「少女と魔族と聖剣と」あとがき その3
引き続きあとがきっぽい何かです。ネタバレが激しいのでご注意ください。
・スザンナ
アンリの姉としてずっとそばにいたのですが、最後の最後までアンリを守っていましたね。子供の頃に家族を失って家族愛に飢えていたスザンナは妹ができてかなり喜んだという感じです。
アンリが亡くなって葬儀を済ませた後、後を追うように亡くなったという状況ではあったのですが、そこまでは本文に書く必要はないかなと考えて特に明記はしなかったですね。
スザンナも特に設定を書かなかった部分はないので没ネタが多いのですが、最初、結婚相手に同じアダマンタイトのユーリを候補として考えていました。
とはいえ、年齢が違いすぎるし、ソドゴラ村を出て傭兵になってから接点がほぼなく、ちょっと無理があるかなと。
いきなり出てきたヴァレリーにも無理はありますが、まったく男っ気がなかったスザンナが結婚するとなると幼馴染に頼らざるを得ないといいますか。
結婚自体はアンリの後だったのですが、アンリの時にリエルが暴れたので、その流れで報告、そして当日は特に問題なく進行できました。
二人とも感情を外に出すタイプではありませんが、仲睦まじい結婚生活だった感じです。
ちなみに閑話に出てくるレインは当然ながらスザンナの転生です。雨繋がりでレインの名前にしました
・クル
年上の友達枠ですかね。アンリ、スザンナにダンジョンで行方不明になったルートを助けて欲しいと求めたのですが、これがアンリの人生を大きく影響した一人でしょう。
本編から出ている上に、500年後の未来では妖精愚連隊のオチとして使われるほどのキャラですが、あまり設定がない感じでもあります。
アンリ、スザンナとは親友で三人でよく帝都に出かけていたという設定があったのですが、傭兵時代の内容が長すぎて書けなかったですね。
未来に影響がある内容だけに絞ったというのもありますが、もう少しわちゃわちゃした感じの内容があっても良かったかもしれません。
なお、名前の由来は北欧神話に出てくる女神からとりました。
ウルズ、ベルダンディ、スクルドからちょっとずつ取り出して、三姉妹はウル、ベル、クルとなりました。
ちなみにディーンはオーディーン、ロックはロキ、ルートはトールという感じで決めました。
転生後はフェレスとルゼの娘であるノイラ。また三姉妹で生まれていますが、上二人の姉がどうなのかは言わなくても予想は出来る感じですかね。
今回はここまでです。次はレイヤとマナになると思います。




