「少女と魔族と聖剣と」あとがき その5
主要メンバーの設定紹介が終わり、ここからは脇役というかサブキャラの設定です。サブキャラとは言ってもそれなりに重要な役どころですが、数話しか出てこないキャラもいるので、名前がついていても紹介されない可能性もあったりします。
当然激しいネタバレがありますので、ご注意ください。
・ベルトア
傭兵団紅蓮の幹部として登場した女性です。姉御肌のお姉さん役として出したのですが、いつの間にか結婚してました。最終的には実家で傭兵飯という大雑把な料理を出す店を始めて、幸せに暮らした感じになりました。
さすがにアンリやスザンナがクルやレイヤだけとしか接点がないというのはおかしいので登場させた感じです。
役どころとしては初めて村をでたアンリの強さを見せつけるためのやられ役でもありましたが、村の外のことを知らないアンリとスザンナに色々なことを教える先生でもありました。
元々戦争には参加させない予定だったのですが、さすがに不義理かと思い、後方支援として参加させました。
・バラン
ヴィロー商会の前会長でローシャの父親、そしてラスナの友人というポジションです。ローシャやラスナがほとんどソドゴラ村にいるので、ルハラでの商人ポジションとして出しました。
アンリ達のことを気に入っていて、専属の護衛として何度か誘いをかけましたがダメでしたね。当然と言えば当然ですが。
ウゲン共和国にオアシスを作る仕事をするなど歴史的には結構な役どころなのですが、物語ではあまり出てこなかったというのは悲しいところですね。
・シシュティ
シシュティ商会のトップで、イブが作り出した悪魔の一人ですね。一応本編でも名前は出ていましたが、実際に登場するのはスピンオフだけです。
もともとイブのために人界で色々な問題を起こすために作られました。それをフェルに解決させて、魔族が人族に受け入れられるように画策していた感じです。
空中庭園でイブが魔王様と相打ちになった後は、フェルを絶望させるためにフェルが大事だと思う物を破壊していく感じになり、トラン王国へインテリジェンス系のアイテムを売り渡していたのもその一環です。
フェルが本格的に閉じこもってからは、さらなる活動を開始して人界を支配していると言ってもいいほどの大商会になりました。あまり派手にやりすぎるとイブがフェルの身体を奪ったときに色々と面倒なことになるので、あくまでも自然に色々やっていた感じです。
なお、イブの悪魔達は多くいるのですが、本編でアビスに入って来た四体は、シシュティ、不死教団のトップ、市長選に立候補していた男、トラン王国にいたメイドの四人です。復活したジョゼ達にボコボコにされる最後でした。
ここまでが、アンリが王になる前で、次回はアンリが王になってからのメンバーですかね。たぶん、次が最後になると思います。




