反省会三 主要登場人物(閲覧注意:裏話、ネタバレを含みます)
登場人物に対する反省です。裏話や多大なネタバレを含みますので、閲覧にはご注意ください。よろしければ、スクロールしてお読みください。
・フェルについて
最初から最後まで不遇でしたね。最後くらいは明確に報われても良かった気がします。
でも、あれがフェルらしい、って思い、最後も邪魔が入る感じで終わらせてしまいました。いつか自分を許した魔王様と一緒に普通の人や魔族に戻り、結婚して子供を育てるという終わり方も考えてはいたのですが、どうもしっくりこないのであの形に。
そもそも魔王様は亡くなった奥さんをいまでも愛しているし、フェルは魔王様の肉親にそっくりなわけで、血のつながりは完全にないのですが、男女の関係にはならないでしょう。ですが、最後は読者の想像にお任せする最後だったので、どんな未来があってもいいかなとは思ってます。
フェルは主人公としてはそれなりに評価されたような気がします。
完璧な主人公ではないのですが、それなりに不遇であったため、応援されるような立場を得られたのかもしれません。少なくとも、悩んだり、グダグダしたりするようなところはなかったはずなので、それが良かったのでしょう。
ただ、周囲にとって都合のいい主人公って事になってしまったので、その辺りはマイナスかもしれません。もっと自分のために行動させてよかったかも。
・魔王様について
影が薄かったですね。七百話以上あるのに百話以上出ただろうか……?
タイトルでミスリードさせてたのに、出番が少ないため、タイトル詐欺っぽくなってしまったのは痛恨の極みです。タイトルの意味が変わる時まではもっと頻繁に出してあげるべきでした。
魔王様が活躍しすぎると、フェルの存在がいらなくなる可能性もあったので、できるだけ退場させていたのですが、なんかこう、フェルのヒモみたいな状態になってしまったような……難しすぎる。
もともと魔王様はフェルの脳内だけにいる存在というのを考えていました。活動報告か感想で教えて貰ったのですが、イマジナリーフレンドという言葉があるそうで、最初はそれに近いものでしたね。
魔王様観察日記の初期から二番目の構想では日記を検証している七人しか出てきません。その七人が日記の検証をしていくだけの物語でした。
そして日記に書かれている「魔王様」の存在が徐々に怪しくなっていき、本当に「魔王様」が存在するのか? 魔王とは日記の筆者ではないのだろうか? という流れを楽しんでもらう物語だったので、影が薄いのはその時の名残ですね。
もうちょっと活躍の場を与えた方が良かったと反省中です。
・イブについて
人を愛してしまった狂った機械とか、人になりたい機械っていうコンセプトだったのですが、単に嫌味な奴になった様な……?
色々と裏で手を回す感じの相手を演出したかったのですが、最後は力技でしたね。ラスボスの一つ手前のボスということで、予定よりも強くさせ過ぎたかも。
イブは管理者達がいる間は大人しくしていて、管理者の大半が休眠状態になってから本格的に動き出すのですが、管理者達全員じゃないとイブを倒せないくらいの強さにしてしまったので、その辺りに違和感がありますね。イブの行動の意味付けをもうちょっとしっかりしてあげるべきだったかもしれません。
・セラについて
出番は少ないのですが、主人公フェルのライバルです。フェルとほぼ同じ境遇でありながら、対極に位置する敵、というコンセプトでした。
反省点としては、セラの抱えていた問題が大きすぎて、閑話の検証メンバーの影が薄くなったことですかね。感想で、最後セラが全部持っていったと言われて、確かに、と思いました。
フェルを裏切るための理由付けが必要だったので、重めの問題を抱えさせたのですが、ちょっとやり過ぎたかもしれません。主人公はセラでいいじゃん的な事も言われました。
これはバランスが悪かったのでしょう。ライバルに重たい事情を乗せ過ぎたのは良くなかったです。主人公と同じくらいの事情じゃないと立場が逆転しちゃいますよね。
そんなわけで主要な登場人物の反省点をまとめました。次はサブの登場人物達を書くと思います。




