「少女と魔族と聖剣と」あとがき その2
あとがきその2です。今回は主要メンバーの設定やら没ネタやらです。ネタバレを含みますのでご注意ください。
今回は主人公アンリ。
何度か書いておりますが、魔王様観察日記の初期案ではアンリが主人公でした。なので本編ではかなり優遇されている感じです。しかもスピンオフが出るほど。優遇っぷりが分かりやすいですね。
そしてスピンオフでは五歳から七十手前までの生涯を書いたのですが、たとえ年齢をいくつ重ねてもアンリはアンリのままでしたね。
本来ならしゃべり方とかも変えるべきなのですが、そこは作者の力量不足。ただ、変に別人のようになっても問題ですので、これはこれでいいのかなと思っております。
さて、そのアンリに関してはとくに補足は必要ないかなと思っています。作中に書けることはほとんど書いたので出ていない情報はあまりないんですよね。
なのでアンリの八大秘宝について。色々入れ替えがあった設定ではありますが、最終的には以下になっています。
魔剣七難八苦……愛用の木刀。
ジェット大王イカ……タコのようにお風呂を泳ぐ魔道具。危険。
パンドラ……アンリ専用の花の絵が描かれたお弁当箱。
ミミック……宝物を入れている箱。
ディープブルー……母であるマユラの形見で青い宝石。
逆鱗……ソドゴラ村の近くにある川で拾ったドラゴンの鱗。
ワンコ石……犬の形をした石。フェルのお土産。名前は初出。
アーティファクト……ヴァイアが作ったスマホ型魔道具。名前は初出。
最後の二つ以外は作中に出ているはずです。たぶん。
これに聖剣フェル・デレがあって九大秘宝だったのですが、国宝になったため、八大秘宝に戻りました。殿堂入りとかしていた時もありましたが、最終的にはこれになり、トラン王国の宝物庫に置かれています。
なお、没ネタですが、聖剣フェル・デレにはアンリの母であるマユラの魂が転生していたという設定がありました。
ただ、フェル・デレはフェルに対してあまりいい感情がないように本編もスピンオフも書いたので、ちょっと合わないかなと思い止めています。ちなみにアンリの父親であるザラスはほとんど設定がないです。ちょっと優柔不断な普通の王だったという設定のみでした。
というわけで今回はここまで。次回はスザンナ達主要な四人になると思います。




