反省会一 タイトル、あらすじ、第一話
まず「タイトル」「あらすじ」「第一話」について。
いまどきの長いタイトルではないので、求心力が足りなかったのかもしれません。タイトルだけでどんな感じの内容なのか分かったほうが読んでもらえる可能性が高いですからね。せめて、サブタイトルに文章系タイトルを入れた方がよかったかも。
そもそも、なろうさんだけでも相当な数の物語があるわけで、その中から選ばれるには目立つしかない。日間に載れば目立つのでしょうけど、そこに行くまでが無理というかなんというか。
最近、長いタイトルを嫌う風潮もあるようですが、どんな意味でも目立つためには文章的なタイトルも必要なのかな、と思ったり。中身を読んでもらえなければ、面白いかどうかも分からないですからね。タイトルで敬遠される可能性もありますが、タイトルに無関心ではもっと困りますから。敬遠されても怖いもの見たさで読んでもらえる可能性はありそうです。
さて、タイトルをクリックしてもらっても、次のあらすじ、というか目次のページがこれまた問題。
個人的にエタってる作品や、更新間隔が数ヶ月の作品は遠慮してます。作者さんの都合もあるので、それが悪いと言う訳じゃなく、モヤモヤする時間が長いのが苦手でして、早く続きを! と思ってしまうんですよね。
他にもあらすじに書かれている内容によっては、一話を読まないという状況があるらしいです。まあ、ネットの情報ですので、本当かどうかは分かりませんが。
そして次は第一話。よく、「一話でブラバした」という言葉を目にすることがあると思いますが、一話読んで続きを読まずに、ブラウザバックしてしまう意味ですね。もしかしたら一話途中かもしれません。
これは作者からするとキツイですね。一話での引き込みがないとその先を読んでもらえない。Web小説ですし、無料ですから当然かもしれません。他にもいい作品は多いのですから、自分に合わないと思ったら別の作品に切り替える。時間は有限ですからそれは間違っていません。でも、キツイ。
なろうさんの場合、小説情報のアクセス解析で部分別を選ぶとそれが一目で分かります。第一話と第二話のアクセス数を見ると、自分の作品は大体、半分に……さらに第三話はさらに半分……。
推理小説は最初に死体を転がせという言葉があるらしいですが、まさにその通り。それくらいインパクトがないとダメっぽいです。終わりよければすべて良し。これは小説には通用しないみたいですね。もちろん、そんな状態でも最後まで読んでくださった皆さんには大変感謝しております。
かのスティーブンキングは冒頭の書き出し、その一文に何ヶ月もかけるそうです。それくらい大事なのでしょう。最初の一行で色々な情報を含んだ上に読者を引き付ける……難しくて熱が出そうです。
第一話が終わっても、Web小説は第二話、第三話も大事です。第四話まで読んでくれればその後も読んでもらえる可能性が高いですね。なのでそこまでに続きが気になる様に仕向けないといけない。
執筆というのは文章を書くことよりも、構成が大事なんじゃないかなって思うようになりました。映画でも、最初にインパクトのあるシーンを持ってきて、それに至るまでの話を続けるという手法が多いと思います。
もう一つの作品「少女と魔族と聖剣と」は、一応そんな感じで書いてみたのですが、上手くいったかどうかはわかりません。そもそもスピンオフなので、引き込み方が違うんですけども。




