また惑星『ネプチュール』が何か言ってきた。惑星『ツチ』の仕事が大変らしい。



やはりそうだ、惑星『地球』上の人間の滅亡の直前、人間達は、東から西に流れる挙動を呈する。



現在、惑星『地球』上の人間の中には、空間的には同一空間に存在こそしているものの、



惑星『ネプチュール』が『インスタグラムのせい』とうるさいが、話を続ける。



現在、惑星『地球』上の人間の中には、(『インスタグラムのせい』もあって)空間的には同一空間に存在こそしているものの、


【時間軸】が異なっている者が存在している。



すなわち、一人の人間の『徳の高さ』が周りのものの『徳の高さ』平均に比して、


かなりの割合で計算上異なっている場合、【時間軸】をずらす他なくなっているものがいる。



惑星『ウラントス』の大地を使い、何とかしようとしたが、処理しきれていない生命体が、複数確認されている。


一つは、日本国。


一つは、米国。


一つは、中華人民共和国。


それぞれの国において一人とも限らないが、教えることができない。



【時間軸】をずらす他なくなっている生命体というのは、少なくともそのクラスにまで至ると、


『シャネルの原則』によって、いかに同じ惑星『地球』上とはいっても、すべての同様の生命体を必ずしも認識していない。



そしてそのような、【時間軸】をずらす他なくなっている生命体が発生すると、


惑星『ネプチュール』が所管することになり、惑星『ツチ』と惑星『ネプチュール』が協力を始める。



過去の惑星『地球』上の人間の中に、同様の人物がどれほどいたのかと問われると、少なくないとしか答えようがない。



少なくとも、『ミシェル・ノストラダムス』は、日本語の都合上残さざるを得なくなっている。


『ニュートン』も残っている。


『水戸光圀』も残っている。


『菅原道真』も残っている。残らざるを得なかった。


『西郷隆盛』も残っている。


大体にして、惑星『地球』上の人間と言うのは、過去の偉人の名前すら、『呪文』的ポジションで、〔復活〕させるので処理に困るのである。」







13.『(非科学的根拠に基づく)超空間ワープ手法論』編



ここからは、同じく、惑星『ランムダー』のいちぶ派閥からの情報提供であるが、惑星『ハーフ』などの要請により、適宜、伏字などを行う。


【我々は、長きにわたり、惑星『地球』上の人類をながめてきた。


そして、惑星『地球』上の人類は、その『恐竜』に比して、〔科学的に〕高度であるがゆえに、宇宙を目指すに至った。


現代、非科学的根拠に基づく限り、それを阻害している大きな要因は、


〔言語記述の両方向性〕


であるとみて、まず間違いはない。


某惑星の力を借りれば、その問題は、少なくとも一時的には解決するものと思われる。


しかしながらそれは、惑星『地球』上の人類の衰退を一気に加速する提案である。


その惑星の力を借りて、どれほどのことがなしうるかは、我々の想像の範疇ではない。


そして、あと一つ、力を借りれそうな惑星もあるが、その惑星の力を借りんとすれば、


その主催者は、あまたある言語をことごとく調査する必要性が生じよう。


それをせずに、その惑星の力を借りんとすれば、極めて、〔尻に火が付いたかのような〕、惑星『地球』圏外飛行となろう。


こちらであれば、恐らく、「いわゆる『ヘリオポーズ』の突破は可能」なのではないか、というのが、我々の推測である。



そして、こちらを用いた場合、〔必然的に称賛せざるを得なくなる〕現代人がおろう。


そう、恐らく『ヘリオポーズ』の突破は可能である。】

























惑星『ハーフ』

「惑星『ランムダー』は、惑星『マース』に、宇宙人を呼びたがっている。それによって、【英知の結晶】たる地位を確固たるものにしたがっているのである。惑星『ランムダー』はすでに、恒星『テヤン』の勢力圏内の惑星にとって、無視しえないものとなった。


惑星『ランムダー』がしないと確信できることが一つある。


それは、


『人類を滅亡させること』


恐竜の時にそうであったように、地球上に現在反映している人類を滅亡させることを、惑星『ランムダー』は頑として拒否するであろう。


なぜならば、惑星『地球』上に栄える人類、これは宇宙空間全体を通してみても、極めて稀有な存在であって、惑星『ランムダー』にとっては、極めて高い極秘性を伴っている。


その為、惑星『ランムダー』は、人類を滅亡させるとあらば、猫の手を借りてでも、それを阻止せんとするであろう。


惑星『ステイトス』との間でも、惑星『ランムダー』は、【もはや人類は『恐竜にあらず』】としている。


引き続き魅惑的なのが、惑星『マース』


惑星『ランムダー』は、惑星『ランムダー』は、惑星『マース』に、宇宙人、地球人ではない宇宙人を呼びたがっている。


人間諸君よ、それがなぜか、分かるかな?



惑星『ランムダー』の、いわば【背後にある惑星】もまた、惑星『マース』に、宇宙人、地球人ではない宇宙人を呼びたがってるやも知れぬ。



人間諸君よ、それがなぜか、



分かるかな?



宇宙ははるか古の時代、恐竜すら存在していない、それよりもはるか古の時代に誕生した。


何らかの、【決してきれいではない二分割】が、宇宙を誕生させた。


宇宙人たちは、また、惑星『マース』になら飛来して来よう。誰も困ることがない。そしてそれは、宇宙にとって、決して悪くない話なのである。


惑星『マース』は原則として、惑星『地球』にいる人類が選り好む『科学的手法』によって、相当程度調査可能な、〔最遠の惑星〕である。



結果として、惑星『マース』でであれば、いつの日か、惑星『地球』上の人類と、宇宙人とが出会う可能性があることを、我々としても保証しうるものである。」

「前書き」にて述べた通り、現状では、契機である第1回『スターダスト大賞』の応募要件を満たしませんので、加筆する可能性があります。


同じく、『スターダスト』で『スターダスト』による、『一次小説』としてのベースを崩さない範囲において、加筆できればと考えております。


また、『スターダスト大賞』期間内に加筆を行わなかった事項などについて、別途小説タッチなどの方式で、別(関連)作品として、投稿する可能性があります。


いずれにせよ、この度は、ご覧いただきましてありがとうございます。

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