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11 事前作業(職業体験)

どうも、ヤタヌスヲノヌスです。


今回で11話目の投稿となりましたね。


私は一話一話の文字数が少ないと思うので、なるべく早めのペースで投稿したいと思っています。


私情を挟み申し訳ありません。


11話目です!

どうぞ!

授業開始のチャイムが鳴った。


2時間目は1ヶ月後、つまり5月中旬に迫った職場訪問に向けて行く人数の調整等をするらしい。


皆がそれぞれ、どこへ行くなどと話している。


「因みに十騎はどこへ行きたいの?」


嬉しい事にハイ&ローゲームの効果でだいぶ惠鷹との距離が縮まったみたいだ。


まぁ、そらあんな事件が起これば親近感そのものとも言えるだろう。


「俺は行くとしたら産業会社かな。

いろんなものがあるから後から職業体験の感想とか書きやすいし。」


まてよ、この前いきなり襲われた時はアクチノール産業とかいう会社の人だったな。


ひょっとしたらこれは嫌な選択をしたのかもしれないな。



俺の意見を聞いた恵鷹は頷きながら言った。


「あー、確かに。

私もそうしようかな。」



こう言われたら是が非でも一緒に行きたい。


だから俺はさりげなく言った。


「それなら、さっき集まったメンバーで行こうよ。」


惠鷹はいいね!という笑顔を見せて、さっきの5人と集まり話始めた。



結局さっき集まった6人+浩銘安雄というやつと一緒になり、産業会社に行くことになった。


良かった良かった。


何か恵鷹と一緒になるために必死になってないか?俺。


まぁ、可愛い子と一緒になりたいのは男子の鉄則か。


それに、惠鷹からは何かヘンな意味じゃなくて凄いオーラが醸し出てるし。




っと、また貴志からメールが届いた。


題名は『アクチノールって結構ヤバイところっぽいよ』

だった。


そうか、俺があの鎖原って人に襲われた時に言わなかったっけ?



………………ゑ?






待て待て待て、待てぃ。


職業体験の産業会社ってアクチノールだったのか?!


これはまずい、みんなを巻き込む。


貴志から届いたメールには、アクチノール社の裏サイトのようなものにバイオ兵器開発や、新型ウィルスの開発など、悪い噂が立ち込めていたのである。


ますますヤバい。



そう言えばさっきトイレに行った時に理科室の前を通ったが、薬品、機械類には全てアクチノール社のロゴが貼ってあったな。


そもそも、学校側がそんな危険な噂のある所へまず行かせはしないだろう。


後で先生に聞いてみるか。


後は、浩銘安雄について少し探りを入れるか。


わざわざ6人いる中産業会社にした理由、気になる。


ましてやアクチノールだ。


流石に思い込みかもしれないが、もしかしたら協力者になるかもしれないからな。


何より仲良くなるための第一歩を踏み出すために。


まだどこに職業体験へ行くかでクラスがざわつく中、俺は先生の元へ向かった。


「どうしてアクチノールなんですか?」


永連先生は誰にもわからないくらい、小さく顔を歪めたが、俺はそれに気が付いた。


「それは不知火と関係が深いからよ。」


くそ、俺が欲しいのはそんな情報じゃない。


たが、活用はしよう。

「おかしいなぁ、この前俺を襲ったのはアクチノールの人間。

そこと関係深いってことはまさか先生そっち側の人間でしたか?」



今度は永連先生は皆にわかるくらい表情を変えた。


「私の問題はどうでも良いでしょ?

学校側から許可が出せるくらい安全なんでしょ?

アクチノールは。」



あぁ、大胆な予想は図星だったか。


先生ほどの方が…どうして。


まぁ、今ので疑問点がいくつか浮かんだ。


聞いてみるか。


「学校側が腐っていたら、どうでしょう?

アクチノールと関係が深いなら兵器開発や人害的なものに積極的に貢献していると聞きますが?」


永連先生は間の抜けた顔を演出で作った。


「は??」


小さくこのクソガキと呟いたのも聞こえたが、咎めはしなかった。



「まぁ、そろそろチャイム鳴るから席について。」


強制送還かよ。


この内容は授業後の休み時間で聞いてやる。

いかがでしたでしょうか??


今回はこの先どうなるのかが多少予想しやすくなってきたのではないでしょうか?


感想等お待ちしています!


ここまでお読みくださりありがとうございました!

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